2011年01月18日

必読本 第947冊目 スピーチの天才100人 達人に学ぶ人を動かす話し方

必読本 第947冊目

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スピーチの天才100人 達人に学ぶ人を動かす話し方

サイモン・マイヤー(著), ジェレミー・コウルディ(著), 池村千秋(翻訳)

¥ 1,890

阪急コミュニケーションズ

単行本: 376ページ

2010年10月29日 初版


●力強い言葉と巧みなコミュニケーション力で、人々の心を鼓舞し、

社会に大きな影響を与えた名演説家たち。

スピーチの組み立て方から言葉の選び方、表現の仕方まで、

達人たちの“人を動かす”話し方のテクニックを徹底解説。

力のあるスピーチは聞き手の思考に火をつける!人々の心を鼓舞し、

社会に大きな影響を与えた名演説家たちのテクニック。

●本書は、古今東西の有名人100人の名スピーチをはじめに提示し、

そのスピーチがなぜ優れているのか、影響力を持つのかを、

すぐ後半部分でわかりやすく解説してくれるという内容の、スピーチ術を磨くための本である。

●この本が一風変わっているのは、

「スピーチの天才」として採用された100人の中に、

アリストテレス、ガンジー、ナポレオン、マーチン・ルーサー・キングなどという

この手の本に必ず出てくるだろう定番の偉人に交じって、

我が国元首相小泉純一郎、ハリウッド俳優のジョージ・クルーニー、エイドリアン・ブロディ、

IT業界の巨人であるアップルのスティーブ・ジョブズ、マイクロソフトのビル・ゲイツなど、

存命の現代の有名人の言葉も選ばれているなど、バラエティ豊かであるということがある。

アメリカ歴代の有名な大統領、ワシントン、リンカーン、ケネディ、レーガンなどの名文句とそのテクニックも

押さえられている一方(オバマ現大統領ももちろん収録されております)、

巧みな言辞を弄し、独特の派手なパフォーマンスで、自国のみならず世界中を恐怖のどん底に突き落とした

ヒトラーのスピーチテクニックの秘密まであえて収録、解説されているのは、

詐欺、悪質商法、インチキ宗教などで狡猾に弁舌を弄する悪人たちがますます世の中に多いことを考えますと、

大いに意味があることだと思います。

●人前で話をするということを苦手とされている方は少なくないことでしょう。

本書を通読しますと、自信満々に喋っている大統領の名演説が、

実は、自分で作成したものではなく、それを専門としているスピーチライターが練りに練った文章を

喋っているだけであることがわかったり、

あたかもアドリブで喋っているかのように自然に出てきた名文句やその語り口が、

実は、事前に鏡の前で何度も繰り返された努力の結晶であることがわかったりなど、

裏側では、偉人であっても、秘かに様々な準備と練習を重ねていることを知ることができます。

行き当たりばったりでプレゼンやスピーチをしていつも失敗していた方は、

目からウロコが落ちる様なテクニックの数々をそこかしこに見つけることができるはずです。

●本嫌いの人にとっては、尻込みしてしまいそうなやや分厚い本ですが、

一旦読み始めると、平易な内容もあって、意外にすんなりと読破できます。

スピーチ本としても名言集としてもおススメの本です。

 

 【マストポイント】

@「国民のみなさん、国があなたのためになにをしてくれるかではなく、

あなたが国のためになにができるかを問おうではありませんか」

(ジョン・F・ケネディ(元アメリカ大統領)。大統領演説。1961年1月20日。ワシントン)

A「私たちが恐れるべきものは、恐れという感情そのものだけです・・・・・

私たちの役割は、誰かに与えられるのを待つことではなく、

自分自身と同胞たちに自ら与えることです。

そのことを学び取れれば、私たちがこの暗い日々に支払う数々の代償も、

無駄ではなかったことになります」

 (フランクリン・ルーズベルト(元アメリカ大統領)。一期目の大統領就任演説。1933年3月4日。ワシントン)

B「私たちが求めているのは、言葉ではない。

私たちが求めているのは、行動です」

(セサール・チャべス(労働運動指導者)。第2回メキシコ会議でのスピーチ。1968年3月10日。サクラメント)

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

サイモン・マイヤー
スピーチ・コミュニケーションのエキスパート。イギリスを中心に世界の有力企業でスピーチやプレゼンを指導するほか、スピーチライターとして企業幹部や政治家のスピーチ原稿の執筆を担当している。大手広告代理店サーチ&サーチ・グループ傘下のイベント企画・運営会社ICMの社長など、PR業界で数々の要職を歴任。

ジェレミー・コウルディ
国際的に活躍するエグゼクティブ・コーチ。イギリスを拠点に、IBM、シティグループ、ロンドン・ビジネススクールなどの有力企業・団体の依頼を受けて、幹部の指導を行っている。エコノミスト誌の発行母体であるエコノミスト・グループの元上級副社長。著書多数。



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