2009年03月04日

必読本 第867冊目 恐ろしい「振り込め詐欺師」の話術。―携帯電話・ITの進化でさらに猛威!本書を読めばあなただけは騙されない!

必読本 第867冊目

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恐ろしい「振り込め詐欺師」の話術。

―携帯電話・ITの進化でさらに猛威!本書を読めばあなただけは騙されない!

角田 浩司(著)

¥1,575(税込み)

マーブルトロン

ソフトカバー:191ページ

2008年12月11日 初版



●不安な世相に激増! もはやターゲットは高齢者ではない。

超高度情報化社会を利用して、詐欺はあなたに迫る!

実際の事件で交わされた「電話の会話」「メールの文章」から、

詐欺師が仕掛ける言葉の実例を、初めて徹底的に調査・解析し、

防衛の鉄則を示した画期的な「決定版」。

●社会問題化して相当の年月が経つにもかかわらず、

いまだにその勢いに衰えが見えない「振り込め詐欺」事件。

取締りの強化をあざ笑うかのように、手口も巧妙化し、

警察、銀行などの関係当局も頭を悩ませているようです。

本書は、振り込め詐欺の手口を一覧して解説し、

その防止法を指南、後半では、詐欺の歴史、IT社会の未来まで

おおざっぱに解説する。

巻末には、相談連絡先も掲載されておりますので万全です。

●本書を読んでつくづく痛感させられたのは、

犯罪グループの、人間心理を逆手に取った狡猾な会話術

(すべて音声上で事を成立させなくてはならないという側面がある以上、

電話でのやり取りのあらゆる部分が巧妙に計算し尽くされている)と、

ケータイ、メール、PCなどの最新ITツール類の徹底的な悪用法

(私も知らなかったのだが、相手のナンバーディスプレイに、

自分の電話番号以外の番号を表示させる裏テクというものがあるそうである)、

そして、他人の銀行口座、ケータイなどを不法入手し、

「出し子」といわれる末端の実働部隊まで物のように使い倒し、

上層部は何も手を汚さずに美味い汁だけ吸い続けるという

その恐るべき組織の実態である。

●犯罪件数は前年より5倍増、にもかかわらず、逮捕されたのは全体の5%。

未曾有の不景気、経済不安、職にあぶれた人間が犯罪グループ入りするなど、

しばらくはこの手の犯罪は止むことはないな、

ここまでIT社会化し、すべてケータイ、ネット上でおこわなれている以上、

誰も止められない、時代が生んだ影の姿だなという印象を受けた。

●本書を読破すれば、安易にネット上で自分のメールアドレスや

プライバシーを打ち込むことの怖さが身にしみるし

(「無料で今すぐあなたの運勢占い」などの類。

そこを起点に、膨大な数のジャンクメールが送られてくる)、

郵便物、紙類、クレジットカードの取り扱いには

より一層の注意が必要だということがわかるし

(自分が知らないだけで、あらゆる種類の「名簿」リストが

闇で売買され、犯罪に利用されている)、

家族や社員同士でしか通用し得ない合言葉、

パスワードを作っておかなければならないことがわかるし、

いつ、どこで会話やプライバシーが盗聴、傍受されているかわかったものではないので、

極秘情報の取り扱いには厳重にも厳重を期さなくてはならない

(アメリカの世界的諜報システム「エシュロン」に関する記述がある)ことがわかる。

本書を一読すれば、もう、詐欺被害者を笑うことはできない、

いつ何時、自分が被害者になるかわかったものではないなと

心底痛感させられます。

田舎の両親などに送って読んでもらうことも大事でしょう。


【マストポイント】

@「相手の顔が見えない限り、

いつ何時でも「電話の相手は誰だかわからないと思え」。

証拠書類の提出がない限り、「電話の話だけを鵜呑みにするな」。

息子だ、夫だ、友人だ、警察だ、弁護士だ、被害者だと自称しても、

一旦電話を切って、本人確認を必ずすること。

畳み掛けるように行動を急かす時には絶対に怪しいと疑い、

性急な行動を取らず、警察、銀行などに即刻相談すること」

A「「不安な時代」に詐欺は激増する。

人の不安心理につけ込むのが詐欺師の常套手段。

時事ネタにも常に目を配り、

一人で行動する前に、必ず専門家や他人に問い合わせること」

B「あまり知られていないが、自分宛てに送られた手紙や宅急便や

代金引き換え郵便を必ず受け取る義務はない。

心当たりがないもの、不審物などは、一切受け取らないこと」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

角田 浩司
1964年生まれ。慶応大学経済学部卒業後、大手出版社に入社。社会誌編集者としてバブル崩壊後の金融事件などを担当する。その後、週刊誌記者に転職。インターネットの組織犯罪や詐欺事件などの調査報道において草分け的存在となる。豊富な現場取材の経験と、最新のネット事情の知識を併せ持つ、既存のジャーナリズムとは一線を画したノンフィクション作家として定評がある。



posted by miura at 12:49| 山形 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | お金・貯蓄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■振り込め詐欺、過去最小=1月被害、10億円割る-警察庁−なぜ彼らはかくもバーチャル需要を喚起できるのか?
こんにちは。最近、振り込め詐欺の被害額は減ってはいるそうですが、まだまだ、暗躍しているようです。彼らの行為確かに犯罪で悪いことなのですが、こうした不況のさなかにあって、あれだけお金を騙し取るとは、すごい能力だと思います。良く調べてみると、コールセンターのノウハウを活用しているようです。分業体制も敷いているようです。彼らの中の特に主犯格は、まともなことに頭を使えば良い商売もできるのではないかと思います。彼らは、間違った方向に努力しているのですが、その行動、今の「物が売れない」という時代に
Posted by yutakarlson at 2009年03月04日 15:18
はじめまして。
安と申します。

あってはならない事がこの日本で当たり前に起きてます。。

世界どこの国でもある犯罪組織とは違って、
一部の政治家、裁判官、警官、全国役所の一部役人、医師、先生、
PTAの一部役員、町会の一部役員、市民団体を始め各種団体の人、
芸能人、システムエンジニア、実業家、ヤクザなどが組織のメンバーになって、
ITという最先端技術を使い、
裏で日本の社会を支配している組織が日本にいるとしたら信じますか?

この組織の掲示板には「世界征服」「助成金」などが書いてあり、
私がアクセスした直後になくなりました。

詳細なことは、
お手数をかけて申し訳ございませんが、
http://blog.yahoo.co.jp/ansund59 をご覧ください。

偽警官が警察署を自由に出入りし、
裁判所で偽裁判官が法の悪用をし判決をしたり、、
最高裁判所で裁判記録がざんされても平気な国、日本である。

日本の将来のため、
子供達の将来のため、
人間として正義、良心、自由、勇気、誇りを守るために
知恵と力を貸してください!

P.S.
記事と関係ないコメントで申し訳ございません。
ご配慮・ご理解よろしくお願いいたします。
Posted by 安 淳徳 at 2009年03月07日 15:58
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