2007年07月26日

必読本 第428冊目 地球に額をつけて―生きとし生けるもののために 坂村真民詩集

必読本 第428冊目

DSC08918.JPG

地球に額をつけて―生きとし生けるもののために

坂村真民詩集

坂村 真民(著)

2,039円(税込み)

ぱるす出版

単行本(ソフトカバー): 125ページ

平成6年8月23日 初版




●一輪の花にも、一匹のこおろぎにもつゆくさのつゆにも無限の愛をそそいでゆこう。

生きとし生けるものへの限りない慈悲の心を詩に託して50年。

戦後から今日の傲慢時代まで83篇を12章に編集した人生詩集。

●先年97歳で惜しまれつつも逝去された、

坂村真民さんのちょっと前に発売された詩集です。

古本屋さんに行き、氏の本を発見すると、どうしても

素通りすることはできないですね。

何度同じ詩を読んでいても、やはり購入してしまいます。

●あらためて坂村さんの詩を読むと思うのだが、

坂村さんは自分の力で詩を作っていたというよりも、

何か超越的な存在が坂村さんに宿り、

それが坂村さんの手を通して詩を作らせたという

感じが強くしますね。

本書の中で著者本人が表明しているように、

「念ずれば花ひらく」という氏を代表する言葉も、

幽明の意識の中で、突如として氏の脳裏に宿った、

直感、天啓めいた言葉だったのではないかと私などは想像します。

●坂村さんの詩も当然心洗われるのだが、

のはら海さんという方の野草の押花が、

とても味わい深い趣を添えております。

是非ご覧下さい。

●有名なように、著者は、

30数年間において、毎月1000冊以上の

自作詩集を無償で全国に配布し続けてきたという

「凡事徹底」の鏡のような人物であった。

継続することの大切さを学ぶ上で、

鍵山秀三郎さんと共に、

是非とも参考にしたい人物である。

●この本がとりわけ貴重だと言えるのは、

114ページに、実際に著者が地球に額をつけて

祈りを捧げている写真が掲載されていることにある。

足からも地面の波動を吸収しようと

裸足になっていることも見逃せない。

他の本で、著者が深夜に重信川の近くの

地面に額をこすりつけて、人類平和を祈願していることは

既に知っていたが、写真をじかに目にすると、

やはり鬼気迫るような迫力を感じてしまう。

ファンならば一見の価値はあります。


 

【著者紹介】

坂村 真民
明治42年熊本県生まれ。昭和6年神宮皇學館(現・皇學館大学)卒業。25歳の時、朝鮮で教職に就き、36歳で全州師範学校勤務中に終戦を迎える。帰国後、21年から愛媛県で高校教師を務め、65歳で退職。以後、詩作に専念。四国に移住後、一遍上人の信仰に随順して仏教精神を基調とした詩の創作に転じ、37年月刊個人詩誌『詩国』を創刊。平成11年愛媛県功労賞、15年熊本県近代文化功労者受賞。惜しまれつつも、2006年12月11日に老衰のため97歳にて永眠する。

ラベル:坂村真民 殿村進
posted by miura at 12:28| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・詩集・エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。