2009年06月12日

必読本 第889冊目 本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント

必読本 第889冊目

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本気になればすべてが変わる―

生きる技術をみがく70のヒント

松岡 修造 ( (著)

¥ 1,500 (税込)

文藝春秋

ソフトカバー:180ページ

2009年3月30日 初版



●松岡修造は熱いだけじゃない。

松岡修造「本気」の集大成。

こうすれば、あなたも変わる。世界も変わる。

●スポーツキャスターやタレントとして活躍されている

松岡修造さんのビジネスマン向けの自己啓発本。

見開き2ページで1つの話を掲載、それが全70個収められている。

非常に薄い本で、速い人ならばそれほど時間を要せず一気に読めるはずである。

●個人的には、この前どこぞの県知事に当選した元俳優のような、

一本調子で、ただ元気だけは異常にいい体育会系の男というのは、

私などは非常にソリが合わず、お前一人だけ勝手に頑張れよ、

そのうるさいノリを無関係な一般人にまで伝播させるな、

という冷めた考えを持ってしまうのだが、

本書を読んで非常に驚かされるのは、

松岡さんはその手の単細胞の男なのではなく、

中村天風、森信三、安岡正篤などの自己啓発本を

若い頃から熟読する勉強家だというし、

文体も非常に語彙豊富、こなれた美文で、

テレビで見せる姿とは全く違う、

知的で冷静沈着、神経繊細な人であるということである。

これは誰もが驚かされるはずである。

人間関係の齟齬で一人悩む話なども、

テレビで見せる姿とは全く違う意外性を感じさせる。

●この本がとりわけ興味をそそるのは、

プロスポーツ選手が、メンタルトレーナー、自己啓発家を

我々一般人が知らない裏の部分で、

どのようにして活用しているかという話であった。

松岡さんは、現役時代、不可抗力の病気、ケガ、手術で、

何度も窮地に陥っているのだが、そのたびごとに、

これらの精神療法、自己啓発的テクニックを積極的に活用し、

不死鳥のように何度もカムバックされている。

プラス言葉を言い続けて、自分に良い暗示をかける方法、

日記の効用、イチローや北島選手が道具を非常に大事にする話、

奥様と円満に関係を保っていく話など、

我々一般社会人が手軽に活用できるテクニックが豊富に紹介されています。

●他に特筆するべきことは、やはり、著者が取材した数多くの

有名スポーツ選手のインタビュー、秘話が沢山紹介されていることだろう。

前記したイチロー、北島康介をはじめ、

錦織圭、タイガー・ウッズ、北京五輪代表チームなどの知られざるエピソードが

数多く記され、我々読者の心をメラメラと鼓舞してくれる。

スポーツ好きの人には非常に楽しく読め、

なおかつ元気を取り戻させてくれる本です。

お子さんを将来プロスポーツ選手にしたい、

有名校に進学させたいと思っている親御さんにも非常にお薦めです。


【マストポイント】

@誰にでもできる決断力養成トレーニング=

「レストランでメニューを開いたら、5秒以内に食べたいものを決める」。

これを日々心がけていると、優柔不断さが一掃され、

決断に正確性が生まれ、自分の行動に後悔することが激減するという。

A「僕は、仕事がヒマで何もすることがないほうがよほどつらいし、

仕事がないともっとつらいと思うのですが、

「忙しくてイヤだイヤだ」と思っているときは、

なかなかそのことに気がつかないものです。

「この会社は忙しすぎます。やってられません」と会社を辞める人は、

次の職場でも同じ状況になったとき、

また同じような理由で辞めてしまうことが多いと聞きます。

それでどうなるかというと、自分がやりたいことからどんどん遠ざかっていく

つまり、「忙しい」と口に出すメリットはあまりない。

ならば、夢に近づくためには忙しさも必要なんだと割り切ってしまうほうが、

ずっとラクになれそうです」

B「いちばん落ち込んでいるときに、

まったく逆の感情表現をしろといわれても、普通はなかなかできません。

しかし、(半身不随の悲劇からプロサッカー監督まで見事に復活した)

羽生田昌さんのすごいところは、

その思いを選手たちに伝えきれていることです。

「苦しいときに笑えるというのは、強いことなんだ。

笑った者の勝ちだぞ!」。

僕も大きな病気やけがをして、笑う事の大切さを実感しました。

どんなに苦しいときでも、あえて自分の心を騙して笑うことに徹するうちに、

からだは苦しくても心はしだいに元気になり、

体力も知らないうちについていったのです。

笑うことで心が前向きになり、からだもリラックスして、

前に進むことができる。

「笑い」に悪い効果は一つもありません」

(以上本文より。一部改変)


【著者略歴】

松岡 修造
1967年、東京都生まれ。十歳から本格的にテニスをはじめ、慶應義塾高等学校二年生のときに福岡県の柳川高等学校に編入。その後、単身フロリダ州タンパへ渡り、86年、プロに転向。ケガに苦しみながらも、92年6月にはシングルス世界ランキング四十六位(自己最高)に。95年にはウィンブルドンでベスト8に進出。98年春に現役を退き、以後ジュニアの育成とテニス界の発展のために力を尽くす一方、テレビではスポーツキャスター、レポーター、タレントとして活躍している。






ラベル:松岡修造
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