2011年01月28日

必読本 第950冊目 1084(to-san ya-yo)トーサンヤーヨ

必読本 第950冊目

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1084(to-san ya-yo)トーサンヤーヨ

ビートたけし(著)

¥ 1,500(税込)

ネコ・パブリッシング

単行本: 322ページ

2010年9月15日 初版


●「ファモーソ」副編集長所ジョージ大推薦!!現実と非現実の世界を行き来する、ふたりの漫才師の掛け合いに涙せよ。

元祖毒舌漫才・ツービートのネタを、ありのままのカタチで収録。

●伝説のツービートのネタをそっくりそのまま収録した前作『漫才』の売上が

なぜか不振だったため、第2弾は、掟破りの秘策を採用。

村上春樹の、あの記録的大ベストセラーを完全にパクった

カバーデザインとタイトル。

作者まで、「村上春樹」の字体に似せた「材止泰衛」という謎の人物の設定。

書店で、村上氏本人の本だと、間違ってでも買ってもらいたいという、

あくどい魂胆が見え見えの超おバカな漫才本。

●本のサイズは、ちょうど「週刊ジャンプ」などの漫画誌と同じ。

紙質も似ていて、本文の字体も非常に大きいこともあり、

電車の中などでヒマな時間に読み飛ばすにはピッタリな本。

ただ、全編にわたって、放送禁止用語連発の、往年のたけしさんの

毒ガス攻撃が連発されており、笑いをこらえるのは困難です。

最近の芸能人の麻薬事件を茶化したネタを中心に、

腹の皮がよじれるぐらいに爆笑話が満載です。

人前では読まない方がよろしいでしょう。

ビートきよしさんの、変わらぬボケっぷり、絶妙な返しも、ファンにはたまりません。

●まあ、今回の本は、純粋に言えば、自己啓発書でも何でもないのですが、

たけしファン、ツービートファンはもとより、

最近何かイライラしがちな方、生活に笑いが少ない方、

スカッとストレス解消したい方に推薦したい本です。

前ページと最終ページには、超インチキくさい工作付録が2点もついており、

お得です

(女性の服の中でも何でも透視できるという「スケスケスコープ」と、

「3D名古屋城」です。どうせ誰も組み立てたりはしないでしょうが・・・笑)。

 

 ※【マストポイント】 は今回割愛致します。


【著者紹介】

ビートたけし
1947年東京生まれ。お笑いタレント、映画監督、俳優、東京藝術大学大学院映像研究科教授。テレビ番組、CM等に出演する一方、89年の初監督作品「その男、凶暴につき」以降、映画監督として精力的に作品を生み出している。98年に「HANA‐BI」でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、2003年「座頭市」でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞など受賞歴多数。



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2011年01月22日

必読本 第949冊目  正しく生きる 人として大切なことは何か

必読本 第949冊目

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正しく生きる 人として大切なことは何か

鍵山 秀三郎(著)

¥ 1,575(税込)

アスコム

単行本: 187ページ

2010年12月1日 初版


●ちょっとした「思いやり」と「気遣い」が世の中に満ちていけば、

穏やかに暮らせる社会が実現する。

イエローハット創業者で、掃除道を日本中に広めた著者が語る、

人生を豊かに生きる哲学の集大成。 

●私が、存命の方の中で、最も敬愛している人物と言っても過言ではない、

鍵山秀三郎さんの昨年12月に発売されたばかりの最新刊。

全く初めての出版社からの本である。

●例によって、平易な文章ながら、語られる言葉の数々は、

心にズシンと響くような教訓的なものが多く、

読むほどに、「はたして、自分は、鍵山先生が語られているようなことを

実践できているだろうか?」と自省を迫られます。

「品格ある生き方」を述べた第1章、「自分を磨くためにできること」を述べた第2章、

「志を持つ生き方」を述べた第5章は、特に秀逸で、

繰り返し読み返したいものです。

最近の活動を紹介する写真が数多く収められているのもうれしい配慮です。

●氏の代名詞である「掃除」の意義を語った部分は、当然沢山出てくるのですが、

長年のファンとしてちょっと新鮮に感じたのは、

「お金の使い方」に関して、特に重点的に述べた第3章です。

誰もが日常的に使っているクレジットカードが、金銭感覚を麻痺させる根源である。

我慢することをやめて、楽しみを先取りするようなクレジットカード的消費を続けていると、

いつになっても心の平安は得られないと喝破した部分は、

私を含めて、物欲に縛られている人々には、特に耳の痛い言葉ではないでしょうか。

●年がら年中、掃除ばかりしているというイメージが浸透している鍵山さんですが、

時には、映画、芝居、読書などの娯楽も大いに楽しんでいると語っているところも、

既刊本にはあまりなかった新奇な部分です。

膨大な枚数のハガキを書き続けることになったきっかけ、

独立当初、何も有利な条件のない八方塞がりの状態の時に、

どのような工夫をして商売を発展させていったのかを具体的に述べた部分なども、

ファンにはあまり知られてないことで、読んでいて勉強になりました。

●PHP、致知出版社などの昔から鍵山さんと縁がある大手の出版社と比べ、

新興の出版社から出された鍵山さんの本は、

何か鍵山さんのネームバリューだけを当てにして出した、

時に薄っぺらな内容に終始してしまうことがあるのですが、

本書は、エッセイを読んでいるかのような読みやすい文体ながら、

人として大切なことが手際良くまとめられている良書です。

大人に限らず、中高生にも読んでほしい、

心を鍛えるには格好の書です。

 

