2009年01月09日

必読本 第839冊目 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100

必読本 第839冊目

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10年後あなたの本棚に残るビジネス書100

神田 昌典 (著), 勝間 和代 (著)

¥ 1,260

ダイヤモンド社

ムック: 123ページ

2008年10月30日 初版

 

●日本一のマーケッター・神田昌典と経済評論家・勝間和代が

これだけは読んでおきたいビジネス書を100冊選び、

エピソードを交えながら読みどころを解説。

両著者の「年齢別」読書年表、カリスマ書店員のお薦め本リスト付き。 

●昨年2008年10月末発売、少々古い本で、

私のように常日頃からビジネス本に目を光らせている方ならば、

既にご存知かと思います。

アマゾンなどでも順調に売れているようです。

今更という感もないわけではないのですが、恥ずかしながら

日ごろの不摂生が祟ったのか、正月早々体調不良でダウンしてしまったこともあり、

寝床でウンウン唸りながら一通り読んでみました。

●書物を徹底的に活用し、人生を切り開いてきたカリスママーケッター神田昌典さんと、

その影響を多大に受けてきた経済評論家勝間和代さんのブックガイドの共作。

一般書籍ではなく、使い勝手のよいというムックという形で出してきた。

●しかし、本書を通読しますと、あらためて、お二人の本好き、勉学好き、

知的好奇心の強さに驚嘆させられます。

人並以上に多忙で、ゆっくり本など読んでいる暇など

ほとんどないと推察されるお二人にもかかわらず、

よくもまあ、これほどまでの書物を読破してきたものだと感心させられる。

それぞれの本に対する寸評には、本をどのようにして仕事や人生に

活用してきたのかが手にとるようにわかり、大変勉強になります。

神田さんの、本から入り、その後実際に著者に会うことが叶った

という渡部昇一さんとの出会いのエピソードには、大変感動させられますよ。

●めったに自著で顔写真を載せることがない神田さんが写真で登場していること、

プラモデル好き、料理好きの幼少時の思い出、

年間3億円の収入を生み出していたダントツ繁盛会を休会する決定打となった「免停」事件、

自著で生年を大っぴらに公表していない勝間さんの実年齢が判明することなど、

両著者の「信者」的なファンの方ならば、

プライベートな部分が数多く披露されている意味でも一読に値するでしょう。

●経済不安、格差社会、実力主義が叫ばれている昨今、

改めて、個人での勉強、読書の大切さが見直されております。

息をつく暇もなく多忙で、著者二人のようにフォトリーディングのような

速読法もマスターしていない一般の人々は、

小難しいビジネス書などをじっくりと読む時間など、

なかなか普段の生活の中で捻出することが難しいでしょう。

であるからこそ、貴重な時間の中で、大切なお金を投下する本選びという行為で

誰もが失敗などしたくない。

あまたあるビジネス書の中から、何を優先的に読めばよいのか、

どのような心構えで本と向き合えばよいのか、

その方向性を示してくれる極めて実践的な読書ガイドです

(個人的には、この分野の権威でもある、

斎藤一人、清水克衛、土井英司、本田直之さんの同種の本も

読んでみたいという気がしないでもない)。

●現在、いかな「勝間ブーム」とはいえ、

書籍の帯に「勝間和代推薦」と、イヤミと言うぐらいに

載せられている書籍写真が多すぎること、

神田さんの息がかかった著者の本紹介が多すぎることなど、

鼻につく部分が正直ないわけではない本だが

(そのあたりの事情が、アマゾンレビューでの低評価、

バッシングに繋がっていると思われる)、

そういうところを除いても、ブックガイドとしては白眉の一冊です。

その後、似たような本が続けざまに出されていて、

「小銭稼ぎ」かと連続バッシングされそうな勝間さんですが、

志は高邁な方なので、それほど悪意ある捉え方はしない方がよいでしょう。


【マストポイント】

@「あなたが衝動を感じる本を買ってください。

頭ではなく、身体で感じること。それが良書を選ぶためのコツ。

自然に身体感覚を信じられるようになると、

ビビビビと必要な本がわかるようになります。

本屋さんに行くと、あなたが必要とする本から、

あなたを呼び止めてくれるようになります」

(神田昌典。現実にこの手の本との出合いというものは

間違いなくある。私の場合は、ブライアン・トレーシーさんの『自己を築く』)

A「僕は、現代がいかに「虚と実」を見分けることを必要としている時代か、

を言いたいのだ。ネット上では検証されない情報が垂れ流しで、

根も葉もないことが真実のように伝えられることがよくある。

マスコミで報道されていることも鵜呑みにするのはとても危険だ。

特に、現在20〜30代の人は素直で、言われたことを

そのまま受け取ってしまう傾向がある。

だけど、それが真実かどうかを疑うことも大事で、

そのメンタリティや思考を学ぶために、読書は大事である」(神田)

B「たとえば私はよく

「インターネットのマーケティングがどうしてできるんですか?」と

聞かれますが、「ディープスマート(本文参照のこと)があるから」としか言いようがありません。

19歳の頃から延々とネットをやって、短い日で3時間、

長い日で丸1日、それを20年間繰り返していると、

ネットで何をすべきかが皮膚感覚でわかります。

それはどんなにネットマーケティングの本を読んでも、

できない人はできません。

逆に私は、ネットマーケティングの本などほとんど読んだこともないけれど、

直感でわかるのです」(勝間)

(以上本文より。一部、主旨を変えない限りで改変)

【著者略歴】

神田 昌典
上智大学外国語学部卒。外務省経済局に勤務後、ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本一のマーケッター」に選出されている。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行うほか、複数企業の社主を務める。

勝間 和代
東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。慶應義塾大学商学部卒。早稲田大学ファイナンスMBA。現在、早稲田大学商学研究科博士後期課程在学中。19歳で公認会計士2次試験を突破(当時史上最年少)。21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤務するが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、アーサー・アンダーセン(公認会計士)、マッキンゼー(戦略コンサルタント)、チェース銀行およびJPモルガン証券(ディーラー・証券アナリスト)を経て、経済評論家として独立。2005年、ウォール・ストリート・ジャーナルから、「世界で最も注目すべき女性50人」に選ばれる。2006年、エイボン女性大賞を史上最年少で受賞。2008年、ベストマザー賞(経済部門)を受賞。3児の母。

posted by hiroyoshi at 17:57| 山形 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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