竹田 和平(著)
¥ 1,575 (税込)
生活文化出版
単行本: 170ページ
2007年4月19日 初版
●いじめ、少子化、経済格差に絶対に負けない。
日本一の大投資家からのメッセージ、
生きる力のつけ方とは?
平成の花咲爺さんが、日本が元気になるための
秘訣を教えてくれる。
●実を言うと、私自身、まったく初めての著者である。
ただ、最近神田昌典さんが大推薦していたり、
よく行くイエローハットの待合室に、
著者の『人生を拓く「百尊」の教え』(講談社)が
創業者の鍵山秀三郎さんの著者と並べられて推薦書として置かれていたので、
ずっと気になってはおりました。
●「日本一の大投資家」というプロフィールにも、
ただならぬものを感じ、
まさかどこぞの悪徳ファンドの社長のごとく、
血も涙もない金の亡者でも出てくるのかと
いぶかっておりましたが、全くの誤解でした。
本書は、読むのに遅きに失した、実に素晴らしい名著です!
●見開き2ページで1テーマを語る。
右ページに名言を、左に解説を配置する。
孫に語るおじいちゃんの言葉として
書いたという著者の冒頭の言葉通り、
解説文は、名古屋弁?新潟弁?の
くだけた口語体でとても読みやすい。
常に冗談を絶やさず、
難しい言葉を一切使わないで、人生で大切な法則を訥々と語る。
こころへんは、斎藤一人氏のイメージに近いものがある。
シンプルな作りの本なので、あっという間に読破できます。
●又、一人さんとの関連で言えば、
なんとこの方も、「ありがとう」という言葉を口ぐせにしていると
いうから、偶然にしては驚きである。
1日3000回、1ヶ月9000回、
1年で100万回言う事をいろんな所で提唱しているらしい。
3年間で300万回「ありがとう」を著者自身が
唱えたら、あまりにもいいことだけしか起こらないから、
これは世の中に広めなくてはならないと断固決意したからとのこと。
いまだに「ありがとう」の効果を疑っている人は、
そろそろ本気で目が醒めてきたのでは(笑)?
●巻末には、著者独特の理論である「旦那道」の説明、
それとやはり誰もが気になる、
大財産を築いた「投資の秘訣」も書いておられる。
力が抜けるぐらいに簡単なことしか書いていないので
ちょっと物足らないが、
デイトレードに日々血道を上げている方ならば、
一読の価値はあるでしょう
(ただし、そのデイトレードに関しては
少々批判めいたことを書いているのであらかじめご注意)。
●最新刊からご紹介しましたが、
私がいつもここで紹介している自己啓発書を
愛読されているような方ならば、
まず文句なく共感できる作家さんのはずです。
過去本も徐々に紹介していきますので、ご期待下さい。
【著者略歴】
竹田 和平
1933年、愛知県に生まれる。日本一の投資家として、100社以上の上場企業の大株主として名を連ねる。第2次世界大戦後、元菓子職人の父親と地元愛知で菓子製造業を開業。「タマゴボーロ」などの成功により、1952年、竹田製菓株式会社を設立し、いちはやくオートメーション化して大量生産に踏み切る。1957年、社長に就任。1970年、総合レジャー施設「わくわくセンター」開設。1985年、竹田本社会長に就任。1986年、テーマパーク「お菓子の城」開設。1987年、「純金歴史博物館」開設。事業や株式投資で巨万の富を築いた現在、「愛と感謝」をモットーに、独自の「旦那道」を貫きながら、平成の「花咲爺」として、その富を社会に還元している。
竹田 和平さん公式ホームページ http://www.takedawahei.net/