2007年06月11日

必読本 第385冊目 使う!「論語」―“小さな自分”から今すぐ抜け出す

必読本 第385冊目

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使う!「論語」―“小さな自分”から今すぐ抜け出す

渡邉 美樹(著)

¥ 560 (税込)

三笠書房

文庫: 204ページ

2007年5月10日 初版

 

●著者曰く「私は常に身近に『論語』を置き、くり返し読んでいる。

一行読むたびに、今日自分のまわりで起きたことが頭をよぎる。

そして、自分の生き方や仕事を振り返る。

こんなに面白い『論語』の真価を知ってほしい」

●言わずと知れた中国古典の最高峰

『論語』を、ワタミ社長の渡邉美樹氏が

現代人にもわかりやすく噛み砕いて解説してくれる本。

本業に少なからず関連した本ばかり出されてきた著者としては、

ちょっと異色の本と言える。

氏は、車やベッドなど身の回りの至る所に

『論語』を置き、己を律する座右の書として、

事あるごとに読み返しているらしい。

●その『論語』の中でも、

特に著者の心に残り、また、現代人にも

役に立つと思われる名言を60個ほど抜粋し、

渡邉氏なりの解釈、意見を述べるという構成になっている。

名言とその訳文を章はじめに載せ、

それに対する氏の解説文を数ページにわたって続ける。

文庫本らしく、一話独立形式なので、

休憩時間や移動時間などの細切れ時間に

読むのに格好の本です。

●しかし、今更ながら驚嘆すべきは、

本業で超多忙を極めているのにもかかわらず、

執筆意欲の旺盛なことである。

ハードカバーも文庫本も、今年に入ってコンスタントに

出版され続けているが(すべて目を通したわけではないけれど)、

揃いも揃って、ある程度の水準を越えたイイ本を

上梓されている。

私利私欲を離れてここまで本を出し続けて

これるというのは、やはり並々ならぬ使命感がなければ

できる所業ではない。

●本書の書評とはちょっと離れるが、

今巷間騒がせているコムスンの事業の受け皿として、

介護ビジネスも展開されているワタミの名前が

本日挙がっているようである。

今回の一件に関して、介護にも造詣が深い

渡邉氏のコメントがテレビなどのマスコミ上で聞かれなかったのは、

こういう事情も関係していたのかと今になって納得できました。

私自身深く私淑している渡邉氏だけに、

(同じ青年社長として何かと比較されたはずの)

折口雅博氏の轍だけは

絶対に踏んでほしくないと、老婆心ながら祈るばかりだ。



 

 【著者紹介】

渡邉 美樹
ワタミ株式会社代表取締役社長・CEO。1959年生まれ。神奈川県出身。小学校5年生のとき、父親が経営する会社を清算したことから「将来、社長になる」と決意。82年、明治大学商学部卒業。財務や経理を習得するために会計システムの会社に勤めたのち、佐川急便にてセールスドライバーとして働き独立資金300万円を貯める。84年に創業、経営不振だった「つぼ八」の店を買い取り、フランチャイズ店オーナーとして起業し、飛躍的に売り上げを伸ばす。2000年3月に東証一部上場を果たす。2006年4月、組織を持ち株会社体制に改め、外食、介護、農業、環境、教育など事業会社を持ち展開中。2003年学校法人郁文館夢学園の理事長に就任、教育改革に取り組むほか、2004年医療法人盈進会の会長となり、学校・病院の経営にも力を注ぐ。2004年日本経団連理事就任。またNPO法人「スクール・エイド・ジャパン」の理事長でもある。

ワタミホームページ http://www.watami.co.jp/

渡邉美樹さん 個人ホームページ  http://www.watanabemiki.net/

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