2007年05月16日

必読本 第359冊目 成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

必読本 第359冊目 

レイクロック.jpg

成功はゴミ箱の中に―

レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者

レイ A.クロック(著), ロバート・アンダーソン(著),

野崎 稚恵(翻訳)

¥ 1,500 (税込)

プレジデント社

単行本: 386ページ

2007年1月24日  初版

 

● 「レイ・クロックは頭がおかしいか、夢追い人か、その両方だ」と

周囲からささやかれていた男が、

後に世界最大のハンバーガーショップチェーンを率いることになる――。

本書は、現在世界100カ国以上に約3万店を展開するマクドナルド王国を

一代で築き上げた事業家の足跡を追った半生記。

●多忙な毎日を送っていると、

この手の400ページになんなんとする分厚い自伝などというものは、

購入しても読まずにほったらかしになりがちである。

しかし、ずっと放置しているのももったいない話なので、

本日、意を決して手をつけてみることにしました。

●分量的に一日で読み切るのは無理かなとも心配したのですが、

読み始めたら止まらない必読の傑作自伝!

翻訳者の訳出力の手腕なのか、

原書自体、流麗な文章なのかわからないが、

実に読みやすい文章!

途中で止めるのがもったいないくらいの面白さで、

結局半日かけて読破してしまいました。

●個人的に成功者の自伝モノは、あまり

読まない方だが、この本は経営者、起業を目指す若者

すべて必読の書であると断言してよかろう

(ちなみに、本書は、

アメリカの学生にはバイブル的に愛読されているとのことだ)。

●本書は自伝という形の中に、

セールス、人材採用、マーケティング、商品開発、

金融、自己啓発など各分野の成功のテクニックが

そこかしこに凝縮されている、実に内容充実の1冊。

孫さん、柳井さんが愛読書にしているというのはまさに納得です。

●しかし、このレイ・クロックという人物は、

実に愛すべき性格の好人物である。

52歳という隠居してもおかしくない老齢になってから、

マクドナルドを創業したハングリー精神も驚嘆だし、

実にユーモア精神にあふれ、短気で頑固者だが、

性格的に裏表のない、実に人好きのするような人間であることがわかる。

●又、本書を通読して特に興味深いのが、

氏の、天才的というか、超人的とも言える人物鑑定眼と人間関係術である。

「人を見る」ということに関しては、恐るべき観察力を持つ。

私個人としては、著者が成功した筆頭の要因だと思ったぐらいだ。

数々の反対分子との社内外での苦闘物語には、

人間関係で悩まれている方ならば、かなりのアドバイスを

得ることができるはず。

是非参考になさってみて下さい。

●後半、2度の離婚を経て、

1度はふられた一目惚れの恋人と劇的な3度目の結婚を果たす場面は、

非常にドラマティックで、すべての人の心を打ちます。

物質的な栄光をすべて掴みつつも、

唯一手にすることができなかったもの、最愛の恋人の愛を

手に入れるという奇跡は、

神様からの贈り物かと思わせるほどです。

恋愛映画を見ているかのようなとても心暖まるエピソードで、

なおかつ、クロック氏の、どんなことがあっても

最後まで諦めないネバーギブアップ精神を連想させ、非常に印象的な話です。

●巻末の柳井正さんと孫正義さんの

特別対談、ならびに、柳井さんの本書解説も

本文以上に、見逃せない重要メッセージ満載です。 

本書を読み終えると、

すぐにマクドナルドへ駆け足で行きたくなることは確実でしょう。

そして、毎日通っていたそのお店を見る目が必ず変わる。

今まで、何ていうこともなかった、ハンバーガーやポテトフライの平凡な味に、

クロック氏の努力と継続の結晶を垣間見ることができるはずです。

 

posted by miura at 20:08| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自伝・一日一話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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