 【マストポイント】

@「そもそも人間は、自分が見ていることより、

見えてないことや見てないことの方が多いものです。

自分が見た、聞いたことは世の中のごく一部であって、

それ以外のことのほうがはるかに大きい。

その当たり前のことに対して配慮が行き渡らない人が、

いまの世の中には多すぎます。

『自分が知っていることがすべて』『自分はほとんど知っている』というのは、

単なる思い込みにすぎません。

そんな思い上がった人が生まれてしまう原因が、行きすぎた能力重視にあるのです」

A「買い物の一番の基本は、『持てるお金の範囲で使う』ということです。

これはとても単純なことです。

持っていなければ使いたくても使えないので、

必然的に倹約が出来ます。

ほしいものが買えるだけのお金がなければ、貯めればいいのです。

それがおかしくなったのは、アメリカ人がクレジット社会を始めたからです。

いま買えるお金をもっていなくても、クレジットカードを持っていさえすれば、

すぐに買うことができるというのは、『どこかおかしい』と疑ってかかるべきでしょう」

B「『凡事徹底』というのは、文字通り『平凡なことを徹底して実践すること』を指します。

誰もが当たり前だと思うようなことでも、徹底して行えば素晴らしいことになり、

なにかが変わります。

一つのところに命がけで当たれば、平凡なことも非凡なことになるわけです。

さらに、その『平凡×徹底』を継続すれば、非凡を超えて『超非凡』となります。

数学の公式のように書けば次のようになります。

超非凡=平凡×徹底×継続

この公式はある意味で、“人生を正しく生きる”ための方程式と呼ぶこともできるでしょう」 

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

鍵山 秀三郎
昭和8年、東京生まれ。昭和27年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28年、上京して自動車用品会社デトロイト商会に入社する。昭和36年、独立してローヤルを創業。当初は、自転車1台の行商からスタートした。平成9年、東証第一部上場とともに、社名をイエローハットに変更。平成10年、同社取締役相談役となる。平成20年、取締役を辞任。創業以来続けている掃除に共鳴する人が増え、平成5年に「日本を美しくする会」を発足。その後、「日本を美しくする会・各地区掃除に学ぶ会」として国内外に広がり、国内120カ所以上、海外にも4カ所が登録されている。

日本を美しくする会HP http://www.souji.jp/

ラベル:鍵山秀三郎

2011年01月20日

必読本 第948冊目 Kitano par Kitano 北野武による「たけし」

必読本 第948冊目

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Kitano par Kitano 北野武による「たけし」

北野武(著), ミシェル・テマン(著), 松本百合子(翻訳)

