2008年11月06日

必読本 第804冊目 僕たちの“夢のつかみ方”をすべて語ろう! (Dream skill club)

必読本 第804冊目

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僕たちの“夢のつかみ方”をすべて語ろう! (Dream skill club)

中村 文昭 (著), 大嶋 啓介 (著)

¥ 1,470 (税込)

学習研究社

単行本: 221ページ

2008年8月8日 初版

 

●飲食店業界の「カリスマ経営者」と

若い人を中心に慕われ、憧れられる二人。

さまざまな挫折や失敗を繰り返し、たどり着いた生き方の極意。

「夢を広めたい」「みんなで幸せになろう」と語りかける。

生きること、夢を叶えることについて熱く語る初対論集。

●私自身、特に好きな経営者の一人、

中村文昭さんの8月に発売された最新刊。

氏の著書は、アマゾンでこまめにチェックしているはずなのだが、

うかつにも、先月まで本書の存在に全く気づかなかった。

中村さんの本や講演に感動し、

今や個人的にも深い交流を持つという盟友、

居酒屋「てっぺん」経営者大嶋啓介さんとの共著である。

●大嶋さんといえば、

全国から大勢の見学者が集まるという

大人気の居酒屋の社長である、

のみならず、あの居酒屋甲子園主催者であるということで

当然名前は知っていたのだが、

今までその著書など、詳しい人となりを知らなかった。

よって、かなりの期待感を持って読ませていただきました。

●本の構成は、「夢」「失敗」「悩む」「勉強」「幸せ」など、

若者ならば誰もが興味あるテーマごとに、

中村さんと大嶋さんが交互に語り合うという形式で進行していく

(最終章だけは、お2人の対談になっている)。

中村さんの本でおなじみのように、

口語体でともかく読みやすい文章。

西田文郎、福島正伸、田端俊久、てんつくマンなど、

著者たちが影響を受けた師匠、同志などの

エピソードも豊富に掲載されていて、非常に楽しく読める。

無精ヒゲに作務衣姿の中村さん、

髪を短く刈り込み、センスの良い革のジャケットを着こなす大嶋さんなど、

写真が多いのも、お2人の普段の人柄が感じられて、ファンにはうれしい。

●この本を読了して、改めて痛感したのは、

お2人は、元々、我々と全く変わらない

「普通の人」、「平凡な若者」だったという事実です。

ベストセラーを何冊も執筆し、講演までこなすほどの人物は、

初めから、誰の指導も受けずに、独力で今の地位を築いた、

何の苦労も知らずにスイスイスイスイと順風満帆の人生を送ってきたと

我々一般人は思いがちですが、とんでもない誤解であることが判明します。

サラ金、街金の取立てで地獄の苦しみを送った中村さん、

お客さんから店長失格の烙印を押され、

従業員からもドンドン見限られるという不遇の時期を送っていた大嶋さん。

20代の修行時代には、本当に失敗続き、悩みまくりの人生だったのですが、

人との出会いと、間髪入れない迅速な行動力の2点を武器に、

人生を切り拓いて来たお2人の姿には、

やはり強い説得力が感じられます。

●将来の方向性がなかなか定まらない学生さん、

毎日なぜかやる気が起きない、ダラダラと自堕落な日々を送っている

若者の方には、非常にヒントになることが多く書かれております。

「笛吹けど踊らず」と言いますか、

なかなか自分の熱い考えが社員やお客さんに伝わらず、

歯がゆい思いをされている経営者の方(特に、飲食業、サービス業)、

お2人とも、ゆっくり自宅に戻れないほど超多忙にもかかわらず、

3人のお子さんをお持ちで、奥様とも円満だという意味で、

夫婦問題にお悩みの方にもお薦めします。

心が暖かくなるという感動的な面と、

すぐに行動を開始したくなるという熱くなれる面の、

両面を兼ね備えた傑作です。


【マストポイント】

@中村「カッコいい大人、カッコいい人間になるには、自分の役割を果たすこと、

今、自分に何らかの役割が与えられているとしたら、

迷わずそれを精一杯果たせばいいのです。

『他の誰かじゃなく、お前じゃないといかんのや』と、当てにされる人間になれ」

(そのために誰もができる習慣として、

1、返事は0.2秒で言う。2、「頼まれごとは試されごと」

(他人から何か依頼を受けたら、嫌がらず、相手の期待を上回る結果を出す)。

3、できない理由、ネガティブな言葉を一切言わない。

4、今できることを、探してでもやる)

