2007年10月23日

必読本 第509冊目 自己を生かす―私はできる

必読本 第509冊目

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自己を生かす―私はできる

B. スイートランド(著), Ben Sweetland(原著), 桑名 一央(翻訳)

¥ 1,575 (税込)

創元社

単行本:276ページ

2003年6月20日 初版



●「あなたはできる!」

自分を変える信念の言葉。

自分で自分の限界を設けていないか。

今までの殻を脱ぎ捨て、成功と幸福へと導く自己の再発見。

●古本屋さんに行くと、何の事前情報がないのも関わらず、

背表紙を見ただけで、ビビビと直感が走る本というものが

ごくまれにある。

本書がそれである。

三笠書房の知的生き方文庫ではとてもよく

見る著者であるが、あまりにも頻繁に見ることが

逆にアダになって、今まで全く顧みることがなかった。

●あとがき解説を読んでみると、

翻訳者の桑名一央さんが、

以前ご紹介した『信念の魔術』(必読本第471冊目参照)に

比肩する衝撃を受けた本だと述べられている。

それならば、買わないわけにはいかないということで

早速購入したのだが、かなり時間をかけて

丁寧に読んでみることにしました。

●いわゆる自己暗示のテクニック、アファーメーションを

駆使して、不遇な人生を

成功、幸せ、健康に満ちた人生に変えようということが

主眼の本である。

戦後間もない1952年本国初出版の本であるが、

今現在あまたある成功法則本の萌芽とも言える

テクニックが数限りなく出てくる

(自分が欲しいものをすべて紙に書き出し、

常にそればかり眺めること、鏡を常に見て自分に

ポジティブなメッセージを送ること、などなど)。

●全体は2部構成になっている。

前半第1部は、本書の中核をなす部分で、

暗示のテクニック、潜在意識

(本書で言うところの、「創造する心の力」)に向かって

影響力を与える方法を、ステップバイステップで解説する。

おそろく、この第1部は、一読しただけでは、

おそらくポカーンとして、言わんとしていることの

半分もにわかには信じられないだろう。

翻訳者の桑名さんがあとがきで書かれているように、

最低3回は精読して、真意を読み解きたいところである。

●後半第2部は、

魅力ある人柄作り、125歳まで生きられる長寿法、

記憶力のつけ方、スピーチの仕方、

喫煙、飲酒などの悪癖根絶法、よい結婚生活のあり方などの

個別のテーマごとに、よりよく生きるための知恵を記す。

この第2部は、あたかも、同じ出版社から出ている

デール・カーネギーの2大傑作『人を動かす』と

『道は開ける』の記述をほうふつとさせる。

アドバイスがかなり酷似しているのだ。

根幹となる前半第1部との関連性はやや薄いが、

上記の問題に悩まれている方々には得るところの大きい

箇所です。

●結論として言えば、関連性が非常に高いという意味において、

『信念の魔術』と是非とも併読したい本である。

著者を代表するもう1冊の本『信念をつらぬく』は、

私自身未読なのだが、アマゾンでのレビューでも評判が上々なので、

近日中に求める予定です。

この3冊を順繰りで読み回せば、

口ぐせの技術、鏡の技術、

潜在意識の問題について、相当程度に習熟できそうである。

なおかつ、他の自己啓発本を読む必要性を感じないぐらいに、

ある程度、自己を築くことができるのではないでしょうか。

 

【マストポイント】

@誰が何と言おうとも、

「あなたはあなたが考えるとおりのものである」という

普遍の法則が人間世界には存在する。

Aよって、この法則から当然導き出されてくるテクニックとして、

常に自分に向かって肯定的な、元気が沸いてくるような

暗示の言葉を投げかければ、その言葉どおりの

人間に自分を変革することができるということが言える。

「私はできる」、「私は偉大なセールスマンである」、「私は成功する」、

「私は力にみたされています」、「私は幸福だ」など、

1日の内、何度も何度も繰り返し口に出して唱える。

Bいい結婚相手がいないと悩まれている男女への

黄金のアドバイス↓

「あれこれ相手を探し回るのをやめ、

誰もが、こんな人を自分の

旦那様(奥様)にしたいと思わせるような理想的人間に

自分を鍛え上げること」。

そうすれば、問題は、結婚できないという悩みから、

誰が最もベストの結婚相手か、自分の方で

選択するという贅沢な悩みに変わる。




【著者略歴】

B・スイートランド
現在サンフランシスコに住んでいて、アメリカ、特に西部海岸では、心理コンサルタントとして広く知られている。創造的心理学の講座を大学で担当しているほか、ラジオ、テレビの講演者として、あるいは新聞、雑誌の人生相談の回答者としても活躍している。

桑名 一央
昭和13年東大法学部卒。日本評論社、ダイヤモンド社で編集に従事。その後ビジネス社を創立し、ビジネス書を出版したが、その後もっぱら翻訳、その他の文筆活動に専念。1981年没。

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