2011年08月29日

必読本 第999冊目 40歳からのモテる技術

必読本 第999冊目

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40歳からのモテる技術

青木一郎

¥ 1,680

阪急コミュニケーションズ

単行本(ソフトカバー): 288ページ

2010年10月16日 初版

 

●800人の中性男性に恋人を作らせたIBM出身の恋愛コンサルタントが直伝。

おじさん臭い外見を一新する逆転のセオリー。

中年男性が無理なく会話力をアップさせる方法。

出会いを量産する「価値観×ネット」戦略。

●モテない男性のための恋愛マニュアル本としてはつとに評価が高い

『モテる技術』(必読本 第13冊目参照)は、

内容の秀逸さや充実度の高さから、

文庫化までされるなど、とても話題になりました。

私もいまだ独身で彼女なしであることもあり、

折に触れて読み返しておる愛読書です。

本書は、アマゾンでその本の関連書として挙げられていたもので、

興味を持ち、図書館から借りて読んだ本です

(しかし、図書館司書の方が結構な若手の女性だと、

やはり毛髪本と並んで、借りる時に大いに恥ずかしさを覚えますね…)。

●著者は、早大を卒業後、日本IBMに勤めていた、

普通に言えば、エリートサラリーマンの範疇に入る方なのだろうが、

40代を過ぎて未だ独身。

容貌や体調に顕著な衰えが見え始め、

同僚たちからは、結婚してないことだけを理由に、

非人間的な陰口まで叩かれる始末。

もう恋人はできないのだろうか、

若い女性と恋愛することは一生叶わない夢なのだろうか、

そんな危機的状況を打破するために、一念発起。

医療、美容、ファッションを大胆に取り入れて外見面を大きく改造。

また、婚活サイト、ナンパなど成果の上がらない方法に見切りをつけ、

SNSを中心にしたネットを中心にした独自の出会いの戦略に改変。

本書は、何百人という女性とデートを重ねたという実績のみならず、

モテない世の中年男性をも数多く救ってきた恋愛コンサルタントの著者がまとめ上げた、

中年男性がモテるための恋愛マニュアルブックです。

●前半部分は、主に、外見を変えるための施策を述べることが中心である。

ハゲ、皮膚、歯などの加齢に伴うトラブルや悩みへの対処法を指南。

併せて、メガネ、靴、シャツ、スーツなどをいかに選べばよいかまでの

オシャレ術的なアドバイスがズラーっと述べられている。

薄毛に関して言えば、例によって、プロペシア、リアップなどの効果があるなどの

情報が出ているのが、注目に値する。

又、特筆すべきは、類書では軒並みネガティブな見方をされることが少なくない、

かつらに対して、非常に肯定的なアドバイスが述べられていること。

詳しくは本書を参照されたいが、薄毛のナンパ師の中には、

非常にユニークな使用法をされて成果を出している方もおられるようだ。

この章でやや物足りなかったのは、メタボに対する対策が述べられていなかったこと。

著者は生来その悩みがなかったせいかもしれないが、

世の多くの中年男性が悩んでいるテーマだけに、

食事や運動などに関しても一言述べてほしかった。

●続く第3章では、デートした時のトーク術などを中心に述べる。

モテ男として中年男性の尊敬を一身に集めるタレント石田純一のテクニックを

数多く引き合いに出しながら、

失敗しないための女性との会話術、身のこなし方などを具体的に述べてくれる。

福山雅治がモテなくて、石田がモテる理由、

「上から目線」は当然嫌われるが、実は「下から目線」も嫌われる、など、

非常にユニークなアドバイスが書かれていて、とても面白い章。

話下手な方や、女性とのデートに慣れていない方は精読したい。

●第4章は、前半の外見変革を述べた章と並ぶ、 本書最大の読みどころ。

ミクシィ、GREEなどのSNSを使って、いかにして高レベルの女性と

出会い、デートまでつなげればよいかを、

著者の経験を数多く交え、指南してくれる。

本章は、ネット、特にSNSを出会いの場として考えてもみたことがなかった

中年男性には、目からうろこの話となるかもしれない。

●処女作ということで、筆致がややくだけすぎている、

前述したダイエット法など、多くの読者の興味あるネタに関する記述がない、

そして、ツイッター、フェイスブックなどでの

出会い法が解説されてないなどの不備があるが、

使えない駄本が数多く存在する恋愛関係の本の中では、

いたって真面目路線で、具体的、効果的なアドバイスに満ちているという意味で、

信用に足る一冊だ。

若い女性から全く見向きもされない、

外見や体型に大いにコンプレックスを抱えているなどの方には、

是非ご一読を勧める。

また、著者には、本書で言い足りなかった部分、

特に、インポなど中年男性特有の性の悩み、

ベッドインした後のテクニックなどに大胆に

斬り込んだ第2弾を切望したい。

 

 【マストポイント】

@「美人も人の子、上手く誘えば話に乗ってきます。

というより、美人だからこそ高い確率で乗ってくると言えます。

美人というのは、男性にまともに扱ってもらえない寂しい存在なのです。

「えっ!そんなことないでしょう?」と思った人、

あなたが伊東美咲ばりの美女を目の前にしたと想像してみてください。

いかがでしょうか?

