2011年02月01日

必読本 第951冊目 寺門ジモンの「取材拒否の店」

必読本 第951冊目

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寺門ジモンの「取材拒否の店」 

寺門 ジモン(著)

¥ 1,000(税込)

扶桑社 

単行本: 143ページ

2010年7月12日 初版


●雪のようにふわふわでソースに溶けるキャベツ、芸術的コロッケパン、

日本一予約の取れない高級ステーキ、

宝物のようなドーナツ、「表3秒・裏3秒」の悶絶焼肉、59年間変わらない煮込み、

女性ウケ必至の薫り高き路地裏ピザ、最後の晩餐にしたい牛テールおじや、

“肉好きの聖地”が誇る刺し身…。

テレビ・雑誌でほぼ見たことない究極の30店。

●昨年まで、金曜日深夜のディープな時間帯、なおかつ、たったの15分番組にも関わらず、

飲食店関係者やグルメマニアの間で根強い人気を誇っていたダチョウ倶楽部寺門ジモンさん

司会のフジ系「取材拒否の店」(雑誌SPAでも番組とコラボしながら同時連載)。 

私もほぼ欠かさず予約録画して見ておりました。

最近終了した番組の中では、最も復活してほしいものの中の一つです。

本書は、番組の中で取り上げたお店の中から、選りすぐった名店30店を紹介、

併せて、取材の裏側部分や、ジモンさんへのインタビューなども収められた本です。

●その収録された30店なのですが、「取材拒否の店」と銘打つだけあって、

店名、最寄駅、電話番号、住所などの連絡先、そして人気メニューの写真まで

すべて快く掲載OKをしてくれた店はごく一部

(ジモンさんが無名時代から家族同然に付き合っている店とか、

ジモンさんの食に対する見識が高いことなどをオーナーから見初められたetc)。

番組をご覧になっていた方ならばおわかりだと思うが、

ガードが固い店は、AVのように、店の外観や人気メニューの写真に

モザイクがガッチリとかかっているし、

店名、最寄駅、連絡先など、すべて(あるいは一部分)非公表にしているものが大半である

(巻末には、さすがのジモンさんでも口説き落とすことが出来なかった、

お蔵入りの、「取材拒否の店」の中の「取材拒否の店」のお店が数軒紹介されている)。

●テレビ番組やグルメ雑誌などで、

飲食店が広く(それも広告代を払うことなく全くの無料で)世間に紹介されるということは、

非常に宣伝効果が高く、一夜にしてありえないぐらいの集客と売上を達成してしまうことが

容易に可能となるので、オープンしたてのお店では本来大歓迎のはずなのだが、

本書でマスコミ嫌いになって「取材拒否」を打ち出しているお店の大半が、

マスコミからの取り上げ方が予想とは違ったとか(何時間も収録したのに、放送されたのがほんの数十秒)、

益少なく労ばかり多かった(ただでさえ忙しいのに、長時間拘束された)、

予想外の客がいちどきに大量に来店し、業務がパンクした、又は、常連さんに迷惑をかけたなど、

ただ意味もなく頑固に取材拒否を貫いているのではなく、

それなりの理由をそれぞれお持ちだということに、何か考えさせられるものがありました。

●まあ、そういうお店側の事情はさておき、

本書では、ネットであらゆる情報を検索し、なおかつ現地まで実際に出向いて

地元住民に散々聞き込みをし、運が良ければ訪れることができる。

それぐらいに、辿り着くことが超困難なシークレットな名店ばかりが掲載されております

(又、紹介者がいないと絶対に入店出来ない会員制の店や、

いくら取られるのかチェックの時にならないとわからないドキドキものの超高額店も紹介されているなど、

お店を特定できても、入店するのが違った意味で至難な店も一部にある)。

●頻繁にドジをやらかしたり、絶品メニューに対する思いが熱すぎて、

意味不明な言葉を連発したりなど、笑える要素も満載な本ですが、

幼少期より食に対して並々ならぬ思いを持ち、

外食回数2万回を誇るというジモンさんの語る言葉の数々は、

やはり非常に説得力を持ち、頷ける部分が少なくありません。

下のマストポイントにも書きましたが、飲食店経営者など、業界関係者には、

人気メニューを生み出す秘訣、マスコミ取材の対応の仕方、

お店の営業方法などを学ぶ上で、非常にヒントになる本です。

●一般のグルメ本に飽き足らない、ヘビーな食通の方にもおススメです。

第2弾も発売されているようですので、普段お目にかかかれないような

絶品メニューを堪能したい方は是非手に取ってみて下さい。

ジモンさんの知られざるプライベートの様子も数多く紹介されておりますよ。

 

 【マストポイント】

『あなたにとっての“宝物のようなお店”を見つけるための名店10カ条』

1、屋号で良し悪しがわかる(店名が、オーナーの考えや味か美味かどうかの一つの判断基準になる)。

2、毎日、築地に出入りしている(料理人自ら食材を選んでいる)。

3、ワンオーナー(フードグループは利益中心。オーナー兼料理人の店がやっぱり美味しい)。

4、料理人が無理をしている(寝ずに何日も煮込んだり、採算度返しの高級食材を使ったりする)。

5、オヤジさんの顔がメインの料理に似ている(いつも食べているもの、扱っている食材に料理人が似てくる)。

6、大通りに面していないけど、いつもいっぱい(美味しい店に立地は関係ない)。

7、料理人が美味しそう(5とも関係。美味しいものを作りたいと思っている人は、食いしん坊でいつも美味しいものを食べている)。

8、観葉植物が枯れていない(店内の花、掃除さえちゃんと出来ない店に美味しい料理を提供することはできない)。

9、一つの料理をやりつづけている(時代に流されずにひとつの料理を固守していくのは並大抵のものではない)。

10、見た目が10割(皿、盛り付けなど、見た目がキレイなものは必ず美味。見た目がダメで美味なことはほぼない)。』

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

 寺門 ジモン
1962年、兵庫県生まれ。ダチョウ倶楽部のメンバーとして、また自然と同化した芸人・ネイチャージモンとして活躍中。時計、ジーンズ、スニーカー、軍モノ、ブランド物など、無類のグッズマニア。オオクワガタの採集・飼育にも定評がある。



posted by miura at 19:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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