必読本 第976冊目
私はできる! ―すべてをかなえる「おまじない」―
サンマーク出版
¥ 1,260
単行本: 127ページ
2010年1月15日 初版
●繰り返し口にすれば、人生が必ず変わる180個以上の「おまじない」をあなたに!
自らガンを克服し、世界3500万部のベストセラーを著したルイーズ・L・ヘイが贈る、
人生をバラ色にする一冊。
●1年ほど前の発刊直後からとても気になっていた本。
早く買おう、読もうと心の奥底でずっと思っていたが、
なかなか機会が得られなかった。
ゴールデンウィーク期間中は特に用もないので、
さらりと読める分量だったこともあり、おとといあたりに読破しました。
●著者は、自己啓発、成功哲学やセルフヒーリング関係の本を
熱心にお読みの方ならば、知っている方は多いのではないでしょうか。
あえて説明を加えるならば、幼少期は親から虐待を受けて育ち、
結婚後は愛する夫から浮気された後に離婚、
その後は子宮頸がんに冒されるなど、
これ以上ないというぐらいの悲惨な半生を過ごすのだが、
口ぐせを変え、おまじないを唱えることによって、
難病を自らの力で克服するという奇跡を起こす。
本書は、著者自らが実践し、効果抜群のおまじないの言葉を
テーマごとに列挙し、そのやり方、コツなどを解説してくれる本です。
●構成的には、「健康」、「ゆるし」、「愛情」、「成功」など、
8つのテーマごとに分けられ、おまじないを唱える時のアドバイスをはじめに述べ、
その後、章末におまじないの数々をまとめて掲載するという配置になっている。
とにかく薄く、シンプルで読みやすい本で、
ダラダラと無駄なことを述べず、重要なポイントだけが
手際良くまとめられている良書。
口ぐせ、おまじないがなぜ人生を変える力を持つのかを
説得力を持って解説してくれます。
●斎藤一人さん、佐藤富雄さん、五日市剛さんなどの本に触発され、
プラスの言葉を口ぐせにしようと決意された方は多いでしょうが、
挫折された方も少なくないでしょう。
そういう方に特に推薦したい本です。
再チャレンジしてみようという気に間違いなくさせられます。
病気や破局など、落ち込んでいる知り合いへのプレゼントとしても最適でしょう。
●著者を代表する名著は、既に絶版になっていて、
アマゾン、ヤフオクともに、結構なプレミアがついている。
それらの購入に逡巡している人にでもおススメの入門書。
類書の中でも、ずば抜けて付き合いやすい本で、
手元に置いて、何度でも読み返したくなります。
【マストポイント】
@「おまじないは、あなたが抱えるすべての問題を解決する糸口になります。
問題を抱えているときにはいつでも、次のおまじないを何度も繰り返し唱えてみると良いでしょう。
『すべてのことが良いことです。あらゆることが私を最高に豊かにしてくれます。
今の状況からは良いことばかり生まれてきます。もう私の心には不安はありません』
この簡単なおまじないを唱えることで、人生に奇跡が起こります」
A「毎朝、目を覚ましたら、あなたに贈られたこのすばらしい一日を祝福し、
感謝の意を捧げてください。
そして、人に何をされようと、今日一日、楽しいことを考える決意をします。
あなたが生きているのは、今この一瞬です。
思い通りに生きられるのは、今この一瞬しかありません。
自分の考えを自由に操ることができるたったひとりの人間はあなた以外にいないのです。
今後、あなたが完全に支配できるのたったひとつのものがこの思考です。
そして、あなたが何を考えているかによって、
人生で手に入れられるものが決まってくるのです。
『昨日は過ぎ去り、明日はどうなるかわからない。
今日という一日こそ、私たちに与えられたプレゼント(贈り物)なのです。
だから今現在のことを英語でプレゼント(present)というのです』
私のヨガの師匠の言葉です」
B「豊かさを味わいたいなら、自分の考えも豊かにしなくてはいけません。
長年、私が使ってきた豊かさを手に入れるためのおまじないがふたつあります。
私には効果抜群でした。あなたにもきっといい効果が表れてきます。
『私の収入はどんどん増えていきます』
『どこにいても私は豊かになれます』
このおまじないを使い始めたとき、私にはほとんどお金がありませんでした。
しかし、何度も繰り返しているうちに、この言葉は現実のものになりました」
(以上本文より。一部改変)
【著者紹介】
ルイーズ・L.ヘイ
1925年貧しい家庭に生まれ、虐待を受けて育つ。高校を中退するも、成人してからはファッションモデルとして活躍。結婚し幸福な生活が続くと思われたが、14年後夫の浮気で離婚。その後、子宮頚ガンとなる。しかし、ガンは子供のころからの恨みや怒りを持ち続けていることが原因だと確信し、その恨みや怒りを手放し、自然療法による健康回復に全力を尽くすことで、ガンを克服した。1984年には出版社ヘイ・ハウスを創設。