2007年04月03日

必読本 第316冊目 「答え」はあなたの中に在る 逆境を克服したジョンからの14の質問

必読本 第316冊目

ジョンふぉぴ.jpg

「答え」はあなたの中に在る

逆境を克服したジョンからの14の質問

ジョン・フォッピ(著), 河本 隆行(翻訳)

1,470円(税込)

成甲書房

単行本:256ページ

2006年9月10日 初版



●あなたは、足先を使って卵の殻を割り、

目玉焼きを作ったことがありますか?

足だけを使って車を運転したことがありますか?

手を使わないで服を着たことがありますか?

両腕のない著者は、

創意工夫に富んだやり方、危険も顧みない強い勇気、

忍耐力、よく練れたユーモア感覚で、そういう難題に対処してきた。

著者に現実問題の解決法が見つけられたのだから、

あなたにだって、きっと出来るはずだ。

●以前書評した河本さんの本(必読本 第44冊目参照)の中で、

紹介されていたジョン・フォッピ初の翻訳本。

日本には今まで紹介されたことがほとんどなく、

ほぼ初めて名前を聞く方が多いはず。

待望の本である。

●いわば、白人の乙武洋匡さんが書いた、

アメリカ版『五体不満足』とも言える感動の書ですね。

生まれた時から両腕がなく、

そのハンディキャップを克服し、

全米屈指の自己啓発家にまでなった青年の、

生まれから現在の姿までを克明に記した内容です。

●特に前半部分の、

誰もが面倒を見てくれる赤ちゃん時代から、

共同生活に入る小学生時分の、

ハンディキャップを独力で克服し、

何ごとも自分一人でやろうと決意した時の

心理的変化を告白したくだりは、

涙がボロボロあふれて止まらなくなるほどの感動。

又、著者に以後一切手を貸さないように決断した母親の

教育方針や内なる苦しみなども非常に心を打つ。

子育て中の親御さんは一読の価値がある。

●冒頭に、著者の師匠である、

あのジグ・ジグラーが推薦の辞を寄せている。

全体を通しての河本さんの翻訳も、

以前の書でお馴染みのように、

大変読みやすい名文。

内容の面白さもあって、肩がこらずに一気に読める。

●著者が本文で頻用する「コンディション」という

概念は、実に興味深いものだった。

生まれつき、健常者と違った最悪の条件のもとで生まれつつも、

健常者以上の大活躍ができることを証明した著者にとっては、

多くの人間が自己実現できない理由を、

それは、自分のコンディションをどう見るかの違いなのだと、

鋭く喝破する。

あなたが言い訳にしていることは、

本当に言い訳になりうるのか?と、厳しく問い掛ける。

新しいことをはじめるときにすぐに言い訳が出てしまう方には

耳に痛い話かもしれないが、実に参考になる思考法なので、

詳しくは本文を参照なさってみて下さい

(ちなみに、本書の原題は、『あなたの言い訳は何ですか?』)。

●個人的な希望としては、

著者の車を運転する姿や、ネクタイを締める姿、

更に、父母や兄弟などの家族写真も掲載してほしかった。

掲載写真が少なすぎたのがちょっと残念。

併せて、アメリカの最新事情に精通する河本さんには、

日本ではまだあまり知られていない、

新しい成功哲学者の紹介をより一層望みたい。




【著者略歴】

ジョン・フォッピ
アメリカを中心に活躍するモチベーショナル・スピーカー。生まれながらに両腕がないという逆境を克服した体験を心温まる語り口で語り、人びとを勇気づけ、啓蒙している。政府機関やアメリカ海軍、NFLやMLBなどのプロスポーツ選手を前にしての伝説的な講演、またローマ法王から祝福をさずかったことで一躍著名になった。「10人の傑出した若きアメリカ人」の最年少選出者でもある。セールス・スキルで著名なジグ・ジグラーの愛弟子として修業し、世界各国の企業や団体で、意識の掌握スキル、人間的に成長する方法、人生における成果の上げ方などについて非常に影響力のある講
演を行っている。

河本 隆行
1969年東京生まれ。25歳で単身渡米し、UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)卒業。アンソニー・ロビンズやロバート・キヨサキ、フラン・ピーズなど世界的スピーカーの同時通訳者を務める。自身も「河本隆行インテリジェンスリサーチセンター」を主宰し、日本、アメリカ、シンガポールなどで活躍中。

河本隆行さん ホームページ http://www.ktirc.com/


posted by miura at 18:45| 山形 ☁| 自己啓発(に外れたものも一部あるよ 笑) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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