2006年10月13日

必読本 第145冊目 何のために生きるのか

必読本 第145冊目

??????????.jpg

何のために生きるのか

五木 寛之 (著), 稲盛 和夫 (著)

1,500円(税込み)

致知出版社

単行本:262ページ

2005年11月15日 初版




●共に昭和7年(1932年)生まれ。13歳で敗戦を迎える。

その後、様々な精神的遍歴を踏み越えて一人は日本有数の人気作家、

一人は京セラとKDDIという、世界を代表する2つの大企業を創始した大実業家に。

その二人が長い歳月を経て、ここに出会い“魂の友”として縦横に語り合った

「人は何のために生きるのか」。

●年間約3万人以上もの自殺者を生んでいる「豊かな」日本。

そんな中で、現代日本人は何を失ってしまったのか。

その真相が、貧しく苦難に満ちていた二人の青少年時代との対比の中に、

また、日本人の精神的バックボーンを形作ってきた仏教思想をたずねる中で

浮き彫りにされていく。

世界有数の「幸せなお金持ち」国家であるはず日本の中で、

一向に幸福感、充足感を感じられない方必読の書です。

●自力か他力か、人生の目的は何か、

こころはどうやって磨いていったらいいのか。

日本を代表する一流の二人が人生の根源的テーマにせまった本格的人生論です。

五木さんや稲盛さんの、一般に知られていないような個人的エピソードが

豊富に掲載され、ファンの方にはたまらない内容です。

全体を通して、こんなに超有名なお二人にもかかわらず、

偉そうな所が微塵もない謙虚な話しぶりに特に感動します。

人間はどんなに偉くなっても、かくありたいですね。

まさに、仏教に通じた「こころ磨きの達人」だけのことはあると思いました。

●本文中、特に興味を引かれたのは、五木氏が主張された、

現在、日本人のこころに空虚感が根強く存在する原因は、

日本人全てが愛すべき国民歌がないという指摘です。

これは、自己啓発書では言及されることがまずない、

鋭い指摘だと思いました。

心身ともに健康な状態に保つためには、誰もが口ずさめる

愛唱歌があるべきだという意見は、全くその通りだと思います。

●自己啓発書好き以外でも、

お釈迦様など仏教全般に関すること、死後の世界などの

スピリチュアル系のこと、子供の教育のこと、

などに興味をお持ちの方にもオススメの本です。

また、この本は、対談をおこしてできた本なので、

文章がとても読みやすく、短時間で読破できることも

併せて付記しておきます。

必読本 第121冊目で紹介済みの、

稲盛さんの大ベストセラーと併読すると、より理解が進むと思いました。

是非どうぞ。






【著者紹介】


五木 寛之
1932年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、47年に引き揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第五六回直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年より休筆、京都の龍谷大学で仏教史を学び、のち文壇に復帰。英語版『TARIKI』はアメリカで2002年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれる。同年菊池寛賞受賞。2004年仏教伝道文化賞受賞。

稲盛 和夫
1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注いでいる。84年紫綬褒章受章。2003年アンドリュー・カーネギー博愛賞受賞。






●本文中、「ナムアミダブツ」と「ありがとう」という言葉を

常に口ぐせにしているというくだりがありました。

この両氏にしても、流行の「口ぐせ理論」を実践しているという

事実を発見し、あらためて、いい言葉を口ぐせにすることの

重要性を痛感致しました。

追加ですが、重要だと思いましたので、付記しておきます。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。