2011年06月13日

必読本 第986冊目 読めば読むほどフサフサになる 育毛セラピー―いつまでもハゲと思うなよ

必読本 第986冊目

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読めば読むほどフサフサになる 育毛セラピー―いつまでもハゲと思うなよ

鈴木 拓也

経済界

¥ 840

単行本: 235ページ

2010年12月15日 初版

●安全である、お金がかからない、誰でもできる、健康になる。

うす毛の家系に生まれ、カッパハゲになる寸前で奇跡のV字回復を果たした著者が、

試行錯誤の末に編み出した「究極の育毛法」。

●ここ数年来、ブログ筆者は、父方の薄毛家系を忠実に遺伝したためか、

はたまた、都会生活のストレス過多、暴飲暴食などの生活の乱れのせいか、

前髪から頭頂部にかけて、看過できない薄毛、脱毛が生じている。

毎日、鏡を見るたびに暗澹たる思いに駆られる。

当然、気分の良い状況ではない。

普段はそのハゲ部分があまり目立たないように、

3mmの坊主刈りにし、できるだけ外出時は帽子を着用しているのだが、

できれば若者の頃のように(今年40歳になるが)、

フサフサとした髪の毛を復活させたいと熱望している。

そんな時にアマゾンで偶然見つけた本。

運よく、地元の図書館にも所蔵されているので、

借りて読んでみた(当然、過敏な私は、

図書館の受付の女性の方から、本書を渡される瞬間、

少なからず恥ずかしさを感じた。

本来ならば、人目を気にして、ネットでこっそり買うタイプの

本だが、この手の本の中には救いようのないインチキなものが

結構な頻度で紛れていることが多いので、

内容を確認する意味で安全策を取り、図書館で借りた)。

●タイトルは、2匹目のドジョウとばかりに、

世間で話題になった健康本の2大ベストセラー、

「禁煙セラピー」と「いつまでもデブと思うなよ」を思い切り拝借。

かなりの試行錯誤を経た上で完成した著者渾身の内容の様で、大いに期待感が持てる。

巻末の参考図書の膨大さからも、

ひとかたならぬ熱意の入り方、真剣さが伝わる。

●著者の基本コンセプトは、

高価なわりに効果が怪しいいわゆる「魔法の杖」の類を一切相手にせず、

「規則正しい食事と睡眠、ストレスをためず、適度な運動をする」などの、

ハゲ改善以前に当然守るべき健康生活の原則を実行しながら、

できるだけ費用をかけず、万人が利用可能な補助的メソッドを利用して、

ハゲを効果的に治していこうというものである。

●本書の最も注目点は、飲むハゲ治療薬プロペシアと、

毛髪に著効があるというオリジナルブレンドのハーブティー、

そして黒豆を積極的に食事に取り入れようということである。

第2章は本書の最も重要かつ基本となるところで、

これだけでも、相当の「奇跡」を起こしそうである。

プロペシアは毀誉褒貶相半ばするアイテムだが、

飲み始めの数か月の「休眠」期間を経た後に、ジワジワと効果を発揮するような

効き方をするようで、著者は肯定的に捉えている。

後者2種は今すぐにでもアマゾンなどで購入可能。

ハーブティーが発毛に効果があるというのは初耳の人が多いだろう。

●他に興味深いところは、一日2食主義だろうか。

朝と昼を、自分の「本能力」(詳しくは本書を参照されたいが、

なかなか類書でお目にかかれない独特の考え方である。

簡単に言ってしまえば、細かい栄養素の計算などをせず、

自分の体が本能的に欲している栄養素が入っている食材、食事を

直感的に選ぼうとする能力のこと)に従った健康的な食事を摂ることによって、

十分な栄養分を確保し、夜はほとんど摂取せず、あるいは豆乳などであっさりと済ます。

筋トレなどの運動も大いに推奨されている。

デブとハゲには大いなる相関関係があると本書にあるとおり、

メタボ的なだらしない体型がハゲを生じさせていることは確かなようなので、

この際、肥満とハゲはダブルで改善したいものである。

●後半は、こんなことがハゲに関係あるのかよ?と

ブーイングの声も聞こえてきそうな、

早寝早起き習慣などの睡眠術、

残業、長時間労働からオサラバ、会社人間から離脱する、

姿勢を正すなどの、ありふれた健康法、習慣改善術が語られている。

意外に侮りがちな点だが、一日一日の日々の生活習慣が、

結果としての今の体の変調、不調に現れているのだから、

こういうごくごく基本的なことを守っていくことも大事になってくるだろう。

●世間でこれでもかと宣伝されている、

スカルプDなど、誰もが無視できない育毛系シャンプー、

リアップなどの育毛剤に関しては、

 高価だが、効果はほとんど期待できない、利用する価値はほとんどなしと断罪。

先日、イングランドプレミアリーグ、マンUの人気選手ルーニーが

植毛手術を受けたということをカミングアウトし話題になった(費用は約110万円ほどだったという)が、

アデランス、リーブ21など、

かつら(違った問題を引き起こすなど、著者は一切認めていない)、植毛など、

いわゆる育毛、発毛産業にまつわる記述は一切なし。

自助努力で、かなりの程度まで発毛を復活させることが可能、

あるいはハゲの進行をストップさせることができるとハッキリと述べているのは

多くの読者に勇気と希望を与えてくれるはずだ。

●会社員の傍ら、フリーライターもされているとのこともあって、

文章は軽妙洒脱で読みやすく、

自嘲的にハゲの悩みの深さを細かく分析してみせた第1章などは、

ハゲ以外の人でも、一つの読み物として十分面白く読める。

惜しむらくは、著者の「使用前」、「使用後」写真が皆無だった点。

是非、データとして残していれば、

より説得力が増し、本書の売上にも貢献したはずである。

本書の内容で復活した体験者の手記などを

多く含めた第2弾に期待したい。

 

※ 【マストポイント】 は、今回は健康本のため、割愛致します。


【著者紹介】

鈴木 拓也
1968年、北海道のとあるうす毛の家系に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。会社勤務の傍ら、2008年よりライターおよび翻訳稼業を始める。35歳頃いわゆる「ザビエル型ハゲ」を発症するも、苦闘の末克服。42歳の今は、30代の時分よりも髪のボリュームが豊かになっている。



posted by miura at 16:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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