¥ 1,680

早川書房

単行本: 357ページ

2010年7月10日 初版


●栄光と挫折、家族、女、映画、メディア、政治、裏社会、そして日本の未来について。

フランスの敏腕ジャーナリストによる5年にわたる徹底取材に、北野武がすべてを「告白」した。

「世界のキタノ」の知られざる内面をえぐる迫真のドキュメント。

●サザンのアルバムタイトルでも有名な東京都港区キラー通りで、

たまたま近所に住んでいるという縁により、日本の大スター北野武と出会ったフランス人ジャーナリスト。

異国人のインタビューの申し出を、たけしさんは快諾する。

インタビューの実現には2年も待たされるが、一旦開始されてからは、

旧知の間柄のように、様々な話を遠慮なく披露してくれる。

 5年にも渡る交流の中で、たけしさんは、生い立ちから、

テレビ界、映画作品、絵画、女、カネ、日本の問題点などを赤裸々に語っていく。

我が国のマスコミでもなかなか語られない、

「北野武」「ビートたけし」の実像に迫った傑作翻訳本。

●たけしさんは、映画監督として海外の有名な映画賞を沢山受賞してから、

欧米、特にイタリア人、フランス人の知己が格段に増えたようですが、

この本のインタビューを行った著者にも、あたかも、小学校時代からの親友に対するかのように、

レストランで高級なワインを気前よく何本も振る舞ったり、

よっぽど気の置けない親友以外は招き入れないはずの自宅まで招待したりなど、

下にも置かない歓待ぶりでもてなす。

完全に相手のことを信用していなければできるものではない。

詳細は記されてないが、おそらく、レストランで行われたインタビューでの勘定も、

ほとんど、たけしさんが支払っていたはずだろう。

フランス人ジャーナリストの質問を逐一同時通訳していったのは、

たけしさんの弟子として、たびたびテレビにも登場する、あのゾマホンさんです。

●たけしさん関連の本は、このブログでもかなりの数を紹介してきましたが、

既刊本でもほとんど語られていない意外なエピソード、

あまり口外したくなかっただろう悲しき秘話がかなり出てくることにまず驚かされる。

個人的には、少し成功してから浅草の師匠深見千三郎の元に凱旋し、

御馳走を振る舞って小遣いまで渡したのだが、泥酔した師匠は、

その小遣い銭で買ったタバコの不始末が原因で火事を起こし、悲しくも焼死してしまう。

自分の好意がアダになり、師匠を失ってしまったという自責の念に

いまだに苦しんでいるということや、

世界の黒澤明に見初められ、色々と貴重な品を贈られたり、教えを授けられたりしたので、

いまだに感謝をしているという話や、

若い頃、相性ピッタリの運命の女性に出会うが、なぜか別れてしまったという話が特に印象に残った。

世間を驚かせた、例のフライデー事件、バイク事故の詳細にも突っ込んで語られております。

 政治、経済、マスコミなど、日本社会は、あらゆる部分で、闇勢力が糸を引いていて、

その影響力を無視することは絶対にできないということを語った部分にも

非常に興味を引かれました。

ワインのほろ酔い加減もあるのか、

たけしさんは、本当に細かいことまで、遠慮なく語り尽くしております。

●又、最新作の「アウトレイジ」以外の、

すべての監督作品や、出演作品の裏話、思いを大胆に語ったという意味では、

「キタノ映画」を知る上での、一級の資料ともなりえる本です。

特に紙数が多く割かれております。

ただ、本書の唯一と言っていい難点は、翻訳本ではよくありがちなことですが、

原書から一部割愛されている箇所があるらしいということです。

個人的には、同時代のお笑いのライバルである、

さんま、タモリ、ドリフ、萩本欽一などへのたけしさんなりの見方についても

聞いてみたかったという思いがあります。

先日逝去された、「ひょうきん族」のプロデューサー横澤彪さんや、

テリー伊藤、高田文夫、自分の2人の子供への言及がなかった(あるいは、少なかった)のも残念です。

●結論として言えば、

数奇な生い立ちに改めて感動するとともに、

相も変わらないたけしさんの勉強熱心さ、博覧強記ぶりに溜息が漏れるような本です。

たけしファンであるなしに関わらず、文句なく楽しめます。

テレビでは毎日のようにハチャメチャなことばかりして笑いをとっているたけしさんですが、

現代最高のインテリ、偉人の一人であることを、読後は痛切に思い知らされますね。

文化大臣としての国政参加を裏では引きも切らずに要請されているようですが、

晩年はどんな姿で世間に名を轟かすのでしょうか。

大いに期待が持たれます。

 

 【マストポイント】

@「ぱっと見でみんなが好きになるようなおネエちゃんているじゃない。

そういう子とつきあいたいと思ったことは一度もないね。

あと、家柄の良い子ともね。つきあったとしたら、めちゃくちゃ退屈だったろうね。

俺はいつも自分と同じような生まれの娘たちとつきあってた。

たぶん親から、『自分にふさわしくない欲望は持ったらいけない』って言われて育ったからだと思うよ」

A「たしかに、俺は金を稼いでいる、すっごいでかいカネを稼いでいるけど、

ほとんどがテレビから。画面にいっぱい登場することで、大金を得ているわけ。

なんたって民放のセットやスタジオに、一週間ほとんど出ずっぱりなんだから。

でも、まったく疲れないね。どの仕事も楽しんでやってる。

仕事中毒だね。でも、自分を止められない。

テレビは、不安から解放してくれるドラッグみたいなもんだから」

B「これは心から望んでることだけど、

日本人はもっと個人個人が自分で判断する感覚っていうのを磨いていかないと

だめだと思うんだ。もっと自分自身で考えなきゃ。

それができないで、いつまでも外国人の考えたり言ったりすることに頼り切っていると、

いつか植民地になっちゃうよ」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

北野 武
1947年1月18日、東京生まれ。映画監督、俳優、コメディアン。浅草フランス座での修業時代を経て、漫才コンビ、ツービートを結成。漫才ブームを牽引し、テレビ界での地歩を確立した。1989年に映画界に進出、『その男、凶暴につき』で鮮烈な監督デビューを飾る。その後、次々と刺激的な作品を発表し、世界各国で高い評価を受ける。『ソナチネ』(1993)はイギリス国営放送BBCの「21世紀に残したい映画100本」に選出。『HANA‐BI』(1998)がベネチア国際映画祭金獅子賞、『座頭市』(2003)が同映画祭銀獅子賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝く。

