2008年10月03日

必読本 第784冊目 ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力

必読本 第784冊目

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ブライアン・トレーシーの 話し方入門

ー人生を劇的に変える言葉の魔力

ブライアン・トレーシー(著), 門田 美鈴(翻訳)

¥ 1,365 (税込)

日本実業出版社

単行本(ソフトカバー): 224ページ

2008年7月20日 初版

 

●プレゼンで、スピーチで、会議で…評価は「話し方」で決まる!

46カ国で4000回を超すプレゼンテーションを行い500万人に話をしてきた著者が、

いかなる状況でも人を動かす話し方ができるようになる方法を解説する。

●私が、外国人の自己啓発、成功哲学系の作家の中では、

最も尊敬、崇拝しているといってよい、

ブライアン・トレーシーさんの本年夏に発売された最新刊。

昨年から何冊も出版は続いていたのだが、

その内、数冊読みそびれ、かなり久しぶりにその著書を読むという感じがする。

●これぐらいの超大物になりますと、そんなに頻繁に著書を

執筆、出版しなくなるものだが、

例外的にトレーシーさんは実に多作な方で有名である。

本書は、タイトルに単刀直入に示されているように、

ビジネスにおけるプレゼン、講演、セールストークなど、

あらゆる意味における「話し方」のコツを一冊にまとめた本である。

●テーマごとに全12章に分けられているのだが、

他の著書でもおなじみのように、

無駄なオシャベリ、抽象的かつ難解な理論や法則を一切排除し、

ひたすら実践的な、具体的なテクニック、アドバイスが

手際よくまとめられている。

章アタマには、偉人達の名言金言が、

章末尾には、箇条書きでその章のポイントが一言添えられているのも、

毎度のことながら、ありがたい配慮である。

トレーシーさんの著書をはじめ、

自己啓発系の洋書の翻訳者として名高い

門田美鈴さんのこなれた名文もあり、

実にスイスイと読みこなせることができる。

私は1時間弱で読破することができました。

●本書を読んで非常に感銘を受けたのは、

アメリカでも10本指に入るほどのスーパースター講演家にもかかわらず、

準備に準備を重ねるその用意周到な姿勢である。

ほんの30分〜1時間の短い講演であっても、

アドリブで話したり、世間話のような

愚にもつかない話で終わらせたりなど、

絶対に手を抜いたスピーチをしない。

聴衆はどんな人々なのか、どんなテーマの講演なのか、

何十時間もかけて綿密に原稿を書き、

当日は、予定時間の何時間も前から会場入りして、

会場の細部までくまなくチェックする。

「どんな分野であっても、偶然の成功など絶対にありえない、

大成功に導くためには、圧倒的な時間と労力を

人の見てない裏側で注がなくてはならないのである」ということを

思い知らされる。

●他に目立った点は、

照明、音響、室温、座席、OHP、パワーポイントなど、

スピーチにおける小道具類、視聴覚機器に関する

実に事細かなアドバイスが紹介されていることである。

これらは、デール・カーネギーさんの名著をはじめ、

類書ではほとんど取り上げられることがないものだけに、

実に斬新で、有益な点である。

これらの小物類は、話し手は一切タッチせず、

会場スタッフにすべて一任しているケースが圧倒的だが、

どんな細部でもスピーチに関係のあることならば手を抜いたらダメだと、

トレーシーさんは強調する。

是非とも銘記しておきたい点である。

●心からトレーシーさんを尊敬しているので、

ちょっと辛めな採点になるのだが、

全体的なまとまり具合を見ると、

デール・カーネギーの同種の本にはやや負ける

(というか、カーネギーの話し方教室の本は、

この分野では随一の完成度を誇る書なので、

他の本と比べること自体、土台無茶なことだが)。

ただ、どうも人前で自信を持って話せないという

方が手に取れば、ヒントが盛り沢山だという意味で、

読んでも別に損をするようなことにはなりません。

【マストポイント】

@【説得力と影響力を高める6つの秘訣】

1、相手を受け入れる。

2、感謝する。

3、ほめる。

4、賛同する。

5、気を配る。

6、一致点を見つける。

A「しっかりと準備することが成功のカギである。

優に90%が決まると言っていい。

知人のエリート弁護士が言ったことがある。

『どんなに準備しても、準備しすぎるということはない』

今日から、どんな会議にもしっかりと準備して臨もうと決意しよう。

そこで下された評価は、あなたのキャリアを左右するということを

忘れてはいけない。

あなたが口を開いて、説得したり、賛成したり、反対したりするたびに、

あなたの株は上がったり下がったりしているのだ。

何一つおろそかにしてはいけない!」

(ほんのたった一回の期待を裏切る講演会で、

どんな大物でも、二度とお呼びがかからなくなることを、

口が酸っぱくなるぐらいに本書で強調されている。

毎回毎回準備を万全にし、全力投球で話した結果が、

トレーシーさんを、超高額報酬の人気講演家にさせたのである)

B「ビジネスパーソン相手の講演では、私はこんな質問をする。

『アメリカで最も給料が高く、最も重要な仕事は何でしょう?』

しばしの沈黙のあと、声が上がる。

『芸能人!セールスマン!プロの講師!スポーツ選手!』

ひとしきり答えが出たら、私は笑顔でこう言う。

『最も給料が高く、最も重要な仕事は、考えることです。

人間の活動のなかで、考えることが最も大きな収穫をもたらします。

よく考えれば、それだけいい決断ができます。

いい決断をすれば、それだけいい行動が取れる。

いい行動が取れれば、それだけいい結果が出、

それだけ生活と仕事の質が向上する。

すべてが考えることから始まるのです。』」

(以上本文より。一部改変) 

 

【著者略歴】

ブライアン・トレーシー(Brian Tracy)
1944年生まれ。世界で最も有名なプロの講演家、コンサルタント。カリフォルニアに本拠を置く人材養成ビジネス会社の社長。
高校を中退後、数年間の肉体労働を経てセールスパーソンの職を得、ビジネス界でその才能を発揮。独自のアイデアと手法を生かし、大企業の重役まで上りつめる。自力で道を拓いて億万長者となった経験をもとに、成功の秘訣を伝授するセミナーを世界中で開催する。著書は『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社)、『頭がいい人、悪い人の仕事術』(アスコム)、『大富豪になる人の小さな習慣術』(徳間書店)など多数。

posted by miura at 17:14| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | セールス・マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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