2011年12月21日

必読本 第1012冊目 他人と比べない生き方

必読本 第1012冊目

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他人と比べない生き方

志賀内 泰弘

日本実業出版社

¥1,365

単行本: 190ページ

2011年9月11日 初版

 

●自分を誰かと比べたり、人並みを願うことは、もうやめませんか?

英語や資格の勉強をしなくてもツイッターをやらなくても大丈夫。

「アナタらしさ」を基準にブレない行動をとれば、道は開けます。

●以前ご紹介した「掃除」小説(必読本第997冊目参照)の著者の最新刊。

今年秋に発売された。

自己啓発的な内容を絡めたその小説の出来が相当良かったので、

今回もかなりの期待を込めて読んでみました。

いわゆる、他人と比較せず、マイペースで生きていくことを

勧める人生論めいた内容の本です。

●著者は、作家として一本立ちする前には、

大手金融機関のサラリーマンだったのだが、

いわゆるモーレツ社員とは真逆の、

出世街道に乗ることもなく、女にもモテず、

あまり目立たないタイプの凡庸な人間であった。 

生死にかかわるような大病をしたこともあり、

自分にできることは何か?自分の特性とは何か?を

熟考した結果、独特な方法で自分の立ち位置を発見し、

徐々に世の中で認められる存在になる。

本書は、そのあたりの著者の歩みと絡めながら、

世で盛んに推奨されている流行、トレンドと反対のやり方を行うと、

ストレスもたまらず、自分らしい生き方ができますよ、ということを

教示してくれる内容となっております。

●具体的な施策として全10項目が挙げられているのだが、

特に際立つのが、「ツイッター、フェイスブック、ブログをやめましょう」、

という項目だろう。

詳しくは本文を参照されたいが、簡単に著者の主張をまとめると、

ネットの人間関係は、「イージーカム、イージーゴー」である。

「簡単に得た人間関係、人脈は、

同様に、簡単に切れてしまうほど脆いものである」と指摘されている。

ツイッターのフォロワーが何千人いるだの、

フェイスブックの友達が5,000人近くいるだの、

得意げに自慢している方がよくおられますが、耳に痛い言葉ですよね。

では、強固な人脈を築く上で、どのようなことを

著者は実践されているのか?

是非本文を読んでみてください。

●他にも英語を勉強しない、

「お金、お金」と拝金主義者にならない、

結婚に高望みしない、など、興味深いネタが満載です。

後半、盛んに、ないものねだりせず、今自分が所有しているものに

感謝する、ありがとうと言えるものを100個数えてみるなどという

内容が頻出してきますが、先月逝去された小林正観さんに通じるような

「感謝論」を展開されております。

物資主義的な人、不平不満ばかりがつい口から出てきてしまう人には、

大いに参考にしてほしいものです。

●随所に、絶妙なアドバイスを授けたり、

献身的なサポートで内助の功を発揮する奥様のエピソードが

出てくるという意味では、

倦怠期の夫婦関係に悩まれている方にもおススメの本です。

著者が日々活動できるのは、内助の功を発揮される奥様抜きには

考えられなかった。

著者同様、地味で、世間の大勢から外れるようなことでも、

マイペース主義を貫いておられる奥様の言動には、

既婚、独身にかかわらず、女性読者は、大いにヒントになる点が多いかと思います。

年末年始のこの時期、

忘年会、クリスマス、お正月と、何かと物入りな時期ですが、

いつもフラフラ、世の中の動きに振り回され、

無駄なお金を散財してしまったり、リラックスした気分になれない方に

おススメしたい本です。

 

 【マストポイント】

@「私は大病をし、生死をさまよいながらも無事、

回復して退院できました。

しかし、治療の後遺症に苦しみ、

『もう俺の人生は終わりだ』と落ち込んでいました。

そんな時、あるお医者さんに言われました。

『病気は気付きです。なぜ、そうなったのか、気付いて学ぶことが大切です。

何かを気付かせるために、神様があなたを病気にしてくださったのです』

その言葉のおかげで、自分の考え方や心の持ち方を変える努力をするようになりました。

そうして初めて感謝の心がわかったのです。

すると、病気にすら感謝できます」

A「よく、人から相談を受けます。

経営、就職先、相続、家庭不和、子供、病気など、

様々な内容です。

そんな悩みを聞いていると、相談者に一つの共通点があることに

気づきます。

それは、『感謝が足りない』ということです。

どうしたら、幸せになれるか。

それは、『今、目の前にあるものの中から幸せを探す』ことです。

まず、『当たり前』のことに感謝することから始める必要があるのです」

B「自分を誰かと比べてしまうのが人の性です。

『あの人みたいにはなれない』『人から良く見られたい』という意識です。

しかし、『他人はあなたのことなど見ていない』のです。

誰もが自分のことで精一杯です。

あなたのことなど見てはいないのです。」 

(以上本文より。一部改変)

 

【著者略歴】

志賀内 泰弘
某金融機関を平成18年8月に退職。24年間勤めたサラリーマン生活にピリオドを打ち、現在は、普通では得られない強力な異業種ネットワークをベースにして、コラムニスト、俳人、飲食店プロデューサー、経営コンサルタント、ボランティア活動などで活躍。「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動の代表として、思いやりでいっぱいの世の中をつくろうと東奔西走中。日刊メルマガ&月刊紙「プチ紳士からの手紙」を発行。小・中学校から大学院、企業団体セミナー、企業の社員研修など講演活動で全国津々浦々へ。



ラベル:志賀内泰弘
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