2009年03月28日

必読本 第879冊目 最新〈業界の常識〉 よくわかる外食産業

必読本 第879冊目

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最新〈業界の常識〉 よくわかる外食産業

国友 隆一(著)

¥1,365(税込み)

日本実業出版社

ソフトカバー:246ページ

2008年7月1日 最新改訂版



●中小が健闘していた状態から大手の巻き返しが進む業界勢力争い、

スターバックス、タリーズコーヒーなどシアトル系コーヒーチェーンの拡大、

情報化からIT化へ、フランチャイズビジネスの法改正、

BSE問題など最新の動きを盛り込み、

各種統計資料の数字も直近のものと差し替えた。

さらに、頻発する食品偽装問題にも言及。

フランチャイズで本部と地区本部の抗争、

店長は法律上の管理者に該当するかどうか、といった問題もふれている。

その他、原材料の価格の高騰、食の安全・安心の問題や

それらの問題に対する外食チェーンの取り組みも明らかにした。

4回目の改訂。

●外食業界の動向をザッと把握するために読んだ本。

4月以降、その方面の仕事に関わる可能性があり、

あまりにも無知だと現場で恥をかくかもしれないと思い、

取り急ぎ図書館から借りて一気に読んでみた。

●この手の速習本は今まであまり重視してこなかったが、

一読して、非常に使い勝手がよく仕上がっていることに大変感心した。

4回も改訂されていることもあり、評判も上々なのだろう。

テーマごとに全8章に分かれ、

外食業界に関係している人ならば最低わきまえておかなくてはならない

常識や情報が、2〜4ページのコラム形式で、小気味よくまとめられている。

図表類や写真が多く、読みやすい工夫も施されております。

●伸びている会社と不振な会社など、業界の勢力図、

目まぐるしく多様化する業態、

食品偽装、食中毒、内部分裂(ほっかほっか亭)など、世間を騒がせた事件、

未経験者もすぐに調理場で戦力になるという、高度にシステム化された現場の状況、

業界を代表する有名企業創業者の苦闘のエピソードなどなど、

文字通り、この分野の知識、情報が網羅的に扱われている。

4月以降、この業界に就職、アルバイトで入る方々は、

是非とも読んでおくべきでしょう。

内情に通じずに、働くのと働かないのとでは、

現場でのパフォーマンスに雲泥の差が生じることでしょうから。


【マストポイント】

@「ここに要約されているのは成功への道である。

完全主義者たれ。留意すべき点は無数にあり、

すべてに関して妥協は許されない。

細部にまで注意を払えば、売上は必ず上がる。

細部をおろそかにし、商売に熱を入れなければ、落伍者になる。

その他に道はない」

(27000項目にもわたるというマクドナルドのマニュアル冒頭に記されている言葉)

A「客数は店がすべての面でうまく運営されて初めてアップする。

売上を上げようと思えば何とでもできるが、

客数は姑息な操作で増やすことはできない。

すべての面の総合評価で客が来てくれる」

(業績を売上で見る企業が多い中、すかいらーくは客数で評価する)

Bどの年代のお客さんでも、飲食店に対して不満に思う上位2つは、

接客態度と、店のクレンリネスである。

お客さんは料理の味以上に接客サービスと店の清潔度にうるさい。

従業員サイドの自己都合で考えず、

できるだけお客側の立場を思いやって動くことがより一層求められる。


(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

国友 隆一
1941年新潟県生まれ。中央大学法学部卒。編集者、記者を経て独立、現在、ベストサービス研究センターを主宰し、執筆のほか、講演、研修、コンサルティングも行っている。






posted by miura at 14:15| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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