2007年05月21日

必読本 第364冊目 ユダヤ5000年の知恵

必読本 第364冊目

ユダヤ5000年の.jpg

ユダヤ5000年の知恵

ラビ・マービン トケイヤー(著), Marvin Tokayer(原著),

加瀬 英明(翻訳)

¥ 1,365 (税込)

実業之日本社

単行本: 229ページ

2005年2月8日 初版

 

●「タルムード」とは日本語で「偉大な研究」ということである。

ユダヤ民族を5000年にわたって支えてきた生活規範である。

この本ではこの膨大な聖典についてできる限り忠実に解説を試みた。

「タルムード」の扉を開くものはあなた自身の心である。

●以前ご紹介した文庫本(必読本第190冊目参照)が

新装された本です。 

以前の本は、「心」「耳」「眼」「頭」「手」「足」

など体の一部分に関連した章ごとに区分けされておりましたが、

本書は、「人生の知恵」「家族・人間関係の知恵」「社会・教育の知恵」など、

テーマごとの区分けに改変されております。

●前も書きましたが、

ユダヤ民族の精神的支柱とも言える聖典「タルムード」。

そこには、人生をより良く生きるための叡智の数々が

あまねく凝縮されている。

ただ、5000年分の知識が詰まっている経典ゆえ、

その量は当然膨大で、ちょっとやそっとでは読破することは

困難であるらしい。

よって、ユダヤ人は一生をかけて「タルムード」を学ぶ。

「学ぶ民族」「教育重視の民族」と言われる所以である。

●一編一編の話が独立し、スイスイ読みこなせる小話風の構成になっている。

私のような、格言好き、警句好きの人間にはたまらない本。

特に、第7章「格言の知恵」には、

公の場で披露したくなるような名言やことわざなどがたくさん紹介されている。

心に残ったものは、手帳にメモするなどして

是非とも記録しておきたい。

●学歴があっても金儲けが下手くそな人、

学校時代は優秀だったけど、社会に出てからパッとしない人、

又、結構な役職だったのにもかかわらず、

女やお金や酒で人生をつまずいてしまう人がよくいます。

それはひとえに、人間世界を生き抜く上での処世術、

世渡り術を学んでいないことが原因として大きいでしょう。

昔の日本人は、『論語』や『老子』などの中国古典を、

己の行動指針とするために繰り返し読み込んだものだし、

現代のクリスチャンの人々も、(当然既にそらんじているはずの)聖書を

繰り返し繰り返し読み返し、己を律するためのよすがとしております。

現代日本人に、それらに相当する本がないのは嘆かわしいことと言ってよいでしょう。

●よって、学校教育的な「知識」だけではなく、

より良く生きるための「知恵」を必要とする人には

本書は格好の本だと言えます。

世界隋一の金持ち民族で、なおかつ、最も多くのノーベル賞受賞者を

輩出しているユダヤ民族の秘密を学べる良書です。

同時期に発売された黄色カバーの姉妹版と併せて読めば、

完璧でしょう。 

 

【著者略歴】

ラビ・マービン・トケイヤー
1936年9月4日、ニューヨーク生まれ。1958年、同市イェシバ大学卒。1962年、ラビ(ユダヤ教の牧師)の資格を取得。1967年、東京広尾に日本ユダヤ教団設立。初代ラビに就任し、1976年まで活躍。

加瀬 英明
1936年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部中退。1967年『ブリタニカ国際百科事典』初代編集長。現在は、外交評論家として国内外で、執筆、講演、映画製作など広く活躍。

ラベル:ユダヤ人 ユダヤ
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