2008年08月18日

必読本 第753冊目 頭のキレる人になる大喜利式発想脳トレーニング―笑いながら「ひらめく力」をつける本

必読本 第753冊目

utamaru1.jpg

頭のキレる人になる大喜利式発想脳トレーニング

―笑いながら「ひらめく力」をつける本

吉岡 英幸(著)

¥ 1,470 (税込)

こう書房

単行本: 223ページ

2008年8月10日 初版

 

●笑点の大喜利にならって、5つの発想脳力ジャンルから35のお題を収録。

楽しみながら気のきいた解答をひねりだそう。

アタマを発想脳に変えるコツも解説。いつのまにか「ひらめく力」が身につく。

●日本の長寿番組の代表格とも言える、

演芸お笑い番組、日テレ系『笑点』。

様々なテレビ番組が出ては消えていく儚い運命にありながら、

この番組の、老若男女を問わない不動の人気というものは

奇跡的ですらある(ちなみに放送スタートは1966年で、本年42年目)。

ちょっとイライラしたり、悲しい出来事があったとしても、

日曜日夕方午後五時半、この番組にチャンネルを

合わせ、ひとしきり大笑いした後は、

嫌なこともキレイさっぱり忘れてしまうぐらいの絶大な効果がある。

●言うまでもなく、

この番組の名物コーナーは、後半の「大喜利」である。

司会の桂歌丸師匠が出す問題に対して、

回答者の面々が当意即妙の答えを繰り出し、

お客さん、視聴者の爆笑を誘うというスタイルのあのコーナーである。

●本書は、その『笑点』の大喜利形式で問題を出し、

ビジネスや人生で必要とされる、

様々な発想力を鍛えていこうという趣旨の本。

帯には、桂歌丸師匠の写真入り推薦文がある。

昨今、本の売上げに、著名人の帯の推薦文があるのとないのとでは、

雲泥の違いが生じる(特に、無名の著者の場合は極めて有効)が、

いかな、何がしかの関係性がある著名人であっても、

内容的にどうしようもない本に推薦文を書くはずはないだろうから、

本の出来としてはそれなりの価値があるという

安心感を読者に持たせることに本書は成功している。

●落語家、お笑い芸人は、人を笑わせてナンボの商売である。

それなりの準備時間をもらえれば、

どんなに素人であっても、何らかの芸を披露し、

人の笑いを取ることぐらいはそんなに難しいことではないだろう。

しかし、プロの芸人には、アドリブ芸、つまり、

心の準備や練習時間がなくても、いついかなる時でも

人を笑わせる、人の気持ちを掴むという瞬間的な能力が要求される。

これからの時代、他人を喜ばせる、笑わせる、機転が利く奴だ、

又、絶対に会いたいと思わせる能力というものが、

我々一般ビジネスマンにも必要ないわけがない

(余談だが、『笑点』は、本放送では、

即座に答えを出している回答者ばかりのように

見えるが、収録時には、それなりに考えている時間を

取っているらしく、その部分は編集でカットされているらしい。

また、回答者は、事前に問題を知らされているのかどうかという

疑惑も根強くあるが、色々な説があり、真相は当事者しかわからない)。

●内容的には、「比喩力」「引っ張り力」「ネーミング力」「受け流し力」など、

仕事や人生で必要不可欠な能力を全35個挙げ、

前記したように、大喜利の一問一答式に

答えをひねり出していくような形で、進行していく。

●人と接する時に、

即座に相手を喜ばせる行動やアイディアが

なかなか出てこないなぁとお嘆きのビジネスマンが

読むのには最適な本。

文章は平易だし、イラストも適宜あり、

肩がこらずにスイスイ読めます。

もちろん、『笑点』ファンにもお薦めです。

【マストポイント】

@「ひと筆力」

Q,取扱説明書は、どれもこれも分厚くて、月並みな言葉ばかり。

ホロリとさせ、最後まで読ませる取説にするには、

本文にどんな言葉が必要か?

A,「世界で一人だけの存在であるあなたが、

私共の商品でお怪我をされては非常に心が痛みます。

最後まで、一通りお読み下さいませ」

細かい部分にほんの一工夫するだけで、

結果に劇的な差を生じさせることができる。

細かい一言、一工夫に気を配ろう。

(例・「ありがとうございます」→「いつも、本当にありがとうございます」

「列車が遅れまして本当に申し訳ございません」→

「お盆休みからご自宅へのご帰宅をお急ぎのところ、

列車が遅れまして、まことに申し訳ございません。

皆様のご帰宅に支障がなきよう、

最大限の努力で復旧を急いでおりますので、今しばらくお待ちくださいませ」)

山形の名産品で、「だだちゃ豆」という枝豆が現在発売されているが、

私の地元の人気のお土産屋さんでは、その脇に、さりげなく、

枝豆と相性抜群の海塩が併売されている。

A「深読み力」

Q,「月極め駐車場」の「極め」は、なぜ、「決め」ではないのか?

なぜ、実質的に着用しなくても困らないネクタイというものを

ビジネスの現場では締めなくてはならないのか?

車の「板金屋」の「板」の字は、金偏に「反」の字をつけている

店を結構見かけるが、あの字は、正式な漢字として存在するのか?

A,自明であると思われているものを、深く掘り下げてみることによって、

色々な新発見、気づきが生まれることがある。

これはちょっと変ではないのか?と思った時には、

しつこく調べてみるクセをつけること。

B「ルーツ力」

Q,私のルーツは実は○○です。色々なルーツを考えてみて下さい。

A,本書にもあるが、琵琶湖と淡路島は形が非常に似ている。

大昔の地殻変動など、何らかの事情で、琵琶湖にあった土地が、

大阪湾の方に投げ出されて、淡路島が出来たと考えるのは

面白い発想ではないか?

また、日本人と、モンゴル人、一部のロシア系の人々の顔が

非常に似ているというのも昔からよく言われる。

大昔、日本列島と大陸側は陸続きだったのではないか? 

 

【著者略歴】

吉岡 英幸
1963年神戸市生まれ。86年神戸大学経営学部卒業、リクルート社入社。人材輩出会社として名高い同社にてデキの悪さでは群を抜き、2003年人材排出されて独立。同年株式会社ナレッジサインを設立。代表取締役に就任。ファシリテーション技術を活かした『ナレッジワークショップ』という独自のサービスを武器に、IT業界を中心として教育やコンサルタントの分野で活躍。

この記事へのコメント
本の感想をありがとうございました。
今回もうちのBlogで紹介させていただきました。
また、プレゼント企画にもエントリーとさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
Posted by あまろ〜ね at 2008年08月19日 18:18
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

読書感想『頭のキレる人になる 大喜利式発想脳トレーニング』
Excerpt: 9月新刊『いまの仕事で本当に幸せになれますか』、予約受付中ですよー!! さて今日
Weblog: 未公認なんですぅ
Tracked: 2008-08-19 18:16
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。