2008年10月24日

必読本 第796冊目 史上最強の人生戦略マニュアル

必読本 第796冊目

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史上最強の人生戦略マニュアル

フィリップ・マグロー(著), 勝間和代(翻訳)

¥ 1,785 (税込)

きこ書房

単行本: 408ページ

2008年9月27日 初版

 

●理想と現実のズレを正確に認識すれば、

どんな問題も解決法が明らかになる!

劇的に、確実に、人生が変わる!

全米370万部突破の大ベストセラー。

●かつて、渡部昇一さんの翻訳解説によって2001年に出版された

『ライフストラテジー 人生戦略 ―

相手に圧倒的差をつける戦略的人生論 』(きこ書房)の復刊本

(そちらの方は、絶版であることもあり、

現在アマゾンでは古本価格が急騰している)。

今最も話題の勝間和代さんが人生に深く悩んでいた時に手に取り、

大いに影響を受けたという座右の書であるという。

英語が堪能であるとしても、これぐらいに人気で多忙な著者が

自ら翻訳を担当されるということはめったにない。

本田健さんがかつて、アンソニー・ロビンズの大名著を自ら

翻訳担当されたことがあったが、

若かりし日々に絶大な影響を受けた外国本を

自ら改めて翻訳再出版するというのは、

本好き成功者の、最高の名誉、喜びだろう。

そういう意味で、勝間さんの思い入れ、気合いがヒシヒシと伝わってくる

(あわせて、詳しいことは不明だが、

この復刊の企画は、勝間さん自らがきこ書房に

持ち込んだ可能性がある。

今まで勝間さんとは全く本の執筆関係で付き合いがなかった点、

巻末にきこ書房お得意の余計な広告が皆無な点など、

全くきこ書房らしくないこざっぱりとした本の作りで、

勝間さんの意向がかなり反映されている本の仕上がりになっている)。

●内容はと言うと、

万巻の書に通じている勝間さんが

あえて推薦するだけのことはあり、内容的充実度はさすがである。

著者は、アメリカの訴訟コンサルタントであり、

法廷で勝つための心の持ち方、振る舞い方を指導する専門家である。

アメリカでは、日本で言うところの、みのもんたと同じぐらい

知らない人はいないという人気司会者オプラ・ウィンフリーの裁判闘争劇で

自ら勝利に導いたエピソードからはじめ、

その後、本書の肝となる「人生の法則」を10個列記し

(この手の自己啓発書でよくお目にかかるような法則が

手際よくまとめられている。時間がない方はこの部分だけでも読む価値あり)、

最後の箇所では、その法則を実際の生活で活用できるように、

目標達成の方法が丁寧にガイダンスされている。

読み応えは相当なものがある。

●セラピスト、医師、訴訟コンサルタントなどを歴任してきたこともあり、

著者が見聞きした人々の体験談が、

性的虐待、障害児の早世、飛行機墜落事故のブラックボックスの

録音内容、暴力夫からのDV、銀行強盗から銃口を頭に突きつけられたなど、

内容の描写が実に生々しく、軽い気持ちで読み始めると胸が悪くなるほどの

衝撃を受けるが、

人生はやはりこの手の負の面、過酷な側面が多いのだ、

甘くはないのだということを痛感させられ、

読むほどに真剣な気持ちを知らず知らず持たされてしまう。

一部、翻訳の拙劣さを非難するアマゾンの書評があるが、

私が読んだ限り、冒頭のオプラさんの箇所以外は、

言うほどひどいものではない。それなりに読みやすい文章だった。

●本の分厚さといい、内容の秀逸さといい、

何か一冊の自己啓発本と心中しようと思って本書を選んだとしても、

それほど困った事態にはならないだろう。

甘い気持ちで今まで自己啓発書を読み飛ばしてきたが、

何一つ行動に変化が見られなかったという方(自戒を込めて言いたいのですがw)、

空理空論ではなく、文句なく現実に結果を出したい、

人生を変えるための真剣な本が欲しいと、切にお考えの方には、

非常に有効な本だと思います。

【マストポイント】

@【万人に共通する10の法則】

1、すべての人がいちばん恐れるのは、「拒絶される」ことである。

2、すべての人がいちばん必要としているのは、「受け入れられる」ことである。

3、人を動かすには、相手の自尊心を傷つけない、

もしくは、くすぐるようなやり方をとらなければならない。

4、人は皆、例外なしに、どんな状況にさしかかっても、

「自分はどうなるのだろう?」という不安を、少なくともある程度は抱く。

5、人は皆、例外なしに、自分にとって個人的に大事なことを話したがる。

6、人は、自分が理解できることだけに耳を傾け、自分の中に取り入れる。

7、人は、自分に好意を持っている人を好み、信じて頼る。

8、人はしばしば、はっきりとした理由もなく行動する。

9、上流階級の人の中にも、料簡の狭いつまらない人間がいる。

10、すべての人は、例外なしに、「外面」がある。

あなたは、その仮面の向こうにあるものを見なくてはならない。

A「行動は、人々があなたという人間を知る唯一の判断材料であり、

これをもとに、あなたにほうびを与えるか罰を与えるか、人々は決める。

人々は、あなたの意思には関心がない。人々が興味を持っているのは、

あなたの行動だ。国税庁は、あなたが税金を払う「つもり」だったかどうかには

興味がない。あなたの子供は、あなたが夕食を作る「つもり」だったか

どうかには興味がない。

横断歩道にいる人たちは、あなたが止まる「つもり」だったとしても、

それで心が慰められるわけではない。

大事なのは、あなたの人生のシナリオを決めるのは、

あなたの行動だということである」

B「「事実なんてない、あるのは認識だけ」というのは、

人生に何が起きようと、その出来事をどう解釈するかは自分次第である、

という事実を受け入れることに他ならない。

状況が持つ意味や価値は、実際には、あなたがその状況に持たせた意味や

価値でしかないのだ。

あなたがいかなる環境に置かれようと、

それをどう受け止めるかはあなたが選ぶことだ。

ヴィクター・フランクル博士のナチスによる強制収容所の体験が示すように、

たとえ極限状況であってもこのことは当てはまる」 

(以上本文より。一部改変)

【著者略歴】

フィリップ・マグロー
20年以上にわたって戦略的人生設計の分野を研究。行動科学で博士号を取得。米国有数の訴訟コンサルタント会社コートルーム・サイエンシィス(法廷科学)の共同設立者兼社長で、国内外の関心を集めた有名なオプラ・ウィンフリー訴訟では戦略を手がけ、勝利へと導いた。主にコミュニケーションや対人関係に関するセミナーを開催し、効果的な人生設計の立て方を多くの人にアドバイスしている。心理学者として数々の科学論文も発表。テレビにも出演している有名人。

勝間和代
1968年東京都生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。以後、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。2005年、『ウォールストリート・ジャーナル』から、「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。三女の母。著書に『決算書の暗号を解け!』(ランダムハウス講談社)、『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディズカヴァー21)、『マッキンゼー 組織の進化』(共著、ダイヤモンド社)などがある。ブログ「私的なことがらを記録しよう!!」 。

勝間和代さん 公式ブログ http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/

posted by hiroyoshi at 16:01| 山形 雨| Comment(0) | TrackBack(1) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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