2008年07月02日

必読本 第715冊目 人生の「師匠」をつくれ!

必読本 第715冊目

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人生の「師匠」をつくれ!

中村 文昭(著)

¥ 1,365 (税込)

サンマーク出版

単行本: 196ページ

2008年5月10日 初版

 

●人生の「師匠」とは、心のスイッチを入れてくれる人。

とことん求めて、とことん学べ!

「師匠」がいれば希望がわいてくる、

「師匠」になれば人間力がついてくる!

あなたも、人生の「師匠」に出会えます。

あなたも、人生の「師匠」になれます。

あなたも、心のスイッチをONにできます!!

元気のない日本人に活力を注入してくれる

我らのいい兄貴分、中村文昭さんの5月に出たばかりの新刊。

世に出るきっかけとなった処女作、第2作(必読本第22冊目参照)以来の

サンマーク出版からの本だろうか。

PHPから出た前作(必読本第399冊目参照)からも

ほぼ1年ぶりの新作となる。

●本書のテーマは、

どこにでもいるような平々凡々とした中村少年が、

師匠である田端俊久さんと出会って劇的に人生が変わったように、

どうやったら、自分の人生の師ともいえる人物と出会うことが

できるのか、そして、その師匠のもとで、

どのような心構えで生きれば、自分を磨き、変えていくことができるのか

を熱く語った内容である。

●例によって、全国津々浦々で中村さん自身が

体験した感動話が目白押しで出てくる。

めったなことでは映画や本で涙を流すようなことのない人でも、

間違いなく泣ける話がたくさん出てくるので、

人前では読まない方がいいでしょう。

個人的には、両足義足の男性とともに、

小学生のご子息二人と高山病と闘いながら、

富士山頂上登頂を達成された話、

リストカット症候群のシングルマザーの女の子が、

浅草でストリッパーになる夢を果たした話、

長く生きられない先天性の難病を抱える少年が、

マイ箸袋を作り、その収入で、母に外食をご馳走したいと語る話、

そしてあとがきの、末期がんの実父を看取った話が

大変心を揺すぶられました。

一度読み始めたら、

途中でストップするのが難しいぐらいに一気に読めます。

●他にも、ここでは書ききれないぐらいに

示唆的な話、印象的な話のオンパレードです。

師匠でもあり盟友でもあるてんつくマン、

「てっぺん」の大嶋啓介さん、

地元三重県の大企業オーナーで発明家、

仕事上の師匠である河中宏さん、

修養団、中山靖雄さんなどの言葉には

特に心に響くものがあります。

●何かといえば、世の中は、

高学歴を得て、有名企業に就職し、最後には大金持ちになる、

小ぎれいな身なりをして、豪邸を建て、有名人になることだけが

成功者の証だと言わんばかりの風潮がありますが、

その対極の存在である中村さんが、

なぜこれほどまでの絶大な人気、支持を集めているのでしょうか。

●自家用車も売り払い、普段の移動手段はチャリンコ、

髪はボサボサ、伸び放題の無精ひげ、

休日の親父のような作務衣姿で、臆することなく

大企業の講演会にも現れる。

見栄や物欲を完全に超越し、

常に他人を喜ばせるには、笑わせるにはどうしたらいいかを

真っ先に考えるから、絶対に無理だという絶望的な状況でも、

必ず救いの手が差し伸べられる。

●この手の熱血漢の男というものは、

えてして、変な気負い、てらいというか、

不自然な押し付けがましさ、エセ正義感を漂わせ、

見る人が見れば、何かこいつは偽善者っぽいなぁという違和感を

感じさせるものだが、

中村さんは、タバコ、酒、肉は健康に悪いとか、

勉強もろくにしないで、高校生が化粧したり、セックスしたらダメだとか、

識者ならば避けて通りがちな繊細なテーマもうやむやにしたり、

変にきれい事を並べ立てて、自説を強弁したりしない。

無骨な外見のわりに、意外に緻密さをもって

人には接し、無神経な言動を取るような単細胞ではない。

