2007年01月19日

必読本 第242冊目 技術で生きる!―1人1億円売り上げる経営

必読本 第242冊目

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技術で生きる!―1人1億円売り上げる経営

松浦 元男(著), 岡野 雅行(著)

1,575円(税込)

ビジネス社

単行本: 223ページ

2004年1月1日 初版

 

●「ゴーンさん、出井さん。リストラでは会社は良くなりませんよ」

「日本の中小企業は世界一。中国やアジアには負けません」

「ISOを取ったからといって品質が向上するわけではありません」

世界一の中小企業経営者と世界一の職人が洗いざらい本音をぶちまけた。

●言わずと知れた、日本の中小企業の希望の星2人。

松浦さんに関しては全く初めてだったが、

岡野さんの長年のファンだったので早速読んでみました。

●相変わらず、岡野さんの、江戸っ子気質の

キップのよさが小気味良い。

主張的には新奇な点はあまりないが、

毎度のこと、エピソードが実に痛快で、

いつ読んでもスカッとするような爽快感がある。

どんな小さなお店を経営されている方であっても、

色々なヒントをもらえること確実です。

●松浦さんに関しては、経済学部上がりだけに、

日本経済の現状分析、未来予想に関しては鋭い指摘が

数多くあった。

しかも、実に素人にもわかりやすい。

政府発行の白書類を愛読されているだけあり、

マスコミ報道を鵜呑みにしない、独自の鋭敏な視点を持っておられるようだ。

●ソニー、三洋、日産がおかしくなった原因。

トヨタがいまだに道を間違えずに、快進撃を続けている理由

(また、それに付随して、名古屋、愛知の人々が

常に“潤っている”理由もハッキリする)。

現場に常に立ち続けている中小企業の社長は、

事態の本質を見誤らない。

表面的な現象だけを見て、いい加減な分析をする

エコノミストや評論家にはない、真実味、説得力がある。

●奇しくも、著者二人は、ゴルフも酒も

全くたしなまないという。

そんなことをしてるぐらいだったら、

仕事の方が断然楽しい、仕事が趣味で道楽なのだという。

●こういう心境で仕事をできれば、

嫌な人間と付き合ったり、いつも金の工面に

四苦八苦したりすることなく、

人生を自分の思い描いた通りに生きることができるのだろう。

細かいことだが、パチンコ、ゲーム、

お酒、ゴルフなど、本職そっちのけで

娯楽に熱中しているビジネスマン、社長さんなどは、

参考にすべきことだろう。

 

【著者紹介】

松浦 元男
樹研工業代表取締役。1935年愛知県名古屋市生まれ。60年愛知大学法経学部経済学科卒業。65年樹研工業設立。百万分の一グラムという極小歯車の開発に成功し、マイクロパーツで世界的企業となった樹研工業を一代で創業。いまもっとも注目を浴びる中小企業経営者の一人。

岡野 雅行
岡野工業代表社員。1933年東京都墨田区生まれ。45年向島更正国民学校卒業。72年岡野工業設立。父親の経営していた金型業を継ぐと、プレス加工、プラント開発などに進出。深絞りの技術で日本有数。「痛くない注射針」「リチウムイオン電池のケース」など、画期的な製品を相次いで開発した中小企業の星。

 

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