2007年10月27日

必読本 第513冊目 儲かるお店は「見た目」で決まる ランチェスター法則式SIがわかる本

必読本 第513冊目

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儲かるお店は「見た目」で決まる

 ランチェスター法則式SIがわかる本

竹田 陽一(著), 小山 雅明(著)

¥ 1,575 (税込)

実業之日本社

単行本: 240ページ

2006年7月15日 初版

 

●客層やエリアを絞り込み、

経営者・従業員・お客のお店に対するイメージを一致させ、

魅力を最大化して地域1番店をめざす「ランチェスター法則式」と、

その最大の武器である看板の持つ営業力について述べる。

●なぜだかわからないが、

昔から店舗の外装や看板というものに

私は非常に興味がある。

大手チェーン店の看板やロゴマークは

やはり他の会社と見紛いようのない、

圧倒的なデザイン力と訴求力を持っている

(セブンイレブン、ブックオフ、TSUTAYA、

吉野家、イオン、クロネコヤマトなど。

特に本書ではブックオフの看板の秀逸さに

関してとても多くコメントされている)。

その看板を一瞥すれば、誰もが、あああの会社だなと

一発で識別できる。

余計なことをあれこれと考えず、

スッとそのお店の駐車場に車を入れることができる。

●又、最近痛感したことだが、初めて行った土地で、

カーナビのない車を運転していたりする時に、

目的地を指示してくれる看板の存在が非常にありがたいことがある。

(私は行かないが)パチンコ屋などはこの辺の心遣いはやはり万全で、

矢印マークや電話番号、一目で読み取れる簡単な文章

(「次の信号左折して50メートル」)など

ハイレベルな看板の作成を行っている

(店舗の内外装の派手派手しさについては今更言うまでもないだろう)。

しかし、ここら辺の気づかいを全くしていない

一部のお店は、非常にわかりづらい、

お客さんにとって不親切な看板を設置していたり、

民家なのか店舗なのか判然としないぐらいに

安上がりな外装で営業をしていたりするものがある。

●本書は、その手の看板作りのプロである小山氏と、

泣く子も黙るあのランチェスター経営の竹田先生の共著である。

弱者必勝のランチェスター経営の基本を前半部でおさらいし、

後半部では、看板作りのポイントを詳細に解説していく。

●駐車場の入り口の看板に矢印マークをつけない時と

つけた時、更にその矢印マークが真っ直ぐでなく、

やや丸みを帯びた感じになっている時で、

お客さんが駐車場に車を進入させるかどうかに

かなりの数字の差があるという実験が面白かった

(ちなみに、矢印マークをつけ、それがちょっと丸みを

帯びた感じになっている看板が最も入車率が高い)。

ちょっとした看板の工夫次第で、

来店するお客さんの数が一変してしまうというのは驚きである。

●本書は、共著という形を取っているが、

本文のほとんどの執筆は、小山さんが行ったようである。

おそらく、竹田さんが最終的に、

全文をチェックをしたような形で完成された本である。

最近の竹田先生の本は、先生の薫陶を受けた

お弟子さんとの共著という形を取ることが多いようだが、

竹田さんはまえがきだけを書き、

「名前貸し」しているだけという本が多いようだ。

●惜しむらくは、

看板作りの本のわりに、

そのことに関して細かく説明されているのは、

全7章中、最後の2章のみであること。

あまりにも欲張りすぎたのか、

小山さんのマーケティング理論の説明がやや多すぎて、

ちょっとじれったさを感じた。

「看板作り」、「外装作り」の一点に絞って

話を展開すれば、もっとシンプルで読みやすいと思った。

ここらあたりは、次回作以降に期待といったところだろう。



【マストポイント】


@お店の看板、外装は、人間の外見と全く同じ。

初対面で小ギレイな格好をしていれば、人は好感を持つが、

そうでないならば、二度と会いたくないと思うものだ。

お客さんにたくさん来店してもらいたければ、

お客さんが一番初めに目にすることになる

「看板」に徹底的に力を入れること。

ASI(ショップ・アイデンティティ)が確立していないと

お店は繁盛しない。

SIとはつまり、経営者と従業員とお客さんが三位一体で

お店に抱くイメージが同じであるということである。

Bお店作りは、しっかりとした裏づけのある

科学的な理論に基づいて行うこと。

単なる経営者の好みや、勘、過去の成功体験などから導き出された

曖昧な方法では、生き馬の目を抜く過酷な商売の世界で、

勝ち残っていくことはできない。

 

【著者略歴】

竹田 陽一
福岡県久留米市出身。福岡大学経済学部卒業後、経済メーカーに入社。企業調査会社に転職後、45歳で起業してランチェスター経営株式会社を創業。CD150巻、DVD130巻制作。著書多数。

竹田 陽一さん 公式ホームページ http://www.lanchest.com/

小山 雅明
アイワ広告株式会社代表取締役社長・チーフコンサルタント。1956年神奈川県生まれ。コピーライター、SPプランナー、広告代理店営業などの職を経て、1984年に27歳で広告代理店を起業。1993年より広告媒体の中でも、特に広告効果における費用対効果の高い看板業に事業を集中特化し、企画・デザインから制作・施工までの自社一貫体制を作り上げる。看護視認性の改善、SI(ショップ・アイデンティティ)による集客コンサルティングの第一人者として、全国で講演・セミナーを開催している。

小山 雅明さん 公式ホームページ http://www.aiwa-ad.co.jp/

posted by miura at 18:16| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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