2009年08月01日

必読本 第900冊目 京味のお椀

必読本 第900冊目

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京味のお椀

西 健一郎 (著)

¥ 5,460

幻冬舎

大型本: 225ページ

2009年3月20日 初版




●各界著名人が愛してやまない割烹「京味」の主人が

初めて明かす「四季のお椀」の極意。

●節目となる第900冊目にどんな本をご紹介するべきか、

ここ何日の間少々悩んでいたのですが、

私自身今現在東京の調理師専門学校で

料理の基礎を学んでいるという事情があることもあり、

料理本の名著を紹介することにさせていただきました。

本書は、日本料理の分野では知らない人がいないぐらいの名料理人、

新橋「京味」の主人、西健一郎さんの今年3月に発売されたばかりの

四季のお椀のレシピを紹介する本です。

西さんは、見城徹さんから直々に口説かれたのか、

幻冬舎からの出版が多いですよね。

●本の定価を見ていただければわかる通り、

丈夫な紙を使い、がっしりとした図鑑のような頑丈さを

誇る大型写真集のような本です。

見開き2ページで一つのお椀のレシピを紹介。

左ページにお椀のアップ写真を載せ、右ページに

そのレシピと一言解説を載せるというシンプルな構成です。

●一通り通読して思うのは、

やはり、和食分野では「神様」とも称される料理人の

作る料理は想像を絶する素晴らしさである、

食べるのがもったいないぐらいの芸術品のような出来栄えである、

ということである。

●中央に蟹のしんじょ(白身魚や鶏肉、えびなどのすり身に、

卵白、山いも、くずなどのつなぎや調味料を加えて形を作り、

蒸したりゆでたりして火を通した練りもの。椀だねの基本)を配し、

その周りを細かく切ったゴボウを縦向きに配し、ウドをばちにして、

太鼓に見立てて作った椀だねなど、

お椀のふたを開けた瞬間、お客さんがパッと喜ぶような

遊び心満載のレシピが数多く紹介されていて、

見ているだけでも非常に楽しめる。

●のみならず、日本を代表する超一流店のお椀を家庭で

供してみたいとお考えの主婦の方にも、非常におススメの

実践的な料理本です。

西さんの本は実にシンプルな作りで、

本を読んだだけでは理解しづらい部分がないこともないのですが

必読本 第873冊目参照)、

出汁のとり方、山菜の灰汁の取り方、

しんじょ地の作り方などの基本事項もきちんと記載されておりますので、

初心者の方も、臆することなくチャレンジしてほしいと思います。

もちろん、プロの料理人の方も、

イマジネーションが膨らむという意味で、一読の価値があります。

料理本は高額なものが少なくないのですが、

本書は一生の使用に耐えると、文句なく推薦できます。


※今回は料理本のため、 【マストポイント】 は割愛いたします。



【著者略歴】

西 健一郎
昭和12年8月8日、料理人・西音松の四男として、京都に生まれる。京都の割烹店で修業ののち、30歳で独立、東京新橋に「京味」を開店する。命名は裏千家15代家元、現在の千玄室氏。





posted by miura at 10:17| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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