2009年01月27日

必読本 第847冊目 斎藤一人 成功する人くさる人

必読本 第847冊目

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斎藤一人 成功する人くさる人

寺田 啓佐(著)

KKロングセラーズ

¥1,470(税込み)

ハードカバー:163ページ

2008年11月1日 初版



●それは、あたかも蔵つきの微生物が独りでにはたらいて酒を醸すがごとく、

目に見えない不思議な力、他力でもって自分の実力以上の成功が醸し出されていく。

一人さんが教えてくれた“人生の成功法則”。

●斎藤一人さんが近刊でその処女作(必読本第711冊目参照)を推薦したことで

一躍話題になった、千葉県の老舗造り酒屋の当主寺田啓佐さんの著作2作目。

まるかんのお弟子さん以外の本で、

「斎藤一人」名を冠につけることを認めるのは、

極めて異例である(有名な清水克衛さんなどごく一部)。

一人さんには数え切れないぐらいの、帯への推薦文や、

対談などのオファーがあるはずだが、いかな万人に優しい一人さんであっても、

それらすべてに対応していたら、いくら時間があっても足りない。

ご自分のお眼鏡に叶い、私利私欲を超越した仕事振りを実践されていると

認めた人のことだけしか、名前を出したり、手助けしたりはしないようである。

●最近の一人さんの本と全く同じく、字体は非常に大きめで、行間も広く、

文章量も少なく、難解な言葉も一切なし。

これ以上どこを削ればいいのだ、どうやってわかりやすく書けばいいのだ、

というぐらいの、「シンプルイズベスト」の極みともいう作りとなっている。

新奇なところは、酒造りの実際の風景が、写真で何点か掲載されていること。

もちろん、一人さんの写真はないが、著者の顔写真は何枚か出ている。

●あまり種明かししてしまうと、本書の売上に悪影響を及ぼすだろうから

詳述はしないが、冒頭から、天に浮かぶ巨岩と、頭に降って湧いた神のお告げという

神社にまつわる極めてスピリチュアルな話から始まり(龍神、水にまつわる話もあり)、

処女作でも触れられていた、粗悪な酒で儲けを出すことばかり考えていたらジリ貧の赤字になってしまい、

後に大病して大手術を経験、それを機会に、健康によい発芽玄米酒造りに方針転換。

まさに、神の計らいという形で、斎藤一人さんに直接会うことができ、

色々と指導され、一人さんが勧めたような「日本一の酒造り」を

達成したというハッピーエンドのストーリーが綴られている

(処女作で話題になった、酒屋なのに酒が飲めないということは今回は記されていない)。

●直接の連絡先を教えず、まさに天の恩寵というような絶妙なタイミングで

著者の元を訪れ、教えを授けるという一人さんの姿は、オグ・マンディーノの本や、

「あしながおじさん」など、ある種の見返りを求めず、

困った人を助けようとする不思議な賢人を思わせる。

一人さんは顔写真を出版物に掲載せず、生年生地は公表しているが、

結婚歴はあるのか、兄弟はいるのか、父親はどういう人だったのかなど、

細かいプロフィールがさっぱり不明である。

会う人は会うことができるが、会えない人はどんなに八方手を尽くしても会えないという、

本当に雲をつかむようなお方なのである。

人間の姿をした聖霊なのか、はたまた、まるかんが意図的に作った、実在しない大金持ちなのか、

そんなうがった見方までしてしまいたくなる。

本書にもあるが、一人さんは、霊的能力、ご利益が強い神社仏閣を参拝することを

日常の楽しみ(仕事)の一つとしているらしく、その場所を参拝した証として、「斎藤一人」のお札シールを

貼られている(私も山形県内の神社で何回も見たことがある)。

もしそれを目にし、なおかつ普段の行いが非常に良かったら、神の僥倖的に

会える日が来るかもしれない。

●まあそれはさておき、本書は、斎藤一人さんが最近強調されている

幸せに生きるための3大法則が極めてわかりやすく解説されていて、

非常にためになります。

巻末には、その内の一つである「美化」の方法の実践例が紹介されておりますので

是非参考になさってみて下さい。

寺田さんのHPにも解説があるそうなので、興味ある方は覗いてみたらいいでしょう。

●最後に書きそびれるところでしたが、

歌を歌いながら酒造りをしたら、酒の味に格段の差が生じたという記述が本書にありましたが、

要するに、鼻歌交じりで散歩したり、、病気のリハビリでカラオケを歌ったり、

職場やお店などに心地よい音楽を流したり、歌ったりすることが