ミシェル・テマン
ジャーナリスト。フランスの日刊紙リベラシオンの日本特派員。 

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2011年01月18日

必読本 第947冊目 スピーチの天才100人 達人に学ぶ人を動かす話し方

必読本 第947冊目

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スピーチの天才100人 達人に学ぶ人を動かす話し方

サイモン・マイヤー(著), ジェレミー・コウルディ(著), 池村千秋(翻訳)

¥ 1,890

阪急コミュニケーションズ

単行本: 376ページ

2010年10月29日 初版


●力強い言葉と巧みなコミュニケーション力で、人々の心を鼓舞し、

社会に大きな影響を与えた名演説家たち。

スピーチの組み立て方から言葉の選び方、表現の仕方まで、

達人たちの“人を動かす”話し方のテクニックを徹底解説。

力のあるスピーチは聞き手の思考に火をつける!人々の心を鼓舞し、

社会に大きな影響を与えた名演説家たちのテクニック。

●本書は、古今東西の有名人100人の名スピーチをはじめに提示し、

そのスピーチがなぜ優れているのか、影響力を持つのかを、

すぐ後半部分でわかりやすく解説してくれるという内容の、スピーチ術を磨くための本である。

●この本が一風変わっているのは、

「スピーチの天才」として採用された100人の中に、

アリストテレス、ガンジー、ナポレオン、マーチン・ルーサー・キングなどという

この手の本に必ず出てくるだろう定番の偉人に交じって、

我が国元首相小泉純一郎、ハリウッド俳優のジョージ・クルーニー、エイドリアン・ブロディ、

IT業界の巨人であるアップルのスティーブ・ジョブズ、マイクロソフトのビル・ゲイツなど、

存命の現代の有名人の言葉も選ばれているなど、バラエティ豊かであるということがある。

アメリカ歴代の有名な大統領、ワシントン、リンカーン、ケネディ、レーガンなどの名文句とそのテクニックも

押さえられている一方(オバマ現大統領ももちろん収録されております)、

巧みな言辞を弄し、独特の派手なパフォーマンスで、自国のみならず世界中を恐怖のどん底に突き落とした

ヒトラーのスピーチテクニックの秘密まであえて収録、解説されているのは、

詐欺、悪質商法、インチキ宗教などで狡猾に弁舌を弄する悪人たちがますます世の中に多いことを考えますと、

大いに意味があることだと思います。

●人前で話をするということを苦手とされている方は少なくないことでしょう。

本書を通読しますと、自信満々に喋っている大統領の名演説が、

実は、自分で作成したものではなく、それを専門としているスピーチライターが練りに練った文章を

喋っているだけであることがわかったり、

あたかもアドリブで喋っているかのように自然に出てきた名文句やその語り口が、

実は、事前に鏡の前で何度も繰り返された努力の結晶であることがわかったりなど、

裏側では、偉人であっても、秘かに様々な準備と練習を重ねていることを知ることができます。

行き当たりばったりでプレゼンやスピーチをしていつも失敗していた方は、

目からウロコが落ちる様なテクニックの数々をそこかしこに見つけることができるはずです。

●本嫌いの人にとっては、尻込みしてしまいそうなやや分厚い本ですが、

一旦読み始めると、平易な内容もあって、意外にすんなりと読破できます。

スピーチ本としても名言集としてもおススメの本です。

 

 【マストポイント】

@「国民のみなさん、国があなたのためになにをしてくれるかではなく、

あなたが国のためになにができるかを問おうではありませんか」

(ジョン・F・ケネディ(元アメリカ大統領)。大統領演説。1961年1月20日。ワシントン)

A「私たちが恐れるべきものは、恐れという感情そのものだけです・・・・・

私たちの役割は、誰かに与えられるのを待つことではなく、

自分自身と同胞たちに自ら与えることです。

そのことを学び取れれば、私たちがこの暗い日々に支払う数々の代償も、

無駄ではなかったことになります」

 (フランクリン・ルーズベルト(元アメリカ大統領)。一期目の大統領就任演説。1933年3月4日。ワシントン)

B「私たちが求めているのは、言葉ではない。

私たちが求めているのは、行動です」

(セサール・チャべス(労働運動指導者)。第2回メキシコ会議でのスピーチ。1968年3月10日。サクラメント)

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

サイモン・マイヤー
スピーチ・コミュニケーションのエキスパート。イギリスを中心に世界の有力企業でスピーチやプレゼンを指導するほか、スピーチライターとして企業幹部や政治家のスピーチ原稿の執筆を担当している。大手広告代理店サーチ&サーチ・グループ傘下のイベント企画・運営会社ICMの社長など、PR業界で数々の要職を歴任。

ジェレミー・コウルディ
国際的に活躍するエグゼクティブ・コーチ。イギリスを拠点に、IBM、シティグループ、ロンドン・ビジネススクールなどの有力企業・団体の依頼を受けて、幹部の指導を行っている。エコノミスト誌の発行母体であるエコノミスト・グループの元上級副社長。著書多数。

2011年01月15日

必読本 第946冊目 成功は一日で捨て去れ 

必読本 第946冊目

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成功は一日で捨て去れ

柳井 正(著)

¥ 1,470

新潮社

単行本: 238ページ

2009年10月15日 初版


●ユニクロは、いかに「最大の危機」に対峙し、世界一を目指す組織を作り上げていったのか?

