2011年03月03日

必読本 第961冊目 [英和対訳]決定版 ドラッカー名言集

必読本 第961冊目

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[英和対訳]決定版 ドラッカー名言集

P.F.ドラッカー(著), 上田 惇生 編訳(翻訳)

ダイヤモンド社

¥ 1,575

単行本: 280ページ

2010年12月9日 初版


●経済学の巨人が後世に託したメッセージは何か。

ドラッカーの膨大な名言から120本を精選。

和文と英文で掲載し、それぞれの原書タイトルとそのページ数を付す。

キーワード索引も収録。

●相も変らぬドラッカーブームの中、昨年末に発売された氏の名言集。

地元の図書館で、新刊にもかかわらず、なぜか手つかずで

残っていたので借りて読んでみました。 

●本書の構成は一風変わっている。

英書のように、左ページからめくるスタイルになっていて、

見開き2ページで、左に日本語訳、右に元となった原書の英訳が

配置され、膨大なドラッカーの書籍群の中から、テーマ別に

心に残る名言を120個精選し紹介するという流れになっている。

名言の選者には、翻訳者の上田さんのみならず、ユニクロ柳井正さん、

コピーライターの糸井重里さん、「もしドラ」の岩崎夏海さんなども参加されている。

●本の評価としては・・・・うーん・・・カラいものとならざるを得ない。

中身を見ずにネット書店で注文した方などは、

届いてみてから、アチャーと、少なからず失望感を味わったはずだ。

なぜなら、やはり、収録されている名言が120個と、

圧倒的に少なすぎることがまず挙げられる。

あっけないぐらいの短時間で読破できてしまうのだ。

長きの使用に耐える名言集を求めるなら、いまだに根強い人気を誇る

『ドラッカー365の金言』(必読本 第346冊目参照)の方が

ボリュームがあり、断然おススメである。

●それと、英語がネイティブではないドラッカーの、シンプルでわかりやすい

英文を味わって、英語学習の用に供してもらいたいという意味で

わざわざ原著の英文を右ページに掲載してくれているのだが、

いくら世間の大企業が英語公用語路線を採用しているという風潮があるとはいえ、

ハッキリ言ってあまり役に立つとは思えない

(ただ、名訳として定評のある上田さんの実際の訳出方法を

知ることができるという意味では、有用ではある)。

●最も旬な時期で、出せば売れる「打ち出の小づち」のようなドラッカー本。

ダイヤモンド社が、この機を逃すまじとの逞しい商魂を持って

出したのでは?と勘ぐりたくさえなる。

あまり批判めいたことは言いたくないのだが、

ソフトカバーで1,000円キッカリぐらいだったら買ってもよいか・・・。

 

 【マストポイント】

@「社会や経済は、いかなる企業をも一夜にして消滅させる力をもつ。

企業は、社会や経済の許しがあって存在しているのであり、

社会と経済が、その企業が必要にして有用かつ生産的な仕事をしていると

見なすかぎりにおいて、その存続を許されているにすぎない」(マネジメント【エッセンシャル版】) 

A「チェンジ・エージェントたるための要点は、

組織全体の思考態度を変えることである。

全員が、変化を脅威でなくチャンスとして捉えるようになることである」(ネクスト・ソサエティ)

B「変化はコントロールできない。

できることは、その先頭に立つことだけである」(明日を支配するもの)

(以上本文より。一部改変)


【著者紹介】

P.F.ドラッカー[著]
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。 著書に、『「経済人」の終わり』『企業とは何か』『現代の経営』『創造する経営者』『経営者の条件』『断絶の時代』『マネジメント』『非営利組織の経営』『ポスト資本主義社会』『明日を支配するもの』『ネクスト・ソサエティ』ほか多数ある。

上田惇生[編訳]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー学会代表。 
 



ラベル:ドラッカー
posted by miura at 18:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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