
微差力
斎藤一人(著)
サンマーク出版
¥1,575
単行本: 158ページ
2009年11月30日 初版
●こんな少しの努力で幸せも富も手に入る!
この世は、すべて「微差」が大差を生むのです。
当代きっての実業家、渾身の書き下ろし決定版。
●斎藤一人さんの、数年前に出された本。
一昨年あたりに図書館リクエストに申し込みを入れたところ、
最近になってやっと私の貸し出し順に巡ってきた(笑)。
既に文庫化もされているやや古い本なので、
あえて今書評するのもどうかなと思いましたが、
やはり、ファンである一人さんの本なので、きちんと書いておきたいと思います。
●本書のテーマは、タイトルにズバリと表されている通り、
誰もが重視しないようなほんのちょっとの「微差」が、
後々、とてつもない「大差」となって返ってきますよ、
ということを教えてくれる内容です。
二宮尊徳の「積小為大」や、鍵山秀三郎さんの「凡事徹底」などの
理論に通じるようなお話が終始展開されており、
世の中で成功したり、幸せになるためには、
誰もがビックリするような大事業を起こさなくてもよいのだ、
ほんのちょっとの工夫や発想の転換で、
その他大勢から抜きん出た結果を最終的には示すことができるのだ、と
極めて平易な言葉で解説してくれております。
●極めて文章量が少なく、なおかつ恒例のおまけCDもついていないので、
1,575円(税込)はどうなの〜?って思いがちですが、
やはり、なかなか含蓄がある本です。
最終ページに一人さんが記しているように、7回は読み返したいものですね。
ブックオフでもよく目にする本なので、あえて新刊で買うこともないでしょう。
ここ最近の本の中では珍しく、
一人さんのお弟子さん以外の推薦書の紹介も巻末にありましたので、
近日中にご紹介したいと思います。
【マストポイント】
@「自分のことだけ考えてるのはダメなんです。
自分のためになって、人のためになって、はじめてしあわせなんです。
だから、何か商売するときに、これは人のためにもなる、
自分のためにもなる、そして、社会のためにもなるというものは、絶対成功します。
仕事のコツって、たった、それだけです。
なぜかと言うと、人のためにしかならないと、
自分が細ってきてお手上げ、長続きしないのです」
A「私が『笑顔でいるといいよ』とか、
『天国言葉を口にするといいことが起きるよ』とか、
いろんなことを言っても、一部の人しかその微差をやらなかった。
この程度のことをやっても、紙っぺら程度の薄いものだ、
みたいに思われていたんだと思います。
だけど、そうではないのです。
1センチの努力が、1メートルぐらいになって返ってくるのです。
だから、微差は楽しいのです」
B「この地球という星は、
行動しないと、何も起きない星なんです。
私が「天国言葉ですよ」というのは、
話す言葉によって考え方が熟してくる、そうすると、
行動が変わってくるんだ、という。
ただ思うことではない、言うことではないのです。
天国言葉を口にし、天国思いをすることによって、
行動が自然とそうなってくる。
いつも口にしている言葉を思うようになる。
そして、いつも思っていることが、行動に現れるようになってくる。
だから、最後には行動です。
何も行動しないで、世の中は変わりません。
安定は動くこと、です。
自転車と同じです。止まっていると、倒れちゃう。
何もやらないで「なんとかなる」って、なんともならない。
考えているだけでは、なんにも起きない。
安定は動くこと。
このことを頭に入れておいてください」
(以上本文より。一部改変)
【著者略歴】
斎藤 一人
「銀座まるかん」(日本漢方研究所)の創設者。1993年以来、毎年、全国高額納税者番付(総合)10位以内にただひとり連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になる。
ラベル:斎藤一人
お手数かけますが、よろしくお願いいたします。
10月19日にコメント致しました。
よろしければご参照お願い致します。
ご家族ともども、ご自愛下さいませ。