その「安定志向」が会社を滅ぼす―現状を否定し、社内改革への挑戦を続けるユニクロ。

経営トップが明かす悪戦苦闘の記録。 

●この大不景気の世の中、数少ない「勝ち組」企業として世間の注目を浴び続けるユニクロ。

その総帥である柳井正の、2004年から2009年までのユニクロの取り組み、自らの思いを

忌憚なく綴った奮闘記である。

大ベストセラーになった「一勝九敗」が2003年に出版されましたので、

その後のユニクロの成長ぶりを知るには格好の書物です。

●自ら筆を取ったのか、口述したものをライターが改めて文字に起こしたものなのか

定かではないが、とにかく文体は流麗で読みやすい。

240ページあまりだが、内容の面白さもあって、読み始めたら一気に読破できる。

柳井さんは、あまたのビジネス本を渉猟する読書家としても有名ですが、

最近話題のドラッカーや、松下幸之助、藤田田などの本から、

どのような知恵を吸収してきたのかを綴った個所が何か所も出てきますが、

有名人のビジネス書の活用の仕方を知る上で、非常に参考になります。

柳井さんは朝7時に出社し、夕方5時には退社するというタイムスケジュールであると

本文にありますが、無駄なパーティーや接待などに出ることを嫌い、

帰宅後は一人静かに読書することを好むような習慣が定着しているのでしょう。

そうでなければ、これほど多忙な人が、日常的に数多くの書物を読みこなすことなど出来ないはず。

●「安定」を目指した時点で衰退につながるという信念のもと、

著者はM&Aを大胆に展開したり、一つの大ヒット商品に安住せず、次のヒット商品を模索し続けたりなど、常に前進を続ける。

人材の育成、ヒット商品の出し方、立地や店舗開発、ライバル企業との攻防戦、海外展開の仕方など、

我々中小の人間にもヒントになる話が満載です。

●テレビなどでその姿を拝見すると、笑顔をほとんど見せず、

クールに物事を評価、処理していく冷徹なタイプの経営者に見えることが多いですが

(この点、親交の深いソフトバンク孫正義さんが表情豊かなのとは対極に位置するでしょう)、

 失敗した点、ダメだった点も包み隠さず素直に開陳し、

ヒット商品が出たり、世間一般から見たら業績が絶好調の時であっても、

決して有頂天になったりせず、冷静に事態の推移を観察するなど、

やはり、タダモノではないなと驚嘆させられます。

それ相当の年輪を重ねた経営者だけのことはあり、

ポッと出のIT若手経営者などは及びもつかないような深い知識と経験が蓄積されているなと

思わされますね。

●この本は、2009年と、ちょっと前に出た本ですが、

今の時節に合っているなという意味で、是非指摘しておきたいことが、

各章の末尾に、2004年から2009年までの、正月に全社員に向けて送るという

「新年の抱負」が掲載されているということ。

これは、別にユニクロ関係者やアパレル業界の人に限らず、

非常に元気を与えてくれるもので、正月ボケ、普段のだらけた生活に逆戻りしている人には

是非精読していただきたい。

手綱を締め直そうという気持ちに間違いなくさせられます。

巻末の社訓や略年表も、ユニクロの全体像をおさらいするという意味で

是非有効利用したいものです。

柳井さんの本は、今まで、あまり読んでこなかったのですが、

かなり肌に合いそうな感触を得たので、これからも続々と紹介する予定です。

 【マストポイント】

@「日本の経営者は『会社は社員のためにある』と言う人が結構多い。

これは本末転倒である。また、アメリカの経営者は『会社は株主のためにある』とよく言う。

これもあり得ない。

やはり会社は『お客様のため』に存在するのが本質だ。

株主のためや社員のため、もっとひどいのは経営者のため、そんなことはあり得ない。

会社というのは、お客様に商品を売り、サービスを提供して、それに対しお客様がおカネを払ってくれる、

収益という見返りを得る受益者である。そこに会社の役割と意味があると思う。

いま世の中全体が不景気のせいもあるが、元気のない経営者が多い。

他人のせいばかりにして経営者自身がまったく動こうとしていない。

お客様のために何ができるかを常に一生懸命考えて、自らが率先してひるまず実行するべきだ」

A「我が社には、成功の方程式なるものはまったくないばかりか、

現場主義を徹底的に磨きこむという地道な作業が尊ばれる。

社員ひとりひとりがもっとよく考えて、すぐに実行していくという経験値の積み重ねのようなものが、

現状のブレークスルーにつながっていく。

よく、机上の空論で、いろいろなことを分析したり論理的に考えたりするけれども、

それが上滑りすると、結局ブレークスルーはしない。

感情の生き物としての人間である社員が、苦しんで、苦しんで、苦しんで、

その挙句に最終的にやっとブレークスルーするものなのだ」

