2008年06月29日

必読本 第712冊目 仕事力

必読本 第712冊目

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仕事力

朝日新聞広告局(著)

¥ 1,470 (税込)

朝日新聞社

単行本: 251ページ

2005年6月30日 初版

 

●大前研一、中村勘三郎、梅原猛ら15人の仕事人が

様々な角度から「仕事」について語る。

すべてのビジネスマン、起業家、若者たちの指針となるビジネス書。

『朝日新聞』広告企画「朝日求人」掲載を単行本化する。

●ちょっと古い本ですが、今回は、

日本人ならば誰もが知っている、超一流経営者、芸術家、学者の

仕事についての心構えを述べた本です。

稲盛和夫、村上隆、安藤忠雄、柳井正など、

私自身ファンの方の話がたくさん収録されていたこともあり、

図書館から借りて読んでみることにしました。

元々は、朝日新聞の求人広告欄に書かれたコラムを

1冊にまとめたもののようです。

●本書を読めば、学校卒業後、自分の就きたかった業種で、

なおかつ、ずっと入りたかった第一希望の企業に入社でき、

ろくに努力をしなくても、やすやすと「成功」を手に入れ、

何不自由なく毎日ウキウキワクワクしながら働いている、

という仕事人生がほとんど存在し得ない、幻想であるということが判明します。

その道の第一人者と言われる人ほど、

他人に言うに言われぬ苦労や努力を散々積み重ねて来ている。

●ガラガラヘビが出て、肌が焼けるような超灼熱地帯で

6ヶ月もの間、倒産会社の後処理をした(大前研一)、

大学4年分の勉強を独学で1年で終わらせるため、

朝9時から深夜4時まで猛勉強し、

19歳の1年間は全く外出しなかった(安藤忠雄)、

50年間も蘭の栽培を趣味とし、仕事に活かしている(福原義春)、

セブン・イレブンのお弁当はほぼ毎日試食している(鈴木敏文)など、

知られざる裏の顔が垣間見えて非常に面白い。

我々凡人の努力など、まだまだ序の口だと思わされてしまう。

●本書に掲載されている一流人に共通するのは、

本来自分の意に添わない仕事をやらざるをえなかった

(もちろん初めから希望の職に就いている人もいる)が、

この仕事しかないと覚悟を決めた後は、

その中に楽しさ、やりがいを見つけ、次第に自分の天職とし、

朝も夕もなく仕事のことばかりを考え抜いて

最終的にはその道を極める第一人者と言われる存在になっていた、

ということだろうか。

継続は力なり、誰にも負けないほどのエネルギーを仕事に注ぐ、

どんな仕事でもやりがいは必ず見出せる、などの教訓を得られる。

●今の仕事、会社を辞めようか、全く違う仕事に転職しようか、

起業したいのだけど、はじめの一歩が踏み出せない、

ニート、フリーターに甘んじているという

状況下にある方などに推薦したい本です。

ご自分の悩みに照らし合わせ、

打開策、解決方法を見つけることができるかと思います。

また、どんな観点から、将来の仕事を

選んでいけばよいのか思案中の、学生さんにも

強くおすすめいたします。

現在、安い古本価格がついておりますが、

それ以上の価値が間違いなくあります。

【マストポイント】

@人はどこかで、仕事を選ばなければならないと思う。

好きな仕事、できる仕事を求めて転職を繰り返していたら、

本当の自分の力にたどり着かない。

土俵を変えてはいけないと思う。

あなたが大学生なら、会社を選ぶ前に自分の職業を決めて

就職して欲しい。

どうしても好きな仕事がないなどとぜいたくを言ってはいけない(笑)。

これにする、とまず決めて覚悟することが大事なのです。

やっていくうちに必ず興味がわいてくる、力がついてくる。

広く浅く、いくつもの仕事をつまみ食いしていたら

5年、10年過ぎても、

実は何も身に付いていないということになるでしょう。

直線で、とにかくひとつの職業に努力する。

自分の能力の限界を試すつもりで。(ユニクロ 柳井正)

A大切なのは、進路や自分の将来で迷っても、

人に判断を頼らないで、苦しくても自分で考え抜くこと。

人が指し示した方向へ何となく歩いていっても

ワクワクする日々は訪れないと思う。

自由に自分で決める。そして責任も自分で取る。

周囲の人間にできるのは、納得するまでやれと励ますことだけ。

自分の限界を見極めて、あきらめるのも自分です。

(建築家 安藤忠雄)

B中途半端が嫌いですから、与えられた課題は全力で

乗り越えたい。それで今日まできてしまったのです。

懸命にやってきました。

失敗したらそれはやむをえないと退く覚悟はしながらも、

恐れることなくやれるだけのことはやりたい。

自分に言い訳をしたくありません。

そこまでやってダメなら運が悪かったと思える。

自分の能力いっぱいの力を尽くして転んだら、

反省してまた挑戦すればいい。

後悔することはない。

本気の人には必ずチャンスが巡ってきます。

(セブンイレブン 鈴木敏文) 

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