2007年04月12日

必読本 第325冊目 入門 親から引き継いだ小さな会社の社長業―どんな困難でものりこえられる力強い社長をつくる

必読本 第325冊目

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入門 親から引き継いだ小さな会社の社長業―

どんな困難でものりこえられる力強い社長をつくる

市川 善彦(著)

1,575円(税込み)

明日香出版社

単行本(ソフトカバー): 214ページ

1998年6月30日 初版

 

●24歳で単身独立し、22年間、無借金経営を続ける

小さな会社の社長が書いた経営書。

「アリガタ経営論」「半分の法則」「中真面目論」などの独自の経営方法を伝授。

●先月読んだばかり(必読本第298冊目参照)

市川さんの過去本。

創業者の苦労を知らない2代目社長に向けて、

中小企業経営の厳しさ、ヒント、テクニックを、熱く熱く語り尽くす。

涼しい顔で表カバーに写っておりますが、

緊張感のない会社社長ならば、姿勢が自然とピシッとまっすぐになるような、

大変厳しいことを書かれております。

●経営者としての心構え、人材採用、

資金繰り、税金対策、設備投資、

人事考課などの会社上の問題や、

ゴルフ、酒、女などのアフターファイブの問題まで、

いっぱしの中小企業経営者ならば必ずぶつかるはずの

様々な問題があまねく取り上げられております。

ややこしい専門用語などもほとんどなく、

一般の会社員が読んでも大変面白く読める本です。

著者の代名詞「半分の法則」ももちろん出てきます。

一つ一つのトピックが2〜3ページに

コンパクトにまとめられており、

一気に読めるのも利点です。

●初めて著者の本に触れた時も

感心したのですが、この方は相当歴史書の類を

読み込んでおりますね。

秀吉、信長、家康などの戦国武将を巧みに引用し、

現代の中小企業の経営のあり方を

わかりやすく解説してくれる。

又、文体もとても軽妙洒脱、語彙も豊富で、実によい文章を書く方。

相当の読書量があるようだ。

●2代目社長は、自分ではほとんど苦労しないで、

親が築いた財産も地位も名誉も引き継ぐので、

意外に経営の現場に疎く、

また、どうしても初代と比較されるので、

何かとツライ立場である。

生き馬の目を抜くような厳しいこのご時勢、

「2代目が会社を傾かせた」などと揶揄されたくなかったら、

是非とも手に取りたい1冊。

●残念なことにこの本も絶版である。

ほとんど世間から無視されていたかのような低価格でずっと

販売されていたが、著者の名声が高まるごとに

飛躍的に価格は上がっていくだろう。

古本屋さんで運よく見つけたら、

即買いすることを強くおススメする。

 

【著者略歴】

市川 善彦
日本ガードサービス株式会社代表取締役。福岡大学経済学部非常勤講師。福岡信用金庫総代。博多警備業防犯組合長。中小企業大学校講師。1952年1月、長崎県佐世保市生まれ。中学の時、父の事業倒産を経験。地元県立高校に進むも中退し、単身上京。スーパー店員、書籍セールスマン、自衛官、警備員を経て福岡にJターン。24歳で警備保障会社を設立、社長就任。裸一貫から、24歳で、オーナー社長になって以来30年間完全無借金経営。内容の濃さと巧妙な話術で人気抜群のカリスマ経営者。

市川善彦さん よびりん人生大学 http://plaza.rakuten.co.jp/yobirin/




posted by miura at 19:51| 山形 ☀| 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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