B「企業経営は、何でも実際にやってみないと分からないことが多い。

完全なものができるまで待っていたら、何にもできない。

自分の会社や事業として、単純に『こんなことがしたい』のではなく、

常に『どうあるべきか』を考えて決断しなくてはならない。

多くの人が、自分に果たしてできるのだろうか、自分には能力がないのではないか、

こんなことよりも自分は別のことをしたほうがいいのではないか、などと思い悩む。

それで大失敗するのだ。

世間とか世の中は自分よりももっとずっと大きな存在なので、

自分の都合などは聞いてくれない。

社会的に必然性がなければ失敗する。

社会がその事業を要求するから成功するわけで、本当は何も思い悩む必要などないのだ。

やってみて失敗だったと気づいたら、それを素直に失敗と認め、すぐに変更していけばいい」

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

柳井 正
1949(昭和24)年2月、山口県宇部市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。ジャスコを経て、72年、父親の経営する小郡商事に入社。84年、カジュアルウェアの小売店「ユニクロ」の第1号店を広島市に出店し、同年社長に就任する。91年に社名をファーストリテイリングに変更。94年広島証券取引所に上場し、97年東証第2部に上場。99年2月には東証第1部に上場を果たした。2002年11月に一旦は代表取締役会長となるも、05年9月、再び社長に復帰する。

 

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2011年01月07日

日々の気づき 360 【やっぱり服装は大事】

日々の気づき 360 【やっぱり服装は大事ブティック


●最近、自分のことを含めて痛感することだが、

やはり、外出する時、人と会う時の服装は、

充分注意を払い、オシャレに徹した方が良いということです。

●正月明けの東京はこの冬一番という寒さですが、

手前味噌だが、外出時には、マッキントッシュのトレンチコートか

グローバーオールのダッフルコートに、

帽子はCA4LAの黒の中折れ帽を被っております。

イメージ的には、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガードに近いかと思います。

やはり、きちんとした外套でビシッと決めていると、

他人が感じる印象が抜群に違うことを自覚します。

別に私はお金持ちでも、一流企業の社長でも、有名人でもないですが、

服装をきちんと決めているだけで、

出先の人の対応が格段に丁寧になるのは、笑ってしまうほどです

(一方、ユニクロの着古した服装などで外出した時には、

ほぼ間違いなく、買い物先の人の対応はあまり良くない)。

●今から考えたら赤面モノですが、

以前、何度バイトの面接に行っても不採用の時期が続いたことがある。

面接時に特に大きなミスをしたわけでもないのに、

なぜこんなに不採用が続いたのかよくよく分析してみると、

ネクタイ、スーツで面接に行かず、

(それなりに小ギレイなファッションだったが)

カジュアルな普段着で面接に行っていたことにあった。

それを改めてからは程なくして採用されるようになった。

●ちょっとした買い物に行く時でも、

寝起きのスウェット、ジャージのような格好で

恥ずかしげもなく外出している人がいますが、

そのことだけで、その人の印象、人間性は格段に悪くなります。

外では、誰に会ったり、見られたりしているかわかったものではありません。

別に高級なもの、ブランド品で身を固める必要は更々ないです。

相手から気持ちよく応対してもらったり、

それ相当のリターンを得たいと思うならば、

服装、外見をビシっと決めていくのが、人間関係として最も基本的だし、

効果が高いということです。

顔や体型などのルックスが、人並以下だとコンプレックスを感じている人でも、

服装をビシッと決めているだけで、そんな欠点は容易に補填されます。





posted by miura at 19:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の気づき・旅日記・その他告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月06日

必読本 第945冊目 自分でパパッとできるはじめての飲食店開業&経営 (CD-ROM付)

必読本 第945冊目

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自分でパパッとできるはじめての飲食店開業&経営 (CD-ROM付)

TRM繁盛経営研究所 斉藤俊成(著)

