2007年03月27日

必読本 第309冊目 決断力

必読本 第309冊目

羽生.jpg

決断力

羽生 善治(著)

720円(税込)

角川書店

新書:201ページ

2005年7月10日 初版




●勝負の分かれ目にある集中力と決断力。

勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?

数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす

勝負の極意を公開する。

●最近、純粋なビジネス本だけではなく、

異分野のトップを走っている人が書いた本も読んでみた方が

いいかなという感じがしていたので、手にとった本。

言わずと知れた将棋界の若きカリスマ

羽生氏の名著である。

現在、氏の著作の中では最も売れているようである。

●さすがに、若くしてトップに上り詰めたことは

あるだけに、己を律する克己心、

思索の深さ、自他を冷静に見つめる観察力など、

一目も二目も置くべき秀逸さがある。

又、膨大な量の本を常に読んでいるらしく、

スポーツ、ビジネスなど異分野に関する造詣も深いようで、

なおかつその知識が細かいところまで抑えておられる

ところがさすがだと思わせる。

緻密さを要求されるトップ棋士だけに、

瑣末な情報、細かい知識まで抑えておく徹底的な姿勢、

冷徹な頭脳には頭が下がるし、

我々凡人も少しは見習いたいものだ。

●米長邦雄さんの一部の本は、かつて

将棋にそれほど興味のない一般ビジネスマンにも

大変愛読され、名著の誉れが高かったものだが、

これからの若者にとっては、

この本がその代わりになりうるのではあるまいか。

それぐらいに、一般人にも普遍的に役立ちうる

実際的なヒントに満ちている。

●情報の取捨選択力、メンタル面の維持管理能力、

運不運の乗り越え方など、

参考になる部分が実に多いのだ。

将棋指しならばもちろん、

1対1でするスポーツ愛好者(卓球、テニス、剣道など)や、

(私はしないが)ギャンブル好きなどへも応用可能な話が多い。

●軽妙洒脱な文章も二重丸である。

実に読みやすい文章を書く名文家だ。

似たようなテイストの著者の本も続けて

読み進めていきたいと感じました

 

【著者略歴】

羽生 善治
1970年、埼玉県生まれ。棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。中学3年生で四段。中学生のプロ棋士は加藤一二三、谷川浩司以来。89年、19歳で初タイトルの竜王位を獲得する。その後、破竹の勢いでタイトル戦を勝ち抜き、94年、九段に昇段する。96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせて「七大タイトル」全てを独占。「将棋界始まって以来の七冠達成」として日本中の話題となる。タイトル戦登場75回、タイトル獲得合計60期。棋風はオールラウンドで幅広い戦法を使いこなし、終盤に繰り出す妙手は「羽生マジック」と呼ばれ多くのファンを魅了している。



posted by miura at 18:25| 山形 ☁| 自己啓発(に外れたものも一部あるよ 笑) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。