2007年08月05日

必読本 第438冊目 図説あらすじで読む日本の神様

必読本 第438冊目

日本の神様1.jpg

図説あらすじで読む日本の神様

三橋 健(監修)

¥ 1,365 (税込)

青春出版社

単行本: 111ページ

2007年3月15日 初版

 

● 日本精神史において重要な部分を占める日本の神様には、

どんなルーツがあるのか。

伊勢・出雲・厳島・稲荷・八幡信仰の違いとは。

複雑怪奇な「八百万の神々」を、

絵図などを示しながら初心者にもわかるように解説する。

●先月末にご紹介した

必読本424冊目参照)神道、神社関係のムックと

同じ路線のムックです。

大手書店などに行けば、今年発売されたばかりの

本であることもあり、両本とも並んで置かれているはずです。

●八百万の神々が存在するというこの日本。

これほどまでに現代文明が発達した現代にあっても、

人間、いざという時には、神様にすがりたくなったり、

霊験があらたかだと言われている神社を参拝したり、

家を建てる時にはしっかりと地鎮祭は行いますし、

神様に捧げるという意味でのお祭りも、毎年

全国各地で執り行われたりしております。

目に見えないからそんなものは存在しないとうそぶく人も多い

不可思議な存在である神様ですが、

やはり誰もが心の奥底では、

その手の、人間世界を支配する超越的な存在があるのだ、

無視できない絶対的な存在が常に見張っているのだ、

いざとなったら、人知を超えた存在に守護をお願いするしかないのだ、

という考え、観念は多かれ少なかれ持っているものです。

●日本の神様関連の情報は、

満遍なく述べられておりますが、

この本の一番の読みどころは、

やはり第2章の「神話の神様」の箇所だろう。

天照大御神、、伊邪那岐命、伊弉冉尊、須佐之男命、大国主命など、

日本国創生に関わった、

有名な日本の神様はほぼ網羅されている。

これらの神様の名前の多くは誰でも知っているだろうが、

その来歴、役割、相互の関係図の理解が

おぼつかない方は結構多いだろう。

漢字が多すぎて、正直読むのに難儀するが、

整理して覚えたい方には必読の部分である。

特に、江原啓之さんの『神紀行』シリーズ(マガジンハウス)を読む時に、

傍らに置いておくと何かと便利な1冊でしょう。

●巻頭に色鮮やかな歴史的資料物の写真が数多く掲載されている

ことや、情報量がかなり多いこともあって、

1,000円きっかりの価格にはならなかったが、

神道、神社、神様好きの方ならば購入する価値は高い本です。

以前にも同様なことは書いたことがありますが、

ただ観光旅行気分でノンベンダラリと神社を参拝するのと、

この手の入門書で、その歴史的経緯、意義、ご利益などを

事前に十分研究、把握してから、神聖な気持ちで参拝するのでは雲泥の差です。

真剣に神様のことを勉強したい方ならば是非とも手にするべき本でしょう。

 

【著者略歴】

三橋 健
国学院大学神道文化学部教授。1939年生まれ。国学院大学大学院博士課程修了。神道学博士。
 

ラベル:神様 神社 神道
posted by miura at 12:54| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神世界・不思議系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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