¥ 1,890

翔泳社

単行本: 288ページ

2008年7月14日 初版


●開業&経営に必要なノウハウを1冊にまとめた。

本書は、「基礎知識編」「開業編」「経営編」「店舗改善&2号店編」の4部構成。

初心者にも分かりやすいように、各フローでやるべきことを順を追って解説している。

また、損益計算書や顧客アンケートなど、開業&経営に役立つ帳票245点をCD‐ROMに完全収録。

●近年発売された飲食業開業本の中では、特に評価が高い本。

3年前の本だが、アマゾンでも高い人気を維持している。

著者のHPによれば、中国語訳され、台湾でも発売されているとのこと。

●冒頭記したように、全体は、「基礎知識編」「開業編」「経営編」「店舗改善&2号店編」の4部構成に

分かれ、個人が飲食店を開業、経営するためのポイントが丁寧にまとめられている。

開業前の準備から実際に開業までこぎつけるまでの内容が順序立てて解説されているので、

飲食店経営に必要なノウハウを過不足なく押さえることができる。

欄外のコラム、図表類にも有用な情報が散りばめられている。

●一通りパラパラとめくってみればわかるが、

これ以上何の知識が必要なの?と言えるぐらいに情報量は圧倒的で、

下手なコンサルタントに頼むよりも、

本書を熟読した方がよっぽど効果があるのではと思わされる。

飲食店で必要になる各種帳票類が満載されたおまけのCD−ROMもお得で、

これで定価1,890円(税込)は超バーゲン価格である。

著者は、今のところ、これ一冊しか著書を出していないようだが、

こんな秀逸な本を出版してしまったら、自分へのコンサルティングの依頼が

来ないんじゃないかと、余計な心配をしてしまうぐらいに完成度の高い本だ。

●類書と比べると、情報が比較的に新鮮にもかかわらず

長きに耐える普遍性を持っていること、

膨大な内容にもかかわらず、まとめ方が良くて読みやすいこと、

必要な知識が一冊に凝縮されていて、読書する時間が少ない人に

向いていることなどの理由で、

飲食店開業希望者は絶対に買うべき一冊。

事典的な使い方をしがちな本だが、

繰り返し読み込んで、いちいち本書の内容を参照しなくてもよいぐらいに

頭に叩き込んでおきたい。

最近、不景気風に泣かされている飲食店経営者も、

基本や原点に立ち戻れるという意味で手元に置いておきたい。

 【マストポイント】

【成功のための7つの心がけ】

1、顧客思考

仕事の評価は人がする。顧客の支持こそ仕事の成果。

2、理念・信念

目的と手段を間違えるな。理念実現のためにすべては存在する。

3、できることはすぐにやる。

今というときはもう帰ってこない。今やれることに全力で取り組む。

4、決断力

保留しない。曖昧にしない。今できる最善の決断をし続ける。

5、あきらめるな。

困難は自己の成長に欠かせない。ここを乗り越えれば必ず成功が待っている。

6、手を抜かない。

常に最善を尽くせ。ベストを尽くせ。手抜きは人と自分を裏切る行為。

7、必ず成功できる。

どんなときも成功を信じ、成功を思い描く。それが成功への一番の近道

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

斉藤 俊成
TRM繁盛経営研究所代表。1991年、ロイヤル株式会社入社。その後、FC多店舗展開企業、外食コンサルティング会社、小規模飲食企業経営幹部などを経て、2006年に飲食店コンサルティング事務所「TRM繁盛経営研究所」を設立。日本全国200店舗以上、あらゆる業種・業態の飲食店開業および経営再建に携わる。現在も飲食店の現場指導のほか、各種セミナーやフードコーディナー育成講師として活躍中。独自の小規模飲食店繁盛法を活用した、中小・個人飲食店の開業支援コンサルティングを得意としている。

著者ホームページ http://www.hanjouken.com/

ラベル:斉藤俊成
posted by miura at 15:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

日々の気づき 359 【年頭は、習慣化するための千載一遇のチャンスだ】

日々の気づき 359

【年頭は、習慣化するための千載一遇のチャンスだ新月



●今回のテーマは自戒を込めて書きたいのですが、

今年から継続して行いたい習慣があれば、

今現在の年頭の内に、「クセづける」ことが肝心だ、ということです。

●ダイエット、読書、日記、ウォーキングなど、

誰もが習慣化したいにも関わらず、3日坊主で終わってしまい、

歯がゆい思いをしている事は多いことでしょう。

これらは、七草がゆが来る前の今の内に、

断固として継続すると、決めてしまうことが肝心です。

年が変わったというのは、リニューアルするための、

他にはない最高のチェンジの時期として是非とも利用するべきです。

●習慣化させるためのコツは、巷間、色々な方法が唱えられておりますが、

やはり、苦痛を伴わず、あたかも毎日行っている

歯磨き、入浴、食事などと同じように、ごく自然な形でスムーズに行うことが

できるように、「仕組み化」するに限ります。

●具体的に言えば、起床後はまず第一にトイレに行くことが多いかと

思いますが、起床後一発目にやることを「トイレ掃除」と決めてしまう。

用を足す前に、トイレ掃除をするためのブラシと洗浄剤を持つと毎回「仕組み化」してしまえば、

何の苦痛もなく、効用大きいトイレ掃除を習慣化することが可能となるでしょう。

今話題の「トイレの神様」を目覚まし時計代わりの音楽に設定するというのも手でしょう。

●もっと痩せたい、健康になりたいという方ならば、

起きてすぐに、全裸になって体重計に乗ることを習慣化させてしまう。

あるいは、起きてすぐ、ラジオ体操するということを習慣化する

(NHK地上波では、毎日午前6時半あたりでラジオ体操を放映しているが、

別にその時間に起床する時間を合わせる必要性はない。

録画したり、ユーチューブでもあるので、それを見ながらやればよい)。

●日記をつけるならば、

毎晩寝る前の儀式を、手帳に一言日記をつけるということを

今の内に習慣づける。

これぐらいならば、誰もがさほど苦痛を伴わず

継続することが可能でしょう。

●又、「何もいいことがない一年」にしたくないならば、

断固として、この年頭の間に、習慣化させたいことを継続するように決意するに限ります。

神社参拝、占いなど、他力本願のことに依存するよりも、よっぽど効果てきめんです。


posted by miura at 22:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の気づき・旅日記・その他告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