A中村「『ありがとう』の対極語は『当たり前』である。

当たり前のことが当たり前ではなかったということに気づけた瞬間に、

本当に感謝することができ、それを幸せだと思うことができる」

(中村さんの師匠である中山靖雄さんの言葉)

B大嶋「居酒屋で大繁盛しているお店とそうでないお店の違いは、

ズバリ、僕の主観ですが、「何のために」の志が違うのです」

(著者の三重県桑名市3号店は、

自分のお店が繁盛することではなく、

「桑名の町を元気にしたい!」という目標を第一に掲げて

成功しているという。

熱い志がお店にあれば、人もお金も自然に集まる)

C大嶋「成功者といわれる人たちは、

ピンチをチャンスに変えて成功した人がほとんどです。

『世の中にはチャンスしかない』と肯定的錯覚をしている人が

肯定的な結果を作り、成功しているのです」

(失敗談は、成功した時に語るネタにする、

おみくじで凶を引いたら、めったにないことだと、逆にアホみたいに喜ぶなど、

なにが起きても、チャンスだと勝手に思ってしまう。

また、普段しゃべっている言葉を「先に」ポジティブなものだけで満たしてしまえば、

実際の現象もそれに釣られて良いことばかり起こるという

西田文郎さんの理論も紹介されている)

D中村「アメリカ人のカッコイイは、『正義が勝つ』ですが、

日本人のカッコイイは『和睦』です。

これを失わない限り日本人は、

武術の達人であった坂本竜馬のように、腕はあっても人を斬ることなく、

「戦わずして勝つ」という最上級のやり方で活路を開いていくことが

できるのです」

(西洋的な「勝ち負け」「比較」主義には終わりがなく、

いつになっても心の安寧が得られない

(例・ハリウッドバイオレンス映画、格差社会)。

「大和の国」日本は、平和、和解を尊ぶ。

優劣を競わず、自分の特色を伸ばすことだけに励んで、

みんなで仲良くすることを第一に考えれば、未来永劫安心して暮らすことができる)

(以上本文より。

パワフルな言葉が多かったので、特別に5個掲載します) 

【著者略歴】

中村 文昭
三重県の山奥で林業家の息子に生まれ、高校卒業後、単身上京。一人の事業家と出会い、果物と野菜の行商をスタート。やがて六本木に飲食店をかまえるようになり、商売の面白さを知る。その後、故郷に錦を飾るべく、伊勢で、自分の力でお客様に喜んでもらえるサービスを提供する手づくりのレストラン・ウエディング事業を展開。多くの若者の支持を得て、派手な広告もせずに大繁盛となる。「商売のすべては出会いから広がっていく」という独特のコミュニケーション、サービスはアイデア満載。講演をはじめたのは2000年。初年度十か所、二年目三十か所、三年目八十か所!すべて口コミで広がっている。

大嶋啓介(おおしま けいすけ)
1973年三重県生まれ。今、日本の飲食業界でもっとも注目を集めている居酒屋『てっぺん』の創業者。『てっぺん』独自の「公開朝礼」が日本中で話題となり、テレビや雑誌等で数多く取り上げられるなど、大きな注目を集める。年間の朝礼参加者は1万人。その勢いは日本国内だけにとどまらず、韓国や台湾など海外からも多くの人が「本気の朝礼」を見学に訪れている。2006年には居酒屋業界全体の活性化を目的にNPO法人「居酒屋甲子園」を立ち上げ、初代理事長としても活動。同年、「外食産業界で活躍した人物・話題になった人物」に贈られる「外食アワード2006」を受賞。また、2007年には「35歳以下の日本の次世代を創る若手ベンチャー起業家」を表彰する、「ドリームゲートアワード2007」にも輝いた。現在は、「日本中に夢を広めたい」という熱い想いで全国での講演活動にも励み、活躍の場を大きく広げている。著書に、『夢が叶う日めくり』(現代書林)がある。  

てっぺん公式ホームページ http://teppen.info/

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