美人を目の前にした大半の男性は、気後れしたり、妙にびびったり、

「どうせ、僕なんか相手にされませんよね」と変に卑屈になったりするものです。

このように普通に接してもらえないから「美人は寂しい」のです。

行動し続けましょう」 

A中年男性が若い女性たちの関心を引くには、女性にウケのいい文化を

身に着けることが必要です。 

そして、若い女性に、「大人の世界、大人の文化だわ!」と胸をキュンとさせるためには、

次の3つの要素が揃っていることが必要だと思います。

1、若い女性にとって敷居が高いと感じさせること

2、非日常的なハレの世界

3、うんちくを語らなくても、そのよさや芸術性がストレートに伝わるもの

(著者自身が実践する具体例として、オペラ、歌舞伎、ワインなどを挙げている)

B「成功率が高いメールでのデートの誘い方は、

「打診」モードで誘うというものです。

あくまでも「軽く」そして「社交辞令的」に打診するように誘うのがポイントです。

相手も「軽く」答えやすいからです。

「軽く」聞いて(打診して)、「軽いイエス」をもらう。

こうした小さなイエスを積み重ねていくのが、

「断られる」リスクを引き下げ、デートの了解を取り付けるための近道なのです」

(以上本文より。一部改変)

【著者略歴】

青木 一郎
中年男性専門の恋愛コンサルタント。1965年生まれ。早稲田大学卒業後、日本IBMに約20年間勤務。40歳前後で、薄毛と若年性の更年期障害が急激に進行。容姿と体力が著しく衰える中、女性にモテる方法を模索し、医療・理美容・イメージアップで実績のある手法とITをフル活用した再現性の高い独自の手法を確立。自ら実験台となり、薄毛治療、歯の美白、ヒゲの脱毛などを実践、40歳からの5年間で160名以上の女性とデートして自身の手法を検証し刷新を重ねた。約800名の中年男性の恋愛を成就させた実績を持つ。



ラベル:青木一郎

2011年08月22日

必読本 第998冊目 フランクリン自伝 (中公クラシックス)

必読本 第998冊目

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フランクリン自伝 (中公クラシックス)

フランクリン, 渡辺 利雄

¥ 1,550

中央公論新社

新書(ソフトカバー): 382ページ

2004年12月10日 初版

 