己の失敗談、欠点なども隠すことなく披露するし、

どうにもならない矛盾、煩悶に直面すれば、

人一倍苦悩し、時には、人目をはばからず涙する。

この裏表のなさ、天衣無縫なところが、人から好かれる所以なのだろう。

●世の中には、これほどまでの闇、恐怖、孤独と闘いながらも

負けずにたくましく生きている人がいる。

読めば、ワナワナと体の奥底から熱い炎が湧き上ってきます。

薄っぺらな成功法則本、自己啓発本に飽き飽きした方、

引きこもり、ニート、うつ病など、未来への希望が見えずに

一人家で悶々としている方、

ご商売に行き詰まりを感じている方

(拡大路線がアダになり、数多くのサラ金でお金を借りまくって、

地獄のような自転車操業を送っていた頃の話が出てくる)、

自家農業、エコロジー、ボランティアなどに興味をお持ちの方、

不登校、不良、難病など

教育問題、子育てに苦悩されている親御さん、

教育関係者の方などに強力にお薦めの本です。

ビジネス本において、これほどまでの感動と、

やる気、生きる活力を与えてくれる著者というものは、

なかなかお目にかかることができませんよ。

2008年前半の十本指に間違いなく入る本です。


【マストポイント】

@商売をやる人は、「何のために」この仕事をしているのかという

根源的な問いを自分に課すことが大事。

また、修行時代には、「返事は0.2秒で」

「頼まれごとは試されごと」

「私は、あなたに対してノーはありません」

「できない理由を言わない。今できることをやる」ことを

モットーにして己を鍛えること。

A一生信頼できる人とは、人の悪口を決して言わない人。

路上で、お客さんの長所を文字にして書くということを商売にしていた

てんつくマンは、「いいところ」探しの名人だった。

他人のいいところだけを探す習慣をつけると、

嫌いな人や敵がいなくなり、自分を好きになってくれる人が

どんどん集まる、いい人間関係のスパイラルが出来上がる。

B「心がけは尊いが、節約だけを考えたらあかん。

金でも電気でも水でも紙でも、

節約だけして、使わんことばかり考えていたら、

人の心はさびしくなる。

なくなると困るものは、なくならないようになるべく使わずに

おこうとするより、代わるものを新しく作ればいいんや。

エネルギーの節約ではなく、

新しいエネルギーを作ることを考えんか。

困難を越えて物を作ってきたのが、日本人の匠の心や。

お天道様と風と水を味方につければ、

まだまだ人間ができることはぎょうさんあるで。

それを夢物語にせんのが、事業家というものだ」

(本文より、河中宏さんが、農業、環境問題のアドバイスとして

中村さんに贈った言葉。一部改変。)

 

【著者略歴】

中村文昭

1969年、三重県生まれ。高校(皇學館高校)卒業後、単身上京。のちに人生の師匠となる1人の実業家との出会いから、果物と野菜の行商や飲食店の経営に携わり、商売の面白さを知る。独立後は故郷に錦を飾るべく、三重県の伊勢でレストラン・ウエディング事業を展開。お客様に喜んでいただくための独自のサービスを提供し、派手な広告もせずに大繁盛となる。2000年から始めた講演活動は評判が評判を呼び、07年には年間300回以上も行うなど大盛況。全国を歩くかたわら、日本の農業と若者をつなげる「耕せ!にっぽん!」もプロデュースしている。著書に『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!』(1)、(2)[出会い編]ほか、初のスタジオ生録音CD『中村文昭の みるみる元気がわいてくる!』(1)[パワーの源]、(2)[出会いの種](ともに小社)がある。



この記事へのコメント
いつもいい本の紹介をありがとうございます。また、訪問しますね。感謝です。
Posted by ツイてる! at 2009年02月21日 19:25
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