2007年11月20日

必読本 第534冊目 金子みすゞの情景―心に伝わる童謡詩人 三坂仁きりえ集

必読本 第534冊目

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金子みすゞの情景―心に伝わる童謡詩人 三坂仁きりえ集

三坂 仁(著)

¥ 1,890 (税込)

展望社

大型本:100ページ

2007年10月31日 初版



●私は不思議でたまらない、

黒い雲からふる雨が、銀にひかつてゐることが。

私は不思議でたまらない、青い桑の葉食べてゐる、

蠶が白くなることが?。

金子みすずの詩の世界を、郷愁を誘うきりえで描く。

●あてもなく、大型書店をブラブラ歩いていると、

たまに、思いがけない「ヒット作」に出合うことがある。

本書はまさにそれにあたるでしょう。

知る人ぞ知る、伝説の童謡詩人金子みすゞの詩集と、

その世界観を表現したきりえの合作本です。

●右ページにはみすゞの詩を、

左ページには、その詩の内容を描いたきりえを載せる。

詩の下部には、その詩の解説文がさりげなく

付いていることも、細かいことだがうれしい。

●左ページは、

日本人ならば誰もが郷愁を覚える、

あの独特のきりえである。

金子みすゞの世界観を表現するには、

やはり、単なるイラストよりも、きりえで

表現するのがふさわしい。

色使いも美しく、子供や小鳥などの表情のタッチも

実にかわいらしく、まさに心が洗われるようです。

●これからの時期、

小さいお子さんやご年配の方々への

クリスマスプレゼントとして、非常に

最適な本です。

のみならず、バタバタと毎日忙しく立ち働いている

社会人の方々の、「心の清涼剤」としても最高にオススメできます。

昔、両親やおじいさんおばあさんに

読んでもらった、あの懐かしい昔話の世界、童謡の世界に

一気に戻ることが出来ますよ

(併せて、必読本第488冊目も参照下さい)。


【マストポイント】

@きりえなどは、ほとんど若い人にはなじみが薄いだろうが、

やはり日本人ならば誰もが郷愁を覚える。

昔懐かしいもの、伝統のあるものには、

いつの時代も、人を引き付ける吸引力がある(駄菓子屋、

コンビニのおでん、『ALWAYS 三丁目の夕日』など)

A普段何げなく見ていても、深く考えたりすることのない

細かな事物に、

ものすごい発見、解決へのヒントを見つけることができる

(タンポポ、小石、スズメ、小川、太陽、星など)。

Bどんなに有名になっても、大金持ちになっても、

弱きもの、小さきものが持つ繊細な目線というものは、

忘れたくないものだ。



【著者略歴】

三坂 仁
昭和3年生まれ。パストラルホール館長等を経て、画業に専念。周東町文化協会会長。(財)周東町勤労者福祉財団理事長。2000年に勲五等瑞宝章を受章。全国きりえコンクール佳作等を受賞。


posted by miura at 18:29| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・詩集・エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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