2008年06月26日

必読本 第709冊目 招客招福の法則 2

必読本 第709冊目

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招客招福の法則 2

小阪 裕司(著)

¥ 1,365 (税込)

日本経済新聞出版社

単行本: 204ページ

2008年3月21日 初版

 

●コーヒーが売れるとんかつ店、午後3時閉店で利益が倍増した中古車店。

「視点」と「発想」が変わる実例が満載。

「お客」と「儲け」を呼び込むワザと知恵!

「Nikkei Marketing Journal」のコラムを単行本化。

●日経流通新聞で連載中の小阪裕司さんの人気コラムを書籍化した本。

前作(必読本 第181冊目参照)に続く第2弾である。

●小阪さんの初期の本を読まれた方ならばおわかりだろうが、

ビジネス系書籍なのに、演劇や映画的要素を

過剰に加えたというか、

何かクセのある自己陶酔的な文体で書かれる方で、

非常に好みが分かれる著者であった。

正直なところ、私も、ちょっと苦手というか、

あまり好きになれないタイプのビジネス系作家である

(小説家、芸術家などと違い、ビジネス本においては、

文体に、あまり個性を入れすぎたり、過剰な修飾は要らず、

わかりやすさ、読みやすさ第一で行ってほしいものだ)。

●しかし、本書の前著を読んだ時は、

今までのマイナスイメージが払拭されるような快著であった。

なぜなら、一話あたり見開き2ページの分量でとにかく読みやすく、

また、商売繁盛のヒントになる事例がてんこ盛りで紹介されているからである。

●ともかく、時間が経つのを忘れるほど、没頭してしまう本。

読みやすさと有用性を兼ね備えた、実に稀有な傑作である。

前作と併せ、個人的に気づかされた商売のポイントとしては、

1、一目惚れした異性に接するかのように、

扱っている商品に対する情熱、思い入れを

過剰なぐらいに熱く伝えること

(命を懸けるぐらいに好きなものに対する情熱は、

必ず他者の心に伝わる)。

2、商売が介在しなくても揺るがないぐらいの、

家族同然の信頼関係、人間関係をお客さんと構築すること。

儲けを抜きにして、

お客さんにとって貴重で重要な情報は出し惜しみせずに

ドンドン優先的に流すこと。

3、ニュースレターを出し続ける、顧客リストを地道に集める、

親身な接客、アフターサービスなど、

お金をかけないでもできる基本事項を愚直に徹底すること。

4、時には、常識にとらわれず、お客さんがビックリ仰天し、

なおかつ文句なく食指を動かされるような

奇想天外、ワクワクするようなアイディアを実行してみること。

モノ余りで退屈な昨今、

ディズニーランドや大規模なお祭りのような、

非日常的なイベント、サプライズを

世の中の人は誰でも希求している。

・・・などであろうか。

●定価を1,575円(税込み)に値上げしてもよいから、

各話の末尾に、その回のポイントを一言箇条書きで

まとめれば、より完璧な仕上がりになったと思う。

前作も今作も、斎藤一人さんがとりわけ好みそうな内容で、

大量買いして、社員さんにバーっと配りそうな感じがします。

ご自分の商売がスランプ状態にあるような方には

2冊併せて必読です。

現状打破のヒントが必ず見つかります。

【マストポイント】

@スタッフ候補はお客さんの中に潜む。

ハローワークや求人誌などで、

見ず知らずの赤の他人に募集をかけるよりも、

いつも触れ合っている常連客の中に、

働いてみたいと考えている人が意外に多い。

その方が、店の流儀や思想にスンナリと適応しやすく、

良い戦力になってくれることが少なくない。

日ごろ出しているニュースレターで募集したり、

これはというお客さんには直接声をかけてスカウトしてみよう。

A「売る」という行為には2種類ある。

「お客さんが買いに来たものを売る」ことと、

「お客さんを欲しい気持ちにさせて売る」ことである。

後者ができる商売人はどんなものでも売れる。

(無類の映画好きのクリーニング店主が、

自分オススメのDVDを自店で正価販売する話が示されている)

Bあなたのお店で

「ぜひ頼みたい」「ぜひ買いたい」という関係性を築く。

お客さんの間に一度でも強固な感動や信頼を築くと、

価格が高いか安いかは二の次の問題となる。

この店主は間違いない、この店主は使命感がある、

この店主はどんな時でも信用できるという思いを

お客さんに持ってもらうと、

仮に店が連休を取っても、値上げるするようことになっても、

競合他社が沢山いても、お客さんが流出するような事態には陥らない 

 

【著者略歴】

小阪裕司

オラクルひと・しくみ研究所代表。日本感性工学会理事。静岡大学客員教授。山口大学人文学部卒(専攻は美学)。1992年、オラクル設立。一貫して人の「感性」と「行動」を軸にしたビジネスマネジメント理論と実践法を研究・開発している。2000年からは、それらを現場で活用するビジネス人の会を主宰。全国で講演活動も行う。著書多数。



ラベル:小阪裕司
posted by miura at 18:27| 山形 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | セールス・マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして^^気になったので足跡残しました!
Posted by ウルフ at 2008年06月29日 14:10
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