2007年03月31日

必読本 第313冊目 世なおしトークあれこれ

必読本 第313冊目

よなおし.jpg

世なおしトークあれこれ

美輪 明宏(著)

1,680円(税込)

PARCO出版

単行本:408ページ

2007年3月28日 初版



●身近な問題や時事問題などを通じて、

「発想の転換とその方法」を示す、

メッセージが詰まった1冊。

世の中理不尽だ、腑に落ちないと

お考えの紳士淑女の皆様すべてに、

「天界からの世なおし人」美輪さんが

独特のものの見方を提供してくれます。

●今週出たばかりの、ファン待望の美輪さん最新刊。

スポーツニッポンで毎日曜日に連載していた

人気コラムを1冊にまとめた本

(毎日曜日ごとにスポニチを買うのを

たまに忘れて歯噛みしたりなど、熱烈ファンならば、

やっと書籍化されたと安堵している方は多かろう)。

●例によって、美術館の内装を思わせるような、

美しいカバーデザイン、昔懐かしい挿絵の数々など、

細部まで完璧に考え抜かれた「逸品」とも言える本です

(ただ惜しむらくは、表カバーの「美輪明宏」の金文字部分が

下地の茶色部分と被っていてやや見づらく、

実際の商品は、書店店頭で非常に発見しにくかった。

それだけが難点)。

●世の中の森羅万象を斬って斬って斬りまくる、

怖いもの知らずの美輪さんの語り口が痛快無比である。

文体も、下手なモノ書きなら脱帽ものの、

立て板に水のごとくの流麗な美文で、

時間を忘れて没入してしまうような心地よさだ。

●オーラの泉、ホリエモン、耐震偽装、

冬ソナ現象、新庄剛志、ハンカチ王子、いじめ自殺、

企業の不祥事、前世や霊魂の話など、

昨今世間を賑わせた、話題性のあるトピックを

ほぼ網羅的に取り扱い、

美輪さん的な解釈で、ズバリズバリと

解説して行ってくれる。

合計で58個のコラムが、

4〜5ページごとにまとめられていて、

それぞれが独立しているので、

どこから読んでいっても構わないのもお気軽でよい。

●やや大部(400ページ)なので、

一気に読破というわけにはいかないが、

現在の美輪さんの思想、人生論の

ほぼすべてが凝縮されている本と断言してよい。

過去本に親しんでいるファンならば当然必読だが、

ブラウン管上の美輪さんしか知らない若い方々や、

テレビやネットをのんべんだらりと日々見ているだけの、

普段全く本も読まないような人にも特にオススメです。

●目に見える上っ面の表層部分や世間のブームだけを妄信していると、

必ず行き詰まる、騙される。

物事の裏面や実相をじっと観察し、

自分の頭でよく考え、突き詰めて分析していけば、

美輪さんのように、真理、真実が必ず見えてくる。

世間や他人の価値観に、むやみやたらと振り回されず、

己の間尺に合った愛、幸せを得たい、

あるいは、(美輪さんほどとはいかないまでも)

物事の本質を読み取る冷徹な視点を得たいと

お考えの方ならば、是非とも読んでおきたい本です。

 

【著者略歴】

美輪 明宏
1935年、長崎県長崎市生まれ。国立音楽大学付属高校中退。52年17歳でプロ歌手としてデビュー。57年『メケメケ』、66年『ヨイトマケの唄』が大ヒット。67年寺山修司主宰の天井桟敷旗揚げ公演『青森県のせむし男』で女優として初舞台。以後『毛皮のマリー』、三島由紀夫脚本『黒蜥蜴』、『双頭の鷲』『椿姫』『愛の讃歌』など、伝説と呼ばれる舞台の主演を務める。97年再演の『双頭の鷲』で読売演劇大賞優秀賞を受賞。舞台以外にもコンサート、講演、雑誌連載、執筆活動、テレビ出演など、幅広く活躍中。


美輪明宏さん公式ホームページ http://www.o-miwa.co.jp/

posted by miura at 18:02| 山形 | 自己啓発(に外れたものも一部あるよ 笑) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。