2007年01月04日

必読本 第227冊目 人は見た目が9割

必読本 第227冊目

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人は見た目が9割

竹内 一郎(著)

714円(税込み)

新潮社

新書:191ページ

2005年10月20日 初版




●喋りはうまいのに信用できない人と、

無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。

女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。

すべてを左右しているのは「見た目」だった!

顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、

私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。

●心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した

「日本人のための非言語コミュニケーション」入門本。

昨年、『国家の品格』(藤原正彦著)とともに、

新書ブームの先駆けとなったベストセラー本です。

新潮社をこの分野でダントツに勢いづかせるとともに、

驚異的な売れ行きをを示しました。

昨年を代表する1冊です。

●生来のあまのじゃくな性格ゆえ、

流行のものに乗っかるのが嫌で、ベストセラーになっているのを

尻目に、ずっと無視してきた本でした。

やっとブームが一段落ついた感じがしたので、

本日やっと入手し読んでみました。

●過激なタイトルと大ベストセラーになったやっかみもあり、

アマゾンの書評では酷評が多い。

まァ、イチャモンをつける輩はどこの世界でもいるから、

別にそんなものは無視していいんだけど、

そんなに悪くない本だと思う。

色々な発見が多いということと、読みやすい文体なので、

私はそれなりに評価する。

●著者が言われるように、

コミュニケーションにおいては、発言内容そのものより、

それ以外のノンバーバルコミュニケーションが大事だというのは

今や周知の事実で、それを素人にもわかりやすく説明してくれる

入門書がなかった。

その役割を担うという意味ではかなり使える本です。

●博士号まで取った学者上がりで、

演劇や漫画の原作まで現在こなすだけあり、

テレビで話題の人物や世間で流行っているものに対する、

目の付け所、批評センスはなかなかのものがある。

ホリエモンのノーネクタイの意味したもの、

朝生のコメンテーターの各自の役割など、

さすがという鋭い批評をされております

(著者は、今年色んなテレビ番組のコメンテーターに

要請されるような気がした)。

●日本のマンガが世界でダントツの人気を誇り、

なおかつそのレベルが世界ナンバーワンであることを

わかりやすく示しているという意味において、

マンガ論としても読んでも面白い。

特に手塚漫画に関する批評は秀逸だった。

●色使いやしぐさ、距離感など、

あまり一般には知られていない

心理学の法則を引き合いに出して、我々の人間関係力向上や

マーケティング、セールスなど、ビジネススキルアップにも

使える知識が豊富に掲載されている。

熟読すれば、色々と生活に応用できる。

●今まで個人的に、文庫本、新書は

ハードカバーの格下的扱いで、あまり重視してこなかったのですが

(昔の岩波新書のイメージもあり、あまりよい印象がない)、

この本を読み終わって、

これからは、こまめにチェックしなくてはダメだと痛感しました。

安くてもいい本が最近はあるようですね。



【著者紹介】


竹内 一郎
1956(昭和31)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲 星に願いを』で、文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さいふうめい)。


ラベル:竹内一郎
posted by miura at 16:59| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | セールス・マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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