【2の矢、3の矢を用意しておく】
●ある依頼、希望があり、
それを他人に持ち込んだり、その結果を待っている状況だとします。
当然、こちら側としてはOKしてもらえるものだと思って
期待感満々で待機しているわけですが、それが裏切られてしまった時の
ショックというものは並大抵のものではありません。
普段友人としてごくごく仲良くしていた女子と
更に進展した関係になりたいと思い、普段の感触から
当然OKしてもらえるものだと思って告白したら、
意外にもNOと言われてしまった、そんな場面を思い浮かべていただけると
良いでしょう。
●人生は「自分の思い通りになる」と思って生きた方がよいのか、
「自分の思い通りにならない」と思って生きた方がよいのかは
意見が分かれるところだと思いますが、
コントロール不能な赤の他人が介在する場面においては、
後者の立場をとって臨んだ方がより賢明だと言えます。
●自分では必ずこのアイディアはうまくいく、
非の打ち所がない、最高の結果を得られると信じ抜いていたとしても、
自分の単なる思い込みであるかもしれない。
相手に何か予想外のミスを指摘されるかもしれない。
相手の単なる気まぐれ、意地悪によって、NOと言われるかもしれない。
完璧な準備を重ねて臨んだと自分では思っていても、
どんな事態が待っているかは、
当日になってみなければ何とも予想ができない
(併せて言えば、「絶対にうまくいくから」などと、
「絶対に」という言葉を頻繁に使う人には十分注意しなくてはならない)。
●であるからこそ、
ベスト案以外にも、それが叶えられない場合の対案、第3案、
つまり、こちらとしては最高だと思えるようなアイディアを考え抜いて
きているにもかかわらず、
それが満たされない場合を想定した、
緊急避難策、妥協案、失敗ケースをあらかじめ考えておくことが
非常に重要になってくるということです。
●世の中、何でも、自分の考えどおりに相手が受け入れてくれたら、
こんなに楽なことはない。
だが、ほとんどの場合、赤の他人が、ホイホイと自分の要求を
全面的に受け入れてくれることなど、ないと思って生きた方がよい。
交渉ごとにおいては、常に第2案、第3案を、
つまり、自分にとって非常に不利な、失敗した、
最悪な事態を十分予想し、
それに対応できるような心構え、準備をしておくことが
大事になってくるということです。
●以上のことから、教訓的に導き出せることは以下の3つです。
「『世間の風が冷たい』のは当たり前。
だからこそ、他人から受け入れてもらったり、
何か親切な行為を受けた時には、
非常に感謝し、それを一生忘れてはいけない。
そして、自分も『情けは人のためならず』と思って、
初対面の人にも優しく接しなくてはならない」ということと、
「自分の思い通りにならなかった時には、
決して自暴自棄にならず、これは神様からの試練だ、
解決できないトラブルなど自分には現れないのだ、
将来起きるだろう、より大きな試練への準備段階なのだ、と
考えるとよい」ということと(お金の問題には特に有効)、
「結果がわからない問題に臨む時には、
自分の考えが受け入れてもらった時には、最低レベルの達成で御の字、
自分の考えが裏切られた時には、最悪の事態を想定しておき、
事前にその覚悟を決めておく、腹をくくっておく」ということです
(胃がんの検査をやって、何か怪しい異常が見つかり、
その再検査の結果を待っている場合、
あらかじめ「末期の胃がん」だと覚悟しておけばよい。
単なる胃潰瘍だったら、儲けもの。
実際胃がんだったとしても、心の準備ができていれば、
比較的にショックは少なく、冷静な対応ができる)。





