2010年09月28日

必読本 第923冊目 繁盛店主の「7つの教え」

必読本 第923冊目

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繁盛店主の「7つの教え」

富田 英太(著)

¥1,575

ビジネス社

単行本:253ページ

2009年11年24日 初版



●仕組みの4力(理念力・営業力・数字力・育成力)+

アピールの3力(会話力・人脈力・勉強力)があれば、

どんなお店も黒字になります!

2000人を観察して分かった、儲かるお店とダメなお店の差を徹底分析。

●以前ご紹介した(必読本第758冊目 参照)著者の第2作目。

最近、この手の、小さなお店の経営術的な本をずっと読んでなかったので、

図書館から借りて読んでみました。

著者の処女作は、ボリューム満点の内容を手際良く一冊にまとめた

お買い得感あふれる本で、かなり好印象を持った記憶があります。

●著書によれば、業種を問わず、繁盛しているお店の経営者は、

上記した7つの力を兼ね備えているケースが多いという。

そして、この7つの力はどれか一つが欠けてもダメで、

完備していることが重要であるという。

本書は、その7つの力をいかにしてマスターしていけばよいのかを

わかりやすく解説してくれる本である。

文章は読みやすい口語体で、

分量の少ないエッセイ風の文章が並べられ、章末にはそのポイントが一言でまとめられている。

図表の類も多く、読書が苦手な方にも抵抗なく読み進められる作りになっている。

●著者の本拠地である大阪を中心に、実際指導する顧客など、

逆転の発想で業績を回復したエピソードが非常に多く掲載されているのも特徴。

著者の不遇時代の苦労話も含め、共感を持って読める箇所が少なくない。

後半、ビジネス本を多読するための読書術めいた話が出ているが、

これもかなり役に立つ。

著者は、比較的若年の方だが、とても多くの書物を読んで勉強し、

なおかついまだに各方面のセミナーに通いつつ、日々研鑽を積んでいるのが

本書の随所に垣間見れる。

●この手の経営コンサルタントの書物と言うものは、

ある一つのテーマに絞って一冊執筆され、次作では、また一風変わったテーマで一冊執筆しと、

小出しにしながら次々と本を出版していくというスタイルをとるのが普通だと思うが、

本著者は、前作と今作でハッキリと判明したことだが、

一冊の中に、すべてのテーマを網羅的に詰め込むことを身上にしているようだ。

いかにも大阪人と言うべきか、何でもお客には損はさせない、

太っ腹なところを見せたいという姿勢がアリアリと伝わります。

そんなに多くのビジネス本など読んでいるヒマがない、

一冊で効率よく勘所を押さえたいという経営者には向いている著者でしょうね。

●最後に難点をひとつ。

人間がやることだから、どんな仕事においても、

一つや二つぐらいのミスは認めてあげなくてはならないが、

本書には余りにも誤字脱字の類が多すぎて、編集者はちゃんと仕事をしているのか?と

読書中怒りさえ覚えてきた。

こんな凡ミスが臆面もなくさらけだされてしまっていては、内容の秀逸さが霞んでしまう。

自費出版物じゃないんだから、ちゃんとした仕事をしてほしいものだ。



【マストポイント】

@「従業員は、どうやって自信を持ったらいいか分からないのに、

『自信を持て!』と言われても、どうしていいか分かりません。

繁盛店主として大事なことは、『自分たちにもできるかもしれない…』と思える環境をどう作っていくかになります。

そしてそういう気持ちを生み出すまでには、細かく小さな、成功体験を何度も何度も味わっていく、

そんな環境を用意してあげるのが、現代の経営者の役割なのです」

A「従業員と信頼関係を結ぶためには、まずしっかり相手の話を聞くこと。

そして、相手の話に少しでも疑問を持ったら、意見を言うのではなく、質問をすること。

質問とは、相手の気づいていない真実を浮き彫りにして、相手の気づきを促進し、

能力を引き出すためのスキルである」

B「人間は環境の生き物と言われるように、

周囲に意識の高い、成功している人間が多いと、本人もおのずと、

自分の価値観が向上し、さらに上を目指して頑張ります。

逆に、周囲に意識の低い人が多いと、自然に自分自身の意識も下がってしまいます。

環境に言動が左右されてしまうのが、よくも悪くも人間です。

まさに、人脈も「勝ち馬のエスカレーター」に乗る。

そして、自分自身も「勝ち馬」になることが肝要です」

(以上本文より。一部改変)



【著者略歴】

富田 英太
店舗の売上改善・黒字化のスペシャリスト。株式会社アチーブメント・ストラテジー社代表取締役CEO兼経営コンサルタント。1978年大阪生まれ。高等学校を卒業後、システムエンジニアから果物・野菜の行商を経て、東証一部上場コンサルティングファームにて、2年間パートナーコンサルタントとして店舗経営のコンサルティングノウハウを修得。24歳で独立。美容室、パン製造会社、イタリア料理店、居酒屋、小売店、工務店、士業事務所等の、繁盛店・黒字化運営に携わる(クライアント店舗、売上前年比平均187%の売上改善実績)。




ラベル:富田英太
posted by miura at 13:28| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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