2008年10月18日

日々の気づき 337 【第2回WBC監督選考問題に思う】

日々の気づき 337 

【第2回WBC監督選考問題に思う野球



●先日、プロ野球の有識者などを集めた

WBCの体制検討会議において、

第2回WBCの監督人選などについて話し合われた。

その場において、12球団の現役監督がWBC監督を兼務するのは、

色々な意味でハードだということがあり、

北京で指揮をとった星野仙一さんにする方向で、

暗黙的に話が進行しているようである。

しかし、北京でメダルなしの惨敗を喫し、

敗戦後の弁明でも顰蹙を買った星野さんを

日本代表の監督にすることには、世論の激しい抵抗がある。

●健康不安さえなければ、第1回で日本に劇的な優勝をもたらし、

現役時の実績、手腕からしても、人格的な面からしても

文句の付けようがない王貞治さんが、

連続して監督を務めるのが最も適任である。

現役チームの監督ならば、理論派として随一の評価を誇る、

楽天野村克也さんにやらせてみたいという声が

やはり圧倒的に強い。

他には、大逆転でセ・リーグを制した巨人原監督、

選手起用に定評があり、短期決戦にも強い中日落合監督、

メジャー監督の経験も豊富なロッテボビー・バレンタイン、

阪神を辞任したばかりで縛りがない岡田さんを推す声もある。

●星野さんが、もし世論の激しいバッシングにもかかわらず、

WBC監督を受け、予選突破し、本戦でも見事

相応の成績を残せば、一応北京での惨敗は帳消し、

個人的にも日本代表としても名誉挽回となるだろう。

しかし、一軍レベルの現役メジャーリーガーが大挙して出場する

ガチンコの大会で、北京五輪大会前のような「楽観的な期待」を

持つことは全くできない、と正直言わざるをえない。

下手をしたら、五輪で金メダルを取って自信を付けた韓国が出る

予選の段階で返り討ちに遭い、予選敗退する可能性さえある。

現実的に言って、第2回のWBCは、

第1回大会のような「僥倖」を期待せず、

相当シビアな成績になることを予想していた方が良いだろう。

●忘れがちなことなのであえて記すが、

とかく星野さんばかり何かとクローズアップされるが、

別に日本野球は星野仙一だけで成立しているわけではない。

他にも有能な指揮官はゴマンといる。

それに、実際に試合に出場して、勝ち負けを争うのは選手たちだし、

それを色々意味でバックアップするのは

ファンや各球団やスポンサーである。

ごく一人の人物の私情、個人的な境遇だけを

取り立ててて優先する必要は更々ない。

●もし星野さんが指揮官を務めることになった場合に、

北京五輪で恥さらしの形になった岩瀬、G・G佐藤などが

所属する中日や西武は、選手派遣を拒否する、

あるいは、選手自ら辞退する可能性はないのだろうか。

それらの球団以外でも、選手登録の際に、

有無を言わさぬ口調で出場を迫った星野さんの強引な

手法に反感を持った選手は少なくないはず。

シーズン前の大事な時期だとか、体調不良、怪我だとかいう

体のいい言い訳を作って出場辞退する選手が大量に

出るような気がするのは私だけではないだろう。

特に、「日本のエース」だと大々的に持ち上げられながら、

ろくに重用されずにメンツをつぶされた日ハムの

ダルビッシュなどは、代表チーム入りの前に、

国籍問題などで多少ゴネたこともあり、出ない可能性が少なからずある

(国際大会で国の代表として金メダルを取るということは、

確かに大いなる名誉だが、一時の栄光である。

プロ野球で一年を通して活躍し、高年棒を得て、

家族を安心して食わせるのは、選手たちの仕事であるから、

当然、最も重視することである。

前者に価値を認めない選手が少なからずいるのは、

なんら不思議なことではない。

北京五輪前、『報道ステーション』だったかに出演していた

野村監督の、浮かれ気分の日本国民に警鐘を鳴らすかのような

「あえて批判を承知で言いますけれども、そんなにオリンピックで

金メダルを取ることが大切なことですかね?」という発言は、

そういうことも意味している)。




●日本メジャーリーガーをすべて招集する

かのような報道も一部であったが、

気性が激しく、手腕にも疑問符がついた星野さんが監督ならば、

俺は出場しないよ、という選手も何人かは出そうな気配がある。

特に、圧倒的な存在感と発言力を持つイチローが

出場辞退を表明したら、それに倣うように

出場ボイコットを表明する選手が出てくることも

十分考えられる。

●関係者は、すべての人々を黙らせるに足るだけの

「落とし所」を現在模索していることだろう。

万が一、適任者が不在で、

批判承知で星野さんにせざるをえないとしても、

北京時のように、

「仲良し内閣」では到底容認されないだろうから、

星野さんにズケズケとものが言える、

野村克也さんをヘッドコーチ格で入閣させる、

または、ベンチ入りはしないものの、王さんを

「総監督」的な立場で入れることは十分考えられうる。

星野一人のワンマン政権にして、

リベンジどころか、北京の悪夢再びの惨敗を喫してしまったら、

星野さんは、それこそ、

球界の表舞台から完全に消えることになるからだ。

●私個人としては、総合的な観点から言って、

12球団現役監督は無理だという流れになってきてはいるものの、

やはり、監督は(内心、本人もやる気満々だと言われている)

野村克也さんにし、

後年の捲土重来の余地を残すという意味で、

ヘッドコーチ格で星野さんを入れるのが無難な選択だと思う。

この人選を逆にするのはやはり危険すぎる。

万が一の敗退の責任を誰にさせるのかとなった場合、

野村さんだったら、まあ仕方ないかとなるにしても、

星野さんだったら、とんでもない騒ぎが予想されるからだ。

北京で惨敗した後の「リベンジの場」としては、

半年も経過しておらず、あまりにも時期尚早に過ぎることもある。

王監督は現場入りはしないものの、

「総監督」的な役割を担ってもらうのは、

イチロー、岩村、松坂などのメジャーリーガーの承諾を

得やすいという意味からである。

●ともかく、サッカーワールドカップで惨敗した代表監督が、

辞任も更迭もなしに政権を務め続けることなどありえない、

どこの国のファンもそんなことを

絶対に認めないことからもわかるように、

北京のみそぎもろくに済んでいない

星野さんに連続で監督を担当させるのは、

現実的な選択とは言いがたい。

本人は、それを素直に辞退するような

現実感覚を持ってもらいたいものだとつくづく思う。


posted by miura at 17:24| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の気づき・旅日記・その他告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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