●しばしば「典型的なアメリカ人」と呼ばれるフランクリン。

彼の生涯と思想のなかにアメリカ人すべての性格や特徴が体現されているというのだ。

意欲的な新訳が無類の面白さを伝える。

●最近、めっきりブログの執筆を怠っておりまして本当に申し訳ございません。

1000冊突破という個人的な金字塔を目の前にして、

足踏み状態といいますか、正確に言いますと怠慢状態が続いており、

我ながら情けなく思っております。 

●ただ、その弁解をするわけではございませんが、

最近、すべてのことを脇に追いやっても

真っ先に飛びつきたくなるようなビジネス本、自己啓発本がめっきり少なくなったような

気がいたします。

特にそういう情報を関係者から聞いたわけではありませんが、

小手先のテクニックに走ったような軽いタッチの自己啓発本、

時流にただ乗っかたような安直な成功法則本というものは、

こういう過酷な時代には全く売れない、誰からも見向きもされないのかもしれません。

●ということで、自分としては、最近、

「古典」を見直そうという気持ちが高まっております。

やはり、昔から読み継がれてきた古典的名著には、

それだけ長い期間多くの人々に支持されてきたほどの、

普遍(不変)的な原理原則に満ちていると、考えます。

今回は、アメリカ建国の礎を築いたのみならず、

異分野で多くの業績を残したマルチな才能の持ち主、

ベンジャミン・フランクリンの自伝をご紹介したいと思います

(念のため書いておけば、現100米ドル紙幣の人物がフランクリンです)。

●自己啓発的な意味で言いますと、

まずベンジャミン・フランクリンで有名なのは、いわゆる「13の徳目」でしょう。

第6章に、それを一生の習慣にしてしまおうと決意した経緯と、

どのようにしてそれを達成したのかの詳細な内容が記されております。

他の章が、身辺で起こった出来事を綴った日記調の文体に終始しているのに対して、

この章だけは、独立して読むことができるほど、

いい習慣を身につけるためにはどうすればよいのかを

極めて手短にまとめられている。

全体の分量が結構ある書物だけに、

時間がない人はこの章だけを優先的に読んでしまうという手もあるだろう。

●印刷業者として職業生活をスタートしたフランクリンだが、

発明家、科学者、政治家、文筆家など、数多くの分野で、

目覚ましい業績を残している。

本書を通読して、なぜ、そんな人並み外れたことが可能だったのか私なりに

考えてみると、やはり、幼少時から、並はずれて読書家だったということが

挙げられる。

ろくに学校教育を受けていなかったフランクリンだったが、

知識欲は非常に旺盛だったようで、本書を読むと、

とにかくちょっと暇があると本ばかり読んでいたという描写が出てくる。

読書の恩恵に人一倍与ったせいか、

後年、現在の図書館システムの原初となるような会員制図書館を創設するという

活動まで起こした。

●他に見過ごせない習慣は、

倹約家であることと、人との交際術の秀逸さだろう。

前者についていえば、貧しい家の出であったこともあり、

とにかく子供のころから節約を旨とし、贅沢を排除、

最終的には多くの事業が成功したこともあって、

相当の資産を形成する大実業家となる(ただ、それを自慢するような記述はほとんど見られない)。

昨今誰もが知るところの蓄財術の基礎の基礎を築いたと言っていいだろう。

後者についていえば、とにかく、人間観察に長けているというか、

人との交渉事においてはどのような手段をとれば成功するか、

集団をまとめ上げるにはどのような弁舌、態度でいればよいのかなど、

非常に参考になるエピソードに満ちている

(後半、ほとんど未開民族といってもよい野蛮なインディアンたちとさえ、

丁々発止に渡り合ったという面白い話も紹介されている)。

●全体的な印象としては、

やはり、今から300年前もの古き時代に生きた人物の自伝ゆえ、

現代人にはちょっとピンとこない部分も多い本です。

また、事あるごとに脚注が付載され、それをいちいち

後ろのページで参照するのが面倒くさいといった構造上の難点もある。

しかし、それらに目をつぶっても、

やはり、極めて学ぶところの少なくない自伝本の中では筆頭の名著です。

下に記載したような名言箴言の類も非常に多かったことも最後に記しておきます。

 

 【マストポイント】

@「ある種の人間の行為は、神が禁じているから悪いのではなく、

また、神が命じているから善いのでもなく、

おそらく、私たち人間にとって悪であるから神は禁じているのであり、

私たちに有益であるから神は命じているのだ」

A「人間の幸福とというものは稀にしか起こらない大きな幸運よりは

毎日起こる小さな便利さから生じるものなのだ」

B「人間というものは忙しく仕事をしているときがもっとも満足しているものである」

C「万物を創造された唯一の神が存在する。

神はみずからの摂理に従って世界を治めておられる。

神は、礼拝、祈祷、感謝によって崇拝すべきものである。

しかし、神が最も嘉たもう奉仕は、人に善をほどこすことである。

人間の魂は永遠不滅である。

神は現世あるいは来世においてかならず徳に報い悪を罰する」 

(以上本文より。一部改変。今回は特別に4つ)

【著者略歴】

ベンジャミン・フランクリン
1706~90。政治家、文筆家、発明家、科学者、印刷業者。ボストンのろうそく製造業者の家に生まれ、12歳で兄の営む印刷所に奉公に入る。その後、フィラデルフィアに移り、印刷の仕事に携りながら文章の錬磨に努める。買いとった新聞社から出版した暦が好評を博し、財をなす。やがて経営をパートナーにまかせ、科学・学術の分野での活動、政治活動に専念した。1776年の「独立宣言」の起草ではジェファソンを助けた。

渡辺 利雄
1935年(昭和10年)台湾新竹市生まれ。1958年、東京大学文学部英文科卒。東京大学文学部教授、日本女子大学文学部教授・文学部長などを歴任。東京大学名誉教授。専門はアメリカ文学。

2011年08月04日

必読本 第997冊目 なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?

必読本 第997冊目

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なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?

