2007年05月30日

必読本 第373冊目 人生力をつける本―「苦」を「楽」に変える頭を持とう

必読本 第373冊目

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人生力をつける本―「苦」を「楽」に変える頭を持とう

アルボムッレ スマナサーラ(著), Alubomulle Sumanasara(原著)

1,470円(税込み)

サンガ

単行本: 253ページ

2004年2月23日 初版

 

●貧乏に生まれるか、金持ちに生まれるか、

幸運な一生も、波乱の人生も、すべては自分の「業(カルマ)」によります。

「業」とは「原因」と「結果」のこころの法則。

今の自分をちょっと変えれば、未来はどんどん変わり出す。

人生を意のままに操る力、思い通りに生きる智恵である「人生力」を紹介する。

●ブッダの難解な教えを、現代人にもわかりやすく解説してくれる

ことで定評のある著者の数年前に発売された本。

毎日ビジネス本ばかり読んでいると、

たまにこういう人の生き方や仏教に関連した本に読みたくなることがある。

今回はこの本をご紹介致します。

●何かの口述録を文字に起こした本だろうか、

例によって文章は非常に読みやすい。

第1章「人間の心得」では、我々人間世界を支配している

仕組みを、「業」という観点から解説する。

ジェームズ・アレンでお馴染みの「原因と結果の法則」を

仏教的な視点から見た、その独特の「業論」には、やはり

同じ東洋人として、共感できる話が多い。

●続く第2章「人生の心得」では、その自然法則「業」の

生まれ変わりのプログラムを詳細に解説する。

一番紙数を割いているこの本の肝となる箇所だが、

大変難しく、読むのに難儀する。

最後の方に来ると、やや理解しやすい部分があるが、

ちょっと長たらしくて結構シンドイ感があった。

●第3章「自分の心得」では、ちょっと持ち直して、読みやすくなってくる。

第2章までの理論を踏まえ、

我々現代人はどのように生きればよろしいでしょうか的な内容となっている。

この中では、「性格の合わない人とのつき合い方」はとても

わかりやすく、この本の中で一番の収穫。

●最終章では、著者の他の本でお馴染み、

「ヴィパッサーナ瞑想法」の紹介がされている。

これは中学生でもできるような実にシンプルな瞑想法で、

座禅を組まずとも、立ちながらでも、何か動作をしながらでも

できる、実に柔軟な瞑想法。

やる気さえあれば誰でもできるようなので、興味のある方はご一読を。

●本書はかなり売れたのか、

古本屋さんでも比較的よく見かける。

既に絶版のようなので、見つけたら是非ともどうぞ。

著者の本は大変数が多く、

すべてを制覇するのは至難の業だが、

以前紹介した本(必読本第216冊目第249冊目参照)などは

宗教に全く興味がない方にとっても、

極めて有用な本ですので、一度も読んだことがない方は、

このあたりから手をつけてみるのが好ましいでしょう

 

【著者紹介】

アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演。

日本テーラワーダ仏教協会 ホームページ http://www.j-theravada.net/



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