2008年11月02日

必読本 第801冊目 ローマの名言一日一言―古の英知に心を磨く (致知一日一言シリーズ 12)

必読本 第801冊目

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ローマの名言一日一言

―古の英知に心を磨く (致知一日一言シリーズ 12)

渡部 昇一(編さん)

¥ 1,200 (税込)

致知出版社

単行本: 235ページ

2008年9月29日 初版

 

●古代シナと古代ローマぐらい、名文句を多く残した文明はない。

本書では、諺、格言、金言となるようなローマの名文句の中から、

366の文句を厳選し、解説。

古代ローマ人の豊かな知恵が詰まった1冊。

●過去の偉人の金言名言を短時間で吸収できるという利便性、

手頃な価格、カバンに入れておいても簡単には古びない堅牢な装丁などで

好評な致知出版社の一日一言シリーズ最新刊。

万巻の書に通じている評論家の渡部昇一さんが

編纂を担当された、古代ローマの賢人たちの名言を

366日一日一話形式でまとめた本である

(一部、ギリシャの言葉や、中世以降の言葉もあり)。

●日本や中国の偉人の言葉は、

同じ漢字圏であることもあり、頻繁に目にする機会があるだろうが、

古代ローマ人の名言やユダヤ人の名言などを

一冊の本の中で効率的に学ぶ機会というものは

なかなかあるものではない。

たとえあったとしても、本自体が高額だったり、大部過ぎる本であることも少なくない。

そういう意味では非常におすすめの本。

●各日の名言の後に記された渡部さんの解説文の中に、

あまりにも戦争関連のエピソードが多く、

もうちょっと当り障りのないテーマで書けたのではないかという

疑問がなくはないが、

まあ不要な感じがあれば、読み飛ばせばよいだろう。

●このシリーズでは初めてといってもよい

西洋の知見を元にして完成した本。

ということは、次は、「聖書の名言 一日一言」あたりで

出してくる可能性もありますね。

【マストポイント】

@死に関する名言3つ

「汝は死するということを記憶せよ」

「何ものも死より確かなものはなく、死より不確かなものもなし」

「死を求める人は哀れである、しかし死を恐れる人はもっと哀れである」

A沈黙と発言に関する名言2つ

「自分の利益について論ぜられるとき、沈黙する人は同意するものと考えられる」

「居ない人が相続人になることはない」

(我が国では、「沈黙は金、雄弁は銀」、「口は災いの元」、「以心伝心」などと

言って、むやみに多弁を弄することを戒める傾向があるが、

肝心要の時には、NOならばNOと毅然として発言し、

自分の権利や意見をその場で自らハッキリと主張することが大事である。

腹に一物あっても、発言しない限り、「沈黙は同意のしるしである」とみなされる。

外国では特にその傾向が強い)

B「間違うは人の常、許すは神の常」

(この世に、完璧な人間はいない。

人間は必ず失敗、間違いを犯すもの。

そう思って何事にもぬかりなく対応せよ。

そして、人が何か失敗をしてしまっても、神様のように許してやることが

大事だというたとえ) 

 

【著者略歴】

渡部 昇一(ワタナベ ショウイチ)
昭和5年山形県生まれ。30年上智大学文学部大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.平成13年から上智大学名誉教授。幅広い評論活動を展開する。



ラベル:渡部昇一
posted by miura at 18:05| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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