日々の気づき 358 【飲み屋のお姉ちゃんは、悪いけどあんたのことなんて何とも思っていない】

日々の気づき 358 

【飲み屋のお姉ちゃんは、悪いけどあんたのことなんて何とも思っていない失恋



●知り合いに、キャバクラにハマっている人(20代前半。独身。彼女なし)がいる。

その手のお姉ちゃんがいるお店で、一晩で5〜6万円使ったと

臆面もなく豪語することがある。

ハッキリ言って、風俗に使う金額だ。

どうしたら、この不景気の世の中、そんな大盤振る舞いが出来るのか。

●極度の人見知りで、特に女性が苦手な私は、

その手の店に客として行った経験がほぼ皆無だが、

やんごとなき事情で、昔、そこで短期間バイトをしていた経験がある。

その時に直に目にしたキャバクラ嬢たちの裏の姿がいまだに頭から離れず、

その時以来、その手のお店には全く行く気になれない。

●結論から言うと、彼女たちは、短時間で効率的に高収入を得られるので

そういうお店に働きにきているわけで、

ほぼ100%、客の男性と懇ろな関係になりたいという理由で、

そういうお店に働きに来ているわけではない。

特に、自分のルックス、収入が人並以下の男性は、

大いに謙虚になって、その手の女性が本気で俺に惚れているなどとは

間違っても考えてはいけない。

●そういうお店に好んで来ているお客は、

普段の日常生活ではほぼ出会うことが困難な

キレイどころのお姉ちゃんを横に侍らせて、

いい気分でお酒を飲みたい、場合によっては、

酒の勢いに任せてボディタッチを行いたい、

甚だしい場合は、店外デートまで持ち込んでホテルへのチェックイン、

自分だけの彼女にしたいという下心を大いに持っているだろうが、

勘違いしてはいけない。

●キャバ嬢のメールアドレス、電話番号をゲットし、相手から連絡が来たぐらいで

喜んでいたら、飛んだ笑い者である。

客の男性は、キレイなお姉ちゃんから思わせぶりなメールが来て、

小躍りせんばかりに喜んでいるのだろうが、

そのキャバ嬢は、同様な行為を、他の数多くのお客に対しても同時並行的に行っている。

それも、ごく当たり前の事務的な行為として行っている。

男から見たら1対1の恋愛関係だと思いたいだろうが、

キャバ嬢から見たら1対多数の関係性でしかない。

つまり、その客は多くの“金づる”の中のワンオブゼムでしかない、ということだ。

メールや電話を欠かさないのは、自分の収入を上げるための、単なる営業活動でしかない。

●彼女たちの技量は、よく言われるように、

いかにもデートをさせてあげる、彼女になってあげてもいいよ的なムードを

客の男性に漂わせながら、ずっとその願望を叶えてあげず、

いかに長期にわたって、自分にお金を落とさせるかにかかっている。

電話でいかにも「無事に帰宅しました?又遊びに来てね」と甘い声で囁かれても、

実はその場はキャバクラの控室で、声を殺した同僚たちが周りを囲み、

電話を切った瞬間に、

「又、あのスケベ親父から電話が来たよ」と一同から嘲笑されているというケースさえ少なくない。

お客が退店した瞬間、表情を一変させ、

「あの客、ホントムカつく」と、ボーイや店長に不満をぶちまけているケースもよく見たものだ

(酔っぱらって非紳士的な言動をキャバ嬢に行った客は、

ほぼ100%、裏ではボロクソに言われ、蛇蠍のように嫌われている。

逆に言えば、そういうお店で、セクハラ的な行為を一切行わず、

紳士的な振る舞いを終始徹底させれば、キャバ嬢に対する印象は非常に良くなり、

その他大勢の下心丸出しのスケベな客よりも、頭一つリードすることができる、とも言える)。

●今、自分では制御がきかないほどに、キャバクラ系のお店にハマり、

浪費を重ねている諸兄は、そのあたりの事情を大いに反省したほうがよい。

ケータイ電話だって、店から持たされている営業用のものであることも少なくない。

電話番号ゲットしたぐらいで喜んでいたら、その内、底なし沼へまっしぐらだ。



posted by miura at 14:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の気づき・旅日記・その他告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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