2008年08月29日

必読本 第760冊目 異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない

必読本 第760冊目

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異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない

櫻井 よしこ(著)

¥ 1,575 (税込)

新潮社

単行本: 335ページ

2008年4月20日 初版

 

●とまらぬ領土拡大の野望、捏造される歴史、

他国を厭わぬ環境汚染、世界第3位といわれる軍事予算…。

13億の人口を抱える虚構の大国が行き着く先は?

中国の真の姿を知るための著者渾身の中国論。

●本書は、『週刊新潮』にて連載していた

「日本ルネッサンス」を一冊にまとめたもの。

2005年5月末から2008年1月末分掲載分を収める。

●まずページを開くと気になるのが、

文庫本のような細かい字がビッシリと詰まっていることである。

色んな事情があるのだろうが、

こんな小さい字体では、老眼の人でなくても、

読む気が相当減退するはず。

先般のオリンピック野球を観戦中も、

テレビ画面隅に表示された、ボールカウントの数字が小さすぎて見えづらく、

非常にストレスを感じたものだが、

上・下巻に分冊化するなど、工夫の仕様があっただろう。

●ただ、内容的には、

やはり一流のジャーナリストが書いただけのものはある。

靖国神社、領土、食品偽装、コピー商品、チベット、台湾など、

中国を語る際に、避けては通れない各種のテーマが

ほぼ満遍なく取り上げられ、深い検証が施されている。

それも、新聞やテレビでは表面的な部分しか扱われていない

ニュースが、かなり深い部分まで斬り込んで分析されている。

最近、発売された中国関係の本では、

筆頭の売れ行きを誇るのも納得の仕上がりである

(ただ、日本礼賛、中国悪という一方的な見方が多少鼻につく)。

●私自身、中国に数年間滞在し、

何人か現地の友人がいることもあり、

どうしても親中派的な立場を取ってしまうことが多いし、

私以外の多くの日本人も、終わったばかりのオリンピックを見れば、

中国は友好的な国だ、世間で散々非難されているほど、

残虐な国ではないのではないかと、即断してしまうはずだろう。

しかし、本書を読めば、

中国の指導層には、軍事侵攻も辞さないというような、

無慈悲な政治家が数多くいるということを改めて知ることになり、

慄然とする思いがします

(胡主席は、来日時、福原愛ちゃんなどと微笑みを浮かべながら、

卓球をする姿がメディアで広く報道されたが、

チベット在任中、自ら戦車に乗り込み、現地の人々を蹂躙した

極悪非道な人間であることを忘れてはならない)。

●21世紀の世界のリーダーを目指す中国には、

北京オリンピック成功で浮かれてはいられないような、

解決困難の問題を内外に数多く抱えている。

チベット、台湾などの独立問題、沿岸部と内陸部の経済格差、

食品偽装、コピー商品など、中国製品の信頼感の喪失、

共産党一党独裁から必然的に生じる、

人権抑圧、民主化阻止の旧態依然たる政治体制…。

中国人は、どういうわけだか知らないが、

メンツというものに非常にこだわり、

大きなもの、一番であることを常に誇りとする。

私などは、図体のでかい恐竜が絶滅し、

小回りがきくゴキブリの方が何億年も生きていることを

想起すればわかるとおり、

チベット、台湾も素直に独立を認め、大陸側と友好関係を築き、

大陸部も、各地方ごとに自治を認めて、小国家化した方が

随分と問題点が解決されていいのではないかと思いますが、

現在の共産党の首脳部がそんなことを認めるはずもないでしょう。

ともかく、「軍事的な手段を行使してでも、

アメリカを凌駕する世界一の大国を目指す」などと

いう誇大妄想的な夢を実行に移すことだけは

絶対にしてほしくないものです。

●余談的なことを最後に2点書きます。

よく、中国、アメリカ、北朝鮮、韓国などの国に対して、

舌鋒鋭く、批判記事や告発本を書くジャーナリストがいますが、

こういう人たちは、

その国を旅行したり、滞在するためのビザを申請する際に、

大使館に拒否されたりしないのでしょうか?

あるいは、ビザ申請拒否されるのを恐れて、

文章の過激度を少し抑え目にしたりしないのでしょうか。

これほどまでに、徹底的に中国批判を展開した本を上梓すれば、

中国大使館としては黙っているわけはないでしょうが、

櫻井さんは、鼻から中国を訪問する気などないのでしょうかね。

●もうひとつは、この前のテレ朝系『アメトーーク!!』では、

「熟女芸人」特集で、芸人たちが自分好みの熟女を

紹介しておりましたが、

その中で、櫻井さんの名前はたしか登場していなかったと思います。

しかし、櫻井さんも、熟女好きには相当たまらない存在でしょうね。

帯の凛々しい顔写真を見て、なぜかそんなことを想起してしまいました(笑)。

かつては、そんな現象が起こるとは全く予想だにできなかったのですが、

最近はAVなどでも、根強い熟女ブームが起こっているようです

(オリンピックでも男性陣が振るわなかったのを見ればわかる通り、

日本男児はひ弱になったのでしょうかね)。


※本日の【マストポイント】 は割愛いたします。
 

【著者略歴】

櫻井よしこ

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、現在は社会派ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。著書に『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)『改革の虚像--裏切りの道路公団民営化--』『何があっても大丈夫』(新潮社)『日本よ、「歴史力」を磨け』(文藝春秋)などがある。



ラベル:櫻井よしこ 中国
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Posted by 熟女 at 2008年11月14日 12:36
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