2007年08月02日

必読本 第435冊目 苦しみをなくすこと

必読本 第435冊目

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苦しみをなくすこと

アルボムッレ・スマナサーラ(著)

¥ 735 (税込)

サンガ

新書:203ページ

2007年5月20日 初版

 

●「明るい未来」や「永遠の天国」をやみくもに求めても、

真の幸福にはたどり着けません。

瞬間的な快楽はあっても、結局はくるしみに苛まれてしまいます。

お釈迦さまが説かれた幸福は違います。

実践を始めた瞬間から無限に得られる幸福です。

そのために大切なことは、「苦」をありのままに見つめること。

そして、「苦」の原因を知り尽くし、正しくなくすことが必要なのです。

初期仏教の長老が、確実に経験できる幸福の見つけ方をご紹介します。

●生きることは「苦」そのものであると喝破したブッダ。

ならば、「苦」の連続である人生をいかにして

我々は生きていけばよいのか。

人類史上最高の悟り人、ブッダの不変の教えが、

悩み多き現代人の苦しみや悩みをあまねく救ってくれる。

●本書は、最後の方まで結構まどろっこしい論理展開が

続き、今回はちょっと期待はずれか?と

内心怪しみ始めましたが、

最終盤で、ズバリと感動の大結論が提示されておりますので、

一安心です。

とりわけ、本文200ページにある「「有」から得る幸福は有限、

「無」から得る幸福は無限」という言葉は至言です。

読む楽しみがなくなりますので、他の内容は詳述しませんが、

最終章は必読の箇所です。

●過去にも、何冊か

著者の本は書評させていただきましたが、

単行本の中には、素人にはちょっと難解な、

専門家向けとも言える本があり、

読むのに四苦八苦した記憶があります。

その点、この新書シリーズは、

実にとっつきやすく、価格も手頃で、

初心者向けの本だと言えますね。

宗教に全く関係なく、一人の実践者、

啓発家としてのブッダの教えを学びたい方には

うってつけのシリーズです(必読本第216冊目第249冊目も参照)。

●やや余談めくが、

2500年前に、80歳まで生きたブッダは、

今の寿命から換算したら、

120歳から150歳ぐらいまで生きた計算になるのではなかろうか。

一見、80歳は大したことがないように感じますが、

よく考えてみたら信じがたいぐらいに長命だったことになりますね。
 

【著者略歴】

アルボムッレ・スマナサーラ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演。

日本テーラワーダ仏教協会 ホームページ http://www.j-theravada.net/

posted by miura at 12:34| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神世界・不思議系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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