2007年08月30日

必読本 第462冊目 レバレッジ・リーディング

必読本 第462冊目

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レバレッジ・リーディング

本田 直之(著)

¥ 1,523 (税込)

東洋経済新報社

単行本:171ページ

2006年12月14日 初版

 

●速読とは違う多読のメリットとは?

膨大な書籍から、良書を選び出すには?

読書のための環境と時間はいかにして作り出すか?

ビジネスで成功するための、

効率的かつ戦略的な「ビジネス書」読書法を伝授する。

●著者は、終始一貫して、読書するという行為を、

何十倍もの見返りを呼ぶ「投資行為」だとみなす。

1,500円の本ならば、100倍の15万円になると想定して、

ひたすら本を読みまくるのだという。

大量の本をひたすら渉猟し、

それから莫大なリターンを得る。

読書をこのような観点で考える人はあまり見たことがなく、

かなり新鮮な印象を受ける。

●このことに関連して言えば、毎日最低1冊本を読んでいたり、

非常識なぐらいに多読をしていると、あらゆることに嗅覚が鋭くなる

というか、どんなに愚鈍だった人間でも

感性が不思議と高まるのである。

結果として、何が儲かるか、何が流行っているのか、

何が真理なのかなどを見極める鑑定能力が当然磨かれてくるので、

著者の主張通り、読書は、何十倍もの見返りを呼ぶ

手堅い投資行為になりえるのである。

読書する意義をズバッと突いた第1章は、

読書できない理由を十年一日のごとく並べ立てる、

言い訳大好き人間の方々には是非とも読んでいただきたい。

思いを新たにするはずである。

●第2章から最後の章までは、

著者の本の選別の仕方、読書の実際、

そして抜書きしたポイントをどのようにして

自分のものとしていくかを、事細かに解説してくれる。

ともかく文章は非常にわかりやすく、

誰でもすぐに真似できるはずです。

●貧乏性の私としては、

風呂の中で本を読んだり、読んだ本はドンドンゴミとして

捨てたり、本文にアンダーラインをガンガン引いたりという著者の意見には、

全く異論がないわけではないが、

ひたすら本を汚し、読み倒すことによって、

本1冊から100倍の儲けを引き出そうという儲け主義に徹した著者ですから、

こういう割り切りもある意味必要でしょうね。

冒頭で記したように、本を愛蔵するということを

ほとんど重視せず、ひたすら儲けの種として使い倒すという

著者の考えはとても斬新でした。

●ちょっと残念だったのが、

本文で紹介されている推薦書が、

ありきたりというか、結構有名なものばかりだったこと。

土井英司さんがかつて上梓されたブックガイドのように、

一般には無名だが、知る人ぞ知る、隠れた名著的なものを

もっと挙げてほしかった。

●この本は、読書という、

大事だとわかっていてもなかなか実行することが

難しい習慣を何とかしたいと真剣に考えている

ビジネスマンならば、是非とも手にしてほしい

読書ガイダンスの傑作である。

読書術に関する本は世に多くあれど、

総合的な点で、
文句なくオススメできる、最近ではベストな1冊である。

かなり親近感を感じたので、著者の他の本も

入手次第ご紹介したいと思います。

 

【著者略歴】

本田 直之
シティバンクなどの外資系企業を経て、営業支援アウトソーシング業のバックスグループの経営に参画。経営戦略、IT戦略、IPO、IR担当の常務取締役として2001年にJASDAQへの上場に導く。現在、レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役として、東京、シリコンバレー、ハワイのベンチャー企業に資本・経営参加し、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。バックスグループ取締役顧問、日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレートアドバイザーズアカウンティング取締役を兼務。明治大学商学部産業経営学科卒。アメリカ国際経営大学院サンダーバード校経営学修士(MBA)。日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。

本田 直之 公式ホームページ http://www.leverageconsulting.jp/

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