2009年02月25日

必読本 第864冊目 人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集

必読本 第864冊目

yogi1.jpg

人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集

パラマハンサ ヨガナンダ (著)

¥4,830(税込み)

森北出版

ハードカバー:489ページ

1998年2月16日 初版



●聖者パラマハンサ・ヨガナンダが、

自己実現同志会(SRF)本部などで行った講話の中から57講話を厳選し、

この一冊に編集したもので、

ヨガに関心のある読者にとっては貴重な一書です。

理論面、実践面など、ヨガのあらゆる分野を理解することが出来ます。

また、ヨガに関する用語についても詳しく言及しています。

●以前書評した本(必読本第782冊目参照)の著者、ヨガナンダ氏が

生前各地で行った講演を一冊にまとめたもの。

前回の本は図鑑のような分厚さと高価格に驚かされたが、

本書も、それと同様に、ちょっとやそっとでは読破できないほどの分厚さ、

それに、文庫本のような細かな文字がページに2段組みでビッシリと収められている。

細切れ時間にちょいちょい読み進めていた本。

●内容と言えば、まさに「現代版聖書」といっても過言ではない本です。

あらゆる部分に金言名言が散りばめられております。

我々が人生の岐路に立たされた時、悩み苦しんでいる時、

願望を達成したい時、どのような心構えで切り抜ければよいのか、

神という崇高な存在に対して、どのような心構えで対応すればよいのかを、

具体的かつ平明な言葉で解き明かしてくれます。

末尾には、ヨガの専門用語集もあり初心者にも親切です。

●全57章+自作詩1つの構成ですが、

扱われているテーマが非常にバラエティに富んでおり、

たとえば、「断食の肉体的および精神的効用」、「人に好かれるには」、

「誘惑をかわすには」、「幽霊とは何か」、「記憶力を養うには」、

「時間を浪費するな」など、各章タイトルが現代人の興味をそそるものばかりで、

難解なヨガの教書を読んでいるという苦痛さを全く感じさせません。

著者は、あのアップル総帥のスティーブ・ジョブズが信奉したことでも有名ですが、

ジョブズが世に生み出した製品のヒントになったであろう言葉が散見され、

彼も、常日頃からこの本を再読三読していることが容易に想像されます。

●結論として言えば、「一読してハイそれまでよ」というタイプの本ではない。

一生かけて繰り返し繰り返し読み返すに値する本。

宗教などという狭い枠組みにとらわれず、

精神世界、神様を考える上で、やはり外せない一冊と言えそうです。

前述したヨガナンダ氏の自伝や、その師であるスワミ・スリ・ユクテスワ氏の本と

併読すればより一層理解が進みますが、

揃いも揃って高額本ですので、本書単独でも十分に事足ります。


【マストポイント】

@「私の先生はこう言われました。

「何をするにも、人まねではなく、自分の独自の方法でやりなさい」と。

あなたがたも、この考え方で行動すれば成功します。

たいていの人は、他人のした事のまねばかりします。

あなたの独創性を発揮しなさい。

そうすれば、何をしてもうまくゆくでしょう。

神に意識を合わせれば、すべての物事があなたと調和して働きます」

A「祈るときの第一の法則は、

正当な願い事だけをもって神に近づかなければならない、ということです。

第二は、乞食のような態度ではなく神の子として、

「私はあなたの子です。あなたは私の父です。あなたと私は一つです」

と言って願い事の成就を求めることです。

深く祈りつづけると、心の底から大きな喜びが湧いてくるのを感じます。

この喜びが湧いて来ないうちに、途中でやめてはなりません。

あなたの心を完全に満足させるこの喜びが感じられたら、

それが、あなたの祈りが神に届いたしるしです。

そうしたらこう祈りなさい。

「主よ、これは私に必要な事です。

私は、そのためには何でも喜んでします。

どうかこの願いが成就するために、私が正しく考え、

正しく行動するようお導きください。

私はあなたから頂いた理性と意志の力を使って行動します。

どうか私の理性と、意志と、行動とが、

正しい方向に働くようお導きください」

これが私のいつも実行してきた祈り方です」

B「われわれは、とかく自分のことを第一に考えがちです。

しかし、他人をも含めた幸福を常に考えるべきです。

一人一人が心からの善意をもってそうするとき、

相互の思いやりの精神が広がります。

愛の力によって人の心を征服することが、人生における最高の勝利です。

いつも他人のことを先に考えるよう心がけなさい。

あなたがこの世に生まれたとき、あなたは泣き、周りの人たちは喜びました。

しかし、今度あなたがこの世を去るときは、

世の中の人々が泣いてあなたがほほ笑んでいられるように、

この一生を人々のために働き、奉仕しなさい。

このことをいつも心に留めて、

自分のことよりも他人のことを先に考えるよう心がけなさい」


(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

パラマハンサ・ヨガナンダ(1893-1952)

1893年1月5日インド生まれ。米国に渡り一生をヨガの伝導に賭けた。その著書『あるヨギの自叙伝』は、エルヴィス・プレスリー、ジョージ・ハリソン、アップルコンピュータ創業者ティーヴン・ジョブズたちの座右の書となり、世界中の霊性探求者たちに影響を与えた。1952年、マハサマディの瞑想に入り自ら命を絶ったが、その肉体は死の20日後も腐敗しなかったという証言がある。


posted by miura at 12:47| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 精神世界・不思議系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集
Excerpt: 人間の永遠の探求―パラマハンサ・ヨガナンダ講話集
Weblog: しゃばなしゅば書房1号
Tracked: 2009-05-24 21:38
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。