【今日は人の身、明日は我が身】
●周知のように、
巨人の二岡選手が、林投手ともに、
北海道日本ハムにトレードされてしまった。
言うまでもなく、二岡選手の場合は、
今年、女性タレントと起こした不倫トラブルによる、
粛清的なトレードである。
後者の林投手は、巨人きってのアイドル選手、
女子アナウンサーとも結婚し、ちょっと前までは、
公私共に順風満帆で、
これ以上ないというような野球人生を謳歌していたはずだ。
しかし、今年は越智、山口、西村などの若手中継ぎ陣が
台頭したこともあり、働き場所がなくなった。
昨日の、二人の打ちひしがれた表情の写真と、
日ハムから巨人に来るマイケル中村の、喜色満面の写真との好対照が、
そのトレードの意味するものの違いを如実に表していた。
●二岡選手は、
ミスターの政権時に、秘蔵っ子と言ってもよいぐらいに重用された。
高橋由選手とともに、将来の監督候補生、幹部手形的なものは
与えられていたはずである。
しかし、たった一回の不倫トラブルで、すべてのものを失ってしまった
(あのラブホテルでの情事の最中、
よもやこの秋に札幌に飛ばされるとは思ってもいなかっただろう。
色欲に目がくらむと人生を過ってしまうという典型例である)。
林投手だって、自分が原監督の構想外、
トレードに出されるとは夢にも思っていなかったはずだ。
一度入ったら出たくない温泉のような環境
(巨人の一軍スター選手は、軒並み億万長者で、奥さんもキレイどころ、
引退後もコーチ、解説者、タレント、副業と、
死ぬまで食いっぱぐれがない)から、
寒風吹き荒ぶ北海道札幌への引越しは、
さながら、島流しのような気分であろう。
背番号8の継承者、仁志を切ったこともある原監督は、
己の主義に合わない選手、甘えのある選手には
容赦ない厳しさがあるようである
(我の強さが災いするのか、
張本、西本聖、落合、清原、工藤公など、
チームスポーツの輪を乱しがちな「一匹狼」タイプは、
巨人を追われやすい)。
●うがった見方かもしれないが、
巨人のフロント陣は、
自分達があまりいい思いをしていない妬みでもあるのか、
定岡正、河原、二岡、林と、イケメン系に滅法冷たい。
件の酒の席で同席していたという矢野選手、
人気モデルとの交際ばかり報じられる、話題先行型の野間口投手、
「11」とエースナンバーを与えられながら、不満足な成績しか
上げられない久保投手(以前行われたような、
背番号シャッフルがこのオフ実施される可能性がある。
ちなみに、「18」、「55」など、大物ナンバーは、
前任者に敬意を表して現在空き番になっている。
「55」を、今年のドラ1大田選手がつけるという報道も
本日あった)、
「次代のエース」と目されつつ、
いつになっても上に上がって来ない辻内投手だって、
いつどうなるともわからない。
「韓国の至宝」とは言え、
その超高年棒に見合った活躍をしていない李選手、
あまりにも怪我での欠場ばかりが目立つ高橋由選手、
インタビュー、ベンチでの浮ついた態度が
時に鼻につく高橋、内海両投手だって、
「明日は我が身」の心境でいるだろう。
●こういうゴシップ的なニュースは、どうしても、
高みの見物のような気分になって見てしまうが、
とんでもないことだと思う。
日ごろの健康管理を怠って、欠勤がち、十二分な働きをせず、
左遷やリストラされたり、
「後生畏るべし」ということわざを忘れ、
後輩の若手を侮ったりすることで、
自分のポストを奪われてしまったり、
笑顔も、覇気も、愛想もなく、
社長や常連客の不興を買ってしまったり
(二岡選手は、マスコミ嫌い、
ファンサービス嫌いだったことはつとに有名である。
野球に限らず、「ファンあってのプロスポーツである」ことを
忘れた選手は、後年、手痛いしっぺ返しを食らう)、
一回ぐらいはバレないだろうと、
酒飲み運転、部下との不倫、未成年との淫行、
カッとなって暴力を振るう
(西武の大●保コーチは、チーム内で外国人選手と揉め、
のみならず、外でも一般女性と暴力沙汰を起こしたという。
感情的になって、すぐに口や手が出てしまい墓穴を掘る典型例)、
会社の金の横領などで、新聞沙汰になってしまうようなことは
我々一般人の生活でもいくらでもありうる。
「今日は人の葬式、明日は自分の葬式」である。
重々自戒したいことである。