志賀内 泰弘

¥ 1,575

ダイヤモンド社

単行本(ソフトカバー): 284ページ

2010年11月26日 初版

 

●主人公はとあるサラリーマン。

公園でみかけた「ゴミ拾いをする老人」との出会い。

たった1つの空き缶を拾ったことから、人生が変わりだす。

実話をベースとした日本初の「そうじ小説」。

●「掃除」というキーワードで、

アマゾンをあてもなく検索していたときに偶然巡り合った本。

昨年末に発売されたという史上初めての「そうじ小説」。 

東京掃除の会の街頭清掃などによく参加するなど、

人並み以上にこの方面の書物に詳しいはずだと自負していた私も

全くその存在に気付かなかった。

なんと、私が私淑するイエローハット鍵山秀三郎さん、

COCO壱番の宗次徳二さんの推薦の言葉まで寄せられているという。

●簡単な内容を書くと、

掃除などに全く関心のなかった若手サラリーマンが、

偶然、公園を掃除して回る不思議な老人に出会う。

なぜ、掃除をしているのか、老人ははっきりとした理由を口にしない。

しかし、空缶一個を道端で偶然拾い、ごみ箱に捨てたことを契機に、

主人公のサラリーマンに、全く予想してなかったミラクルストーリーが訪れる。

大体そんな筋書きの、自己啓発的な小説です。

●小説自体は、大きく3部構成になっているのだが、

それぞれの章で主役が変わりつつも、

ラストでは、登場人物のすべてが、

絶妙な関係性で結びつくという、かなり練られた筋書きになっている。

ただ、第2部の、ホテルチェーン大社長(既述の老人)の若かりし頃の苦闘記は、

ちょっと出来過ぎというか、やや強引なハッピーエンドへの持って行き方で、

ちょっとストーリー展開に無理があるよという印象を受けた。

●第1部、第3部の内容は、平凡な若手サラリーマンが、

ただ、掃除をまじめに行ったという一点により、

美人の女性と結ばれ、仕事も順調、

なおかつ、地域ボランティアのリーダーとして世間で高い評価を得るという

八方すべて大成功の感動的な幕切れで終わる。

ひねくれた人ならば、掃除だけでこれほどすべてうまくいくものかね、と

批判の一つも言いたくなるでしょうが、

著者曰く、実話をベースにした小説ということですから、

あながち、バカにはできないことでしょう。

誰もが嫌がる、最底辺の職業というイメージの「掃除夫」。

その行為から逃げず、何の見返りも求めないで一心に取り組んだ登場人物たちに起こった

奇跡的な出来事を読んでいきますと、

誰もが、自分も一つまねしてみようという気に必ずさせられるはずです。

●鍵山先生の本をはじめ、

「掃除」をすることの重要性を説いた本は、

世の中にたくさんありますが、

同工異曲といいますか、

本のテイストがどうしても似てきてしまい、

何冊も読んでいると飽きてくるという欠点があります。

本書は、そんな、「掃除本」に食傷気味だった方には、

切り口が違っているという意味で非常にお薦めの本です。

著者は、今回の「掃除本」に限らず、他にも著書を何点か出しているようですが、

志がかなり高い方のようですので、

機会がありましたら、またご紹介したいと思っております。

 【マストポイント】

@「空缶をたった一つ拾っただけじゃ、

何の役にも立たないんじゃないかって思うかもしれん。

しかし、すべては、たった一つからはじまるんじゃよ。

その意味で、『0と1の差』は、1ではなく、実は、とてつもなく大きい・・・、

それこそ、『0と1の差』は、百も、千も、万も、億も、違う」

A「『どんな大きな相手』でも、コツコツ続けることで、

やがて『終わり』が訪れるのだ。

『たくさん』が、とてつもなく大きな存在だとしても、

仮に1万から、いや1億から1を引けば、

残りは間違いなく9999万9999となる。

小さな一歩だとしても、それは、『決してゼロではない』。

それだけは確実だ」

B「物事は、すべて『一事が万事』なのです。

『あなたが行っている一つの行動』を見るだけで、

『あなたのすべての行動』がわかるのです。

誰もの心の中に、『すべてをお見通しの神様』がいるものなのです」

(以上本文より。一部改変)

【著者略歴】

志賀内 泰弘
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表。某金融機関を平成18年8月に退職。24年間勤めたサラリーマン生活にピリオドを打ち、現在は、普通では得られない強力な「異業種の人脈」をベースにして、コラムニスト、俳人、飲食店プロデューサー、経営コンサルタント、ボランティア活動のほか、よろず相談に乗っている。さまざまな活動を通じて、周りを楽しませ、「ギブ・アンド・ギブの精神」で、趣旨に感銘すれば、たとえ自腹になろうとも、何でも引き受ける。連載に、中日新聞、目黒雅叙園広報誌「雅」など多数。

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