2008年09月22日

必読本 第777冊目 パイロットが空から学んだ運と縁の法則

必読本 第777冊目

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パイロットが空から学んだ運と縁の法則

坂井 優基(著)

¥ 1,575 (税込)

インデクッス・コミュニケーションズ

単行本(ソフトカバー): 176ページ

2008年1月15日 初版

 

●運勢とは一番遠い世界のように見えるパイロットの世界。

本書では、パイロットである著者が、

運すら味方にしてしまおうと研究を始め見出した、運と縁の法則を紹介。

運を育てる7つのタネも掲載。

●世の中には、いわゆる「運、ツキを良くする法則」系の本はゴマンとあります。

目に見えない、非常に摩訶不思議で深遠な分野のことだけに、

誰もが興味をお持ちかと思いますが、

実際の話、それだけを専門に、手を変え、品を変え、

色んな切り口から本を粗製濫造している著者も多いですよね。

著者自身の実体験、実績などがほとんど描かれておらず、

誰かの受け売りとか、単なる思い付きで書いたような、

毒にも薬にもならないような本も相当数目にします。

●本著者の本業は、国際線のパイロットである。

何かいい本はないかと、図書館をブラブラしている時に

偶然見つけた本。

私も初めてその存在を知ったぐらいだから、

一般にはそれほど有名な著者ではないだろう。

自身の先祖の不思議話や職業上の実体験を豊富に紹介しながら、

運勢を良くする方法をシンプルに纏め上げた本です。

●内容的には、ごくごく当たり前の、運を良くする法則が紹介されている。

特段、新奇なところがない平凡な法則がズラッーと列記されていますが、

逆に、何か、ちょっとやそっとでは崩れないような、

どっしりとした安定感を感じさせます。

また、「成功者」を前面に出すような鼻持ちならないところが微塵もなく、

終始一貫して、謙虚、客観的、落ち着き払った口調を維持しているところにも、

好感と信頼感を読者に与えてくれますね。

文章量が少なめだし、宇宙だの神様だの波動だの潜在意識だの、

マニアックなスピリチュアル話がほとんど出てこない平易な内容のため、

高校生ぐらいから余裕で読めるでしょう

●万が一、2人とも食あたりに遭って、操縦桿を握れなくなるとまずいので、

機長と副機長は、機内で同じ食事を摂らない

(片方が肉ならば、片方が魚というように)、

昔の名パイロット、航空関係の面白エピソードが沢山紹介されているなど、

航空関係者以外でなければわからないウンチク、豆知識も

所々に出てくるのも読んでいて非常にためになります。

飛行関係マニアの方にもお薦めです。

本職でしっかりと名声を得つつも、

この手の分野の研究にも余念がなかったという意味で、

ソニーの天外伺朗さん(必読本第131冊目参照)と感じが似ているとも言えます。

【マストポイント】

@「ふつうであることは、有り難い」

「世の中には、宝くじに当たるとか、会社で昇格するとか良いことが

起きることだけが良い運だと思っている人がいます。

これは大間違いです。良いことが起きることよりも

悪いことが起きない方がはるかに重要です。

ふつうとは、あり得ない「幸せ」なのです」

(総入れ歯になって初めて、自分の歯でしっかりとご飯を食べることができたという

「ふつう」の状態をしみじみ感謝できる。

巨大台風が来て、自宅が倒壊、床上浸水するような状態になって初めて、

災害のない毎日の平々凡々たる「ふつう」の日々をありがたいと思える。

一生に一回大きな幸運を得るよりも、大過ない日々が一生続く方が、

何百倍も価値があるということ)

A「下心があってもマイナスにはならない」

「人の心の中には菩薩も住んでいれば鬼も住んでいます。

下心があろうがなかろうが、他人の役に立つことを行うのは良いことです。

下心があるのはいけないからと何もしないよりも、

下心があっても人の役に立つことをした方がはるかに世の中は良くなります。

運命の女神もこちらの方が好きなようです」

(我々はそう簡単に聖人君子にはなれない。

表向きは「利他の精神」を謳っても、

何パーセントかは見返りを求める気持ちを誰でも持っているものである。

森に木を植えています、貧しい国に援助しておりますと

企業がボランティア活動を行うのも、

何かしらのフィードバックが必ず自分たちにあるから、やっているのである。

そんな時には、善心があっても何もしないことよりも、

下心をまわりに悟られても、何かを実際に行った方が何倍も良い)

B「失敗は成功の母」

「「人生最大の失敗は何も失敗しないこと」という格言があります。

失敗しないために一番良い方法は何もしないことです。

何もしなければ絶対に失敗はしません。

その代わりに何一つ成功することもありません。

できるだけ多く挑戦して、できるだけ多く失敗することこそ

成功への近道です」

(三振、凡打(=失敗)を恐れて、あるいは、

四球狙い(=棚からボタ餅)でバットを一度も振らなければ、

絶対にヒット(=成功)が生まれるはずがない。

見逃し三振(=何もチャレンジしないこと)は誰からも共感されないが、

空振り三振(=何かにチャレンジして失敗すること)したバッターを

非難する人はほとんどいない。

逆に、次に三振しないように、

コーチやチームメイト(=既に成功した先人や友人などの支援者)が

色々なアドバイスを贈ってくれるものだ) 

【著者略歴】

坂井優基(さかいゆうき)
国際線ジャンボジェットパイロット。世界中の街が見てみたくてパイロットを目指す。
一番好きな時間はパリのカフェでカフェオレを飲みながら、好きな本を読んでいるとき。
著書に『パイロットが空から学んだ一番大切なこと』『機長の教え』(インデックス・コミュニケーションズ)、『高度3万フィート、思うがまま』(講談社)などがある。

ラベル:坂井優基
posted by miura at 17:30| 山形 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 精神世界・不思議系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメント失礼致します。
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もしよろしければ、こちらのページより相互リンク登録もしていただけましたら幸いです。
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(自動書込のため、不適切なコメントとなっていましたら申し訳ございません)
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Posted by sirube at 2008年09月22日 18:24
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