2007年10月22日

必読本 第508冊目 五輪書―強く生きる極意

必読本 第508冊目

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五輪書―強く生きる極意

宮本 武蔵(著), 水野 聡(翻訳)

PHPエディターズグループ

998円(税込み)

単行本: 95ページ

2004年9月10日 初版

 

●この兵法をマスターすればたったひとりで、

20人、30人の敵にも負けることはない。

「無敗の男」宮本武蔵が残した必勝ルールブック「五輪書」を、

わかりやすく現代語新訳したもの。

●言わずと知れた、日本を代表する

伝説的剣豪、宮本武蔵の代表作

『五輪書』の現代語訳本です。

個人的に、ずっと五輪書は読まないといけないなぁーと

思いつつも、読む機会がありませんでした。

先日古本屋さんで偶然見つけましたので、

今日は、本書をご紹介致します。

●本書は、100ページにも満たない薄い本。

あえて原文を掲載せず、現代語訳だけを

載せるシンプル路線に徹している。

よく昔の古典を読んでいると、

やたらと注釈や解説などがゴチャゴチャと付記されていて、

読書の妨げになることが多くて閉口するが、

本書は、そういう余計なものが一切付いていない。

読みやすいことこの上ない作りである。

●ただ、「水の巻」、「火の巻」、「風の巻」には、

武蔵が考え出した、実に面白い剣術の秘法が

数多く挙げられているのだが(無念無想の打ち、紅葉の打ちなど)、

その箇所だけは、文章で読んでも全くイメージがつかめないので、

少々解説図などの補足があってもいいかなと思いました。

剣道などをやられている方などは、ちょっと物足らないでしょう。

五輪書は非常に関連書が多い、古典の中でも人気の1冊なので、

この点は、他の書籍をあたってみて下さい。

●今時、ケンカのための教則本として

本書を読むような時代錯誤な人はまさか

いないでしょうが、

ライバルがとても多い業界で働かれている経営者の方や、

対人関係において、人を見る目を養いたいとお考えの方などには、

色々とヒントになる話が多い本かと思います。

ランチェスター法則好きや『孫子』を常日頃愛読されている方などにも、

類似書という意味でオススメできますね。


【マストポイント】

@物を見る時は、心眼で見る「観の目」と

目で見る「見の目」の

2種類の目で見ることが是非とも欠かせない。

A60回以上もの真剣勝負にすべて勝利した宮本武蔵は、

理論と実践、つまり地道な研究と過酷な練習量との

両輪を兼ね備えていたから、これほどまでに

強かった。

どっちかだけだったら、おそらく無敵ではいられなかったはずだ。

B勝負に100%の確率で勝つためには、

あらゆることに神経を行き渡らせる。

「あらゆる」というのは文字通り勝負に関係がある

あらゆる物事である(太陽の向き、道具の選び方、

相手の呼吸のリズムなど)。

すべての準備をしておけば、百戦百勝は間違いない。


【著者略歴】

水野 聡
1959年、神戸市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科中退。(株)リクルート、エイボン・プロダクツ(株)、日本ゲートウェイ(株)他にて宣伝部コピーライター、広告制作プロデューサーとして勤務。2004年独立、能文社を設立。コピーライター、古典翻訳家。



この記事へのコメント
1日たった10分、自分一人で対人恐怖症を克服する。
Posted by 対人恐怖症を克服する at 2007年10月23日 08:37
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