その場の環境、人間、製品を良化するということでしょう。

自宅や職場や車内で、最近音楽を聴いたり、流したりする機会が少ないと

思っている私には、極めて示唆的なことでした。


【マストポイント】

@「親切の行」とは、「今日一日、人に親切にしよう」と心の中で唱えることです。

「思い」には「行動」が伴うから、ただ、「親切にしよう」というつもりで生きていれば、それでいい。

「お年寄りが重い荷物をもってたらもってあげよう、道で転んだ人がいたら助けてあげようと、

といっても、私はここ10年ほどの間、転んでいる人を見たことがないんだよ。

でも、だからといって『なにもできなかった。残念だ』じゃないんだよ。

周りの人が心楽しく、すがすがしい気分で過ごせるようにと、天国言葉や笑顔を心がけたり、

きれいな身なり、おしゃれをするのだって、親切だよね。

なにより、困っている人がいない、助けてあげる必要がなかったのだから、『よかったね』なの。

もちろん、転んでいる人がいたら助けるんだよ。困っている人がいたら、

自分ができる範囲の親切はするんだよ。

だけど、ふだんから、『人に親切にしよう』と思う。

そうやって愛の波動を出して生きることが大事なことなんだ」

A「キリストやお釈迦様は、大欲をもっていた。人類を救う、という大欲をね。

要するに、欲はそんな悪いものじゃない、と私はいいたいんです。

神さまは、人間に不必要なものはつけていないんです。欲だって、必要だからつけてくれたの。

欲が悪いのではなくて、『なにを行うか』なんだよ。

それともう一個、大欲とは善につながる。

ヘンなたとえだけど、不動産サギをはたらく人間がいるけれど、

日本一の不動産屋になろうと思ったら、サギはできないんです。その前に逮捕されるから。

だから、大きい欲っていうのは、悪ができない。善しかできない

(注・不動産屋をたとえに使っているが、おそらく一人さんは、ご自分のことを指している)。

まぁ、この話は、どうでもいいんだけどさ……。

だけど、『千葉の酒は(日本一の米所である)新潟の酒を越えられない』っていうのは、ちょっと違うんじゃないかな。

どこで造っていても、“いいもの”はいいよ」

B「一人さんのいう「美化」とはなにか。

それは自分の目の前にあるものを「美しく見る」ということです。

自分が見ているものを頭のなかで“美しいもの”に置き換えることが美化です。

「この美化を周りにいる人たちに対しても行うんです。そして、

『あなたは、こういう“いいところ”があるね』と、いうといい」

つまり、簡単にいうと、美化とは見返りを求めないで、相手を無償の愛でほめるということです。

そうしていると、不思議なことに、相手を美化していると、本当に、その人はその通りになるのです。

一人さん曰く「確かに、自分が見たものを見たまんま、

『あなたはこういうとこがよくて、ここがよくない』というのは正しいことなのかもしれない。

だけど、そうやって、いつも正しいことをいってる人間は、なぜか、成功しないの。

周りから嫌われるし、愛されていないんです。

『自分は間違ってないのに、なぜ?』というけれど、“正しさ”で人の心を傷つけたり、

暗い気分にさせているから愛されないんだよ。

だけど、周りにいる人たちを美化してみる。誰に対しても美化して、それを言葉に出していう。

そうすると、美化できる人間は、自分がいる場所を美しく照らせるようになってくるんです。

それで、美化された人も、美化している本人もしあわせになるんです」」


(以上本文より。一部改変)



【著者略歴】

寺田啓佐(けいすけ)

1948年千葉県神埼町生まれ。創業1673年の老舗蔵元自然酒蔵元「寺田本家」へ25歳の時、婿入り。現在23代目当主。20年ほど前に病気体験により、反自然物、不調和の積み重ねが心身のバランスを崩し、病気にもなっていることに気づく。以降、従来の添加物いっぱいの殺菌、抗菌の酒造りをやめ、自然の摂理に学び、生命力にあふれる命の宿った酒造りを目指す。自然酒「五人娘」、発芽玄米酒「むすひ」など健康に配慮したユニークな酒を次々と商品化し全国的に話題を呼ぶ。

寺田本家 公式ホームページ http://www.teradahonke.co.jp/


この記事へのコメント
いつもありがとうございます。私もこの本に感動しました。とってもいい本ですね。
Posted by ツイてる! at 2009年05